国内6社の公式ページで週の境目の時刻を確認すると、取引が終わるのは土曜の4:10から5:25、次に開くのは月曜の7:10から9:20でした(標準時間の値、2026年9月17日確認)。閉じている時間は50時間から52時間で、6社の差は最大2時間しかありません。週末に止まる長さで口座を選び分ける余地は、ほとんどないということです。
差が実際に効くのは別のところにあります。ひとつは月曜の朝で、いちばん早い会社といちばん遅い会社で2時間10分開いています。もうひとつは「開く時刻」と「最初に結果が出る時刻」が2時間から3時間ずれていることです。月曜の7:10に口座が開いても、その回号の答えが出るのは10:10です。朝のうちに1回だけ取引して出社したい、という使い方を考えているなら、開く時刻ではなくこちらを見ることになります。
さらに、公表されている「取引時間」の終わりまで買えるわけではありません。どの会社も判定の1分から2分前に注文を締め切るので、週の最後に買える時刻は取引時間の終わりより手前にあります。このページでは、週の終わり、週末の空白、月曜の朝の3つに分けて6社の公表値を並べます。土日に取引できない理由そのものは土日はできるかの解説、平日の1日の流れは平日の取引日の解説で扱っています。
週が終わるのは土曜の早朝。買えなくなるのはその2分前
まず週の終わりからです。金曜の夜に始まった最後の回号は、日付が変わって土曜の早朝に判定を迎えます。「金曜の何時まで」と考えていると1回分見落とすので、土曜の朝までを1本の続きとして見たほうが正確です。
| 会社(サービス) | 週の最後の回号 | 買える最後の時刻 | 終わる時刻 |
|---|---|---|---|
| みんなのオプション | 第10回(売買開始(翌)1:10) | 土曜 4:08(売買終了) | 土曜 4:10(判定時間) |
| 外為どっとコム(外貨ネクストバイナリー) | 第10回号(02:20〜04:18) | 土曜 4:18(取引可能時間の終わり) | 土曜 4:20(判定時刻) |
| GMOクリック証券(外為オプション) | 第10回号(翌2:00〜翌5:00) | 土曜 4:58(「購入受付時間」の終わり) | 土曜 5:00(満期) |
| IG証券 | ラダーオプション(2時間)の翌日午前3時取引開始の銘柄 | 土曜 4:58(注文受付終了) | 土曜 5:00(取引終了) |
| 楽天証券(らくオプ) | 第10回(翌3:20〜翌5:18) | 土曜 5:18(取引可能時間の終わり) | 土曜 5:20(判定時刻) |
| GMO外貨(オプトレ!) | - | - | 土曜 5:25(取引時間の終わり) |
買える最後の時刻は土曜4:08から5:18まで、1時間10分の幅に散らばっています。開きの原因は判定の締切ではなく、そもそもの終わりの時刻が違うことです。締切の作り方はどこもほぼ同じで、みんなのオプションは売買終了を判定時間の2分前、外為どっとコムは判定期間を2分、GMOクリック証券は「各回号の満期時刻2分前以降は、新規・決済ともに注文受付を停止いたします。」、IG証券は注文受付終了を取引終了の2分前としています。GMO外貨だけは判定期間が60秒で、参照した取引概要に回号ごとの時間割がなかったため、最後に買える時刻を確認できませんでした。
GMOクリック証券は、取引ルールとは別に「サービス時間一覧」というページを持っていて、そこに「購入受付時間」を月曜〜金曜の8:00〜翌午前4:58、「取引時間」を月曜〜金曜の8:00〜翌午前5:00と分けて書いています。買える時間と取引時間を別の項目として公表している点は、週末に駆け込みで注文するつもりなら確認しておく価値があります。締切の考え方そのものは購入締切の解説にまとめています。
週末に閉じているのは50〜52時間。6社の差は2時間
次に、土曜の早朝に終わってから月曜の朝に開くまでの長さを数えます。各社が公表している時刻から当サイトが計算したもので、公表されている数値ではありません。
いちばん短いのがGMO外貨の50時間、いちばん長いのが外為どっとコムと楽天証券の52時間です。6社が同じような長さになるのは、どの会社も外国為替市場が動いていない土日を避けているからで、会社の方針の差ではありません。「週末に早く再開する会社」を探しても、得られる差は最大で2時間です。
そのうえで、50時間と52時間の中身は違います。GMO外貨が短いのは、終わりが遅い(土曜5:25)からではなく、始まりが早い(月曜7:25)からです。逆に楽天証券は終わりがいちばん遅い(土曜5:20)会社ですが、月曜に開くのがいちばん遅いため、合計では最長になります。合計の長さは口座選びの材料になりません。見るべきなのは、その50時間がどこに置かれているかです。
月曜に口座が開いても、結果が出るのは10時すぎ
そこで月曜の朝だけを取り出します。横軸を7:00から11:30にして、開く時刻と、その日に最初の結果が出る時刻を並べました。
開く時刻は7:10から9:20までばらけています。ところが最初に結果が出る時刻は10:10から11:20の間に収まり、幅が1時間10分まで縮みます。早く開く会社ほど1回号が長い、という関係があるためです。みんなのオプションとGMOクリック証券は1回号が約3時間、外為どっとコムと楽天証券は2時間で、早く開く前者のほうが判定まで長く待ちます。
| 会社(サービス) | 月曜に開く時刻 | 最初に結果が出る時刻 | 開いてから結果まで |
|---|---|---|---|
| みんなのオプション | 7:10(第1回の売買開始) | 10:10(第1回の判定時間) | 3時間0分 |
| GMO外貨(オプトレ!) | 7:25(取引時間の開始) | - | - |
| GMOクリック証券(外為オプション) | 8:00(第1回号の開始) | 11:00(第1回号の満期) | 3時間0分 |
| IG証券 | 8:00(当日銘柄の取引開始) | 11:00(2時間銘柄の取引終了) | 3時間0分 |
| 外為どっとコム(外貨ネクストバイナリー) | 8:20(第1回号の開始) | 10:20(第1回号の判定時刻) | 2時間0分 |
| 楽天証券(らくオプ) | 9:20(第1回の開始) | 11:20(第1回の判定時刻) | 2時間0分 |
この表の使い方はひとつです。月曜の朝に結果まで見届けたいなら、開く時刻ではなく右側の列で会社を選びます。9時までに家を出るなら、標準時間ではどの会社を選んでも結果は見られません。逆に10時台に手が空くなら、みんなのオプションか外為どっとコムに候補が絞られます。1営業日を通した判定の回数と時間割は取引回数の6社比較にまとめています。
夏時間の期間は、楽天証券とIG証券だけ1時間早い
ここまでの時刻は標準時間(冬時間)の値です。米国の夏時間の期間は、会社によって時刻が1時間繰り上がります。楽天証券は「米国サマータイム期間は1時間繰り上がります。」と書いたうえで、取引時間のページに標準時間と夏時間の回号表を別々に載せています。IG証券は取引期間の表に「※カッコ内は夏時間の場合」と付けて、両方の時刻を1つの表に併記しています。
夏時間の期間だと、楽天証券は月曜8:20に開いて10:20に最初の判定、週の終わりは土曜4:20になります。IG証券は2時間銘柄が月曜8:00開始で10:00に最初の取引終了、週の終わりは土曜4:00です。つまり夏時間の期間は、月曜の朝にいちばん早く結果が出るのがIG証券になります。
一方、GMOクリック証券、みんなのオプション、外為どっとコムは、参照したページの範囲では取引時間そのものが夏時間で動きません。外為どっとコムは取引時間のページに「取引時間は米国のサマータイム制度に伴い、時期によってその時間帯が異なります。」と書いていますが、掲載されている表を見ると取引時間の行は冬時間・夏時間とも「午前8:20~翌日午前4:20」で同じで、違うのは振替可能時間などの行でした。米国の夏時間は、NISTの説明では3月第2日曜の午前2時に始まり11月第1日曜の午前2時に終わります。この記事を確認した2026年9月17日は、その期間の中にあたります。時間帯そのものの考え方は時間帯の記事で扱っています。
週末に口座へ触れない時間は、会社によって公表の仕方が違う
最後に、土日そのものです。取引できないのは6社とも同じですが、週明けの準備として入金や画面の確認をしようとすると、会社によってはログインできない時間帯があります。公表されているものを並べます。
| 会社(サービス) | 週末に公表されている停止時間 | 公表されている内容 |
|---|---|---|
| みんなのオプション | 土曜日 12:00〜18:00(週次メンテナンス) | 「週次メンテナンス中はログインができません。」「メンテナンス作業の状況によりメンテナンス時間を延長する場合がございます。」 |
| 外為どっとコム(外貨ネクストバイナリー) | 土曜日 午前7:00〜午後1:00(システムメンテナンス) | 「土曜日午前7:00~午後1:00は取引画面へのログインができません。」入出金・振替の受付不可時間は冬時間が土曜 午前6:44〜午後1:00、夏時間が土曜 午前5:44〜午後1:00 |
| GMOクリック証券(外為オプション) | 毎週土曜日 8:00〜9:00(定期メンテナンス) | 「すべての会員ページにログインができません。」「すべてのツールがご利用いただけません。」 |
| 楽天証券(らくオプ) | - | 「定期メンテナンスの予定」にらくオプを名指しした時間帯の記載を、参照したページで確認できませんでした |
| GMO外貨(オプトレ!) | - | 参照した取引概要でメンテナンス時間の記載を確認できませんでした |
| IG証券 | - | メンテナンス情報のページは個別の告知(クイック入金システムの予定など)で、毎週の曜日・時刻の記載を確認できませんでした |
週末の準備が土曜の昼にずれ込むなら、みんなのオプションと外為どっとコムは時間帯を避ける必要があります。とくに外為どっとコムは、取引時間のページに冬時間と夏時間で別々の表を載せ、入出金や振替の受付不可時間まで分けて書いています。
週末をはさんで取引するときに確認する順番
ここまでの公表値をふまえると、確認する順番は3つです。まず、自分が週明けに画面を見られる時刻を書き出します。次に表2の右側の列と照らして、その時刻までに結果が出る会社があるかを見ます。開く時刻ではなく結果が出る時刻で見るのは、口座が開いていても回号が終わっていなければ答えが出ないからです。最後に、金曜の夜に取引する習慣があるなら表1の「買える最後の時刻」を見ます。
注意したいのは、ここで比べた時刻がどれも固定ではないことです。GMOクリック証券は経済指標の公表時刻やクリスマス・年末年始の流動性を理由に回号を調整する場合があるとし、みんなのオプションは取引時間が変更・休止となる場合は原則として事前にホームページへ掲載するとしています。週末をまたぐ予定を立てるときほど、各社のお知らせを直前に確認してください。年末年始の扱いは年末年始の取引の解説にまとめています。
そして、週末に閉じている50時間は「待たされる時間」ではありません。金融庁はこの商品について、損失額がオプション料に限定されることで誤解が生じやすく、「短時間で損益結果が判明するために、安易に何度も取引を行ってしまうおそれ」があり、その結果「短期間に繰り返し取引した結果、多額の損失を被るおそれ」があると注意を促しています。1回あたりの損失に上限があることと、週をまたいだ資金が減らないことは別の話です。取引の前に確認することは投資リスクについてにまとめました。
掲載した6社はいずれも金融庁の登録を受けた国内の業者で、この記事の掲載順は評価ではありません。取引時間以外の条件もあわせて見るなら国内6社の比較、条件を変えて絞り込むなら比較・口座選びから辿ってください。時刻は変更されることがあるため、申込みの前に各社の公式ページで確かめてください。
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- GMOクリック証券「外為オプション 取引ルール」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- GMOクリック証券「サービス時間一覧」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- GMOクリック証券「メンテナンス情報」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- 楽天証券「らくオプ 取引時間」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- 楽天証券「らくオプ サービス概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- みんなのオプション「サービス概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- GMO外貨「オプトレ!取引概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- 外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー 取引時間」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- 外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー 取引概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- IG証券「バイナリーオプション取引概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年9月17日
- NIST「Daylight Saving Time (DST)」 公的機関 / 確認日 2026年9月17日
- 金融庁「バイナリーオプション取引にあたってご注意ください!」 金融庁 / 確認日 2026年9月17日