取引回数比較

バイナリーオプションの取引回数を6社比較|時間帯別の判定回数

国内6社の判定時刻を公式ページで確認しました。1営業日の判定は10回から12回で、上限は協会の自主規制の12回です。7時台に判定があるのはIG証券だけで、18時から24時は5社とも3回ずつでした。

バイナリーオプションの取引回数を6社比較|時間帯別の判定回数

国内6社の公式ページで1営業日あたりの判定時刻の数を確認すると、IG証券のラダー(2時間)が12回、GMO外貨の「オプトレ!」が11回、残る4社はいずれも10回でした(2026年9月16日確認)。いちばん多い会社といちばん少ない会社の差は2回しかありません。回数の多さを理由に口座を選ぶ意味は、ほとんどないということです。

差が開かないのは、上限が決まっているからです。金融先物取引業協会は取扱ルールの概要で「1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回となります。」と定めています。各社はこの枠の中で時間割を組むため、どの会社を選んでも1日10回から12回のどこかに収まります。

では取引回数で見るべきものは何かというと、合計の回数ではなく、判定時刻が何時に置かれているかです。合計が同じ10回でも、判定の時刻は会社ごとに10分から20分ずつずれていて、始まる時刻そのものも違います。自分が画面を見られる時間帯に判定が入っていなければ、1日10回あっても実際に触れるのは数回です。このページでは6社の時間割を1本の時刻軸に並べ、時間帯ごとに数え直します。回号という区切りの意味は回号とは、1日に何回まで取引できるかという全体像は1日の取引回数で扱っています。

1営業日の判定時刻は10回から12回に収まる

まず、各社が公表している回数と時間割を横に並べます。値は公式ページの表記をそのまま転記し、参照したページで確認できなかった項目は「-」にしています。

会社(サービス)1営業日の判定時刻取引時間1回号の長さ注文の締切回号の重なり
GMOクリック証券(外為オプション)「第1回〜第10回」「月〜金曜日の午前8:00〜翌午前5:00」「3時間」「2時間おきに次回号がスタート」「各回号の満期時刻2分前以降は、新規・決済ともに注文受付を停止いたします。」重なる(第1回号8:00〜11:00と第2回号10:00〜13:00)
楽天証券(らくオプ)第1回〜第10回「月曜日~金曜日 午前9時20分~翌午前5時20分 (日本時間)」「※米国サマータイム期間は1時間繰り上がります。」「1回号の時間は2時間です。」判定時刻の2分前(第1回は9:20〜11:18)重ならない(第1回9:20〜11:18、第2回11:20〜13:18)
みんなのオプション(トレイダーズ証券)「1日10回号行います」「日本時間月曜日AM7:10~土曜日AM4:10」第1回は売買開始7:10・売買終了10:08・判定10:10(約3時間)売買終了は判定時間の2分前重なる(第1回7:10〜と第10回翌1:10〜から2時間おき)
GMO外貨(オプトレ!)「通貨ペアごとに合計11回の権利行使価格の設定と判定時間があります。」「毎営業日 午前7時25分~翌午前5時25分(日本時間)」「取引期間:2時間 取引可能期間:1時間59分 判定期間:60秒」判定期間は60秒-
外為どっとコム(外貨ネクストバイナリー)「通貨ペアごとに合計10回の権利行使価格の設定と判定時刻があります。」「月曜日~金曜日の午前8時20分~翌午前4時20分」「取引期間(1回号):2時間 取引可能時間:1時間58分 判定期間:2分」判定時刻の2分前(第1回は08:20~10:18)重ならない(第1回08:20~10:18、第2回10:20~12:18)
IG証券(バイナリーオプション)ラダーオプション(2時間)が12本、ラダーオプション(当日)が5本2時間銘柄の取引終了は3:00から翌日1:00まで2時間(当日銘柄は取引開始から翌日の取引終了まで)「注文受付終了」は取引終了の2分前当日銘柄と2時間銘柄が並行して動く
表1:回数はほぼ横並びで、違いが出るのは時間割と回号の長さです出典は各社の取引ルール・取引概要ページ(記事末尾の一覧)。いずれも2026年9月16日に確認しました。「-」は参照したページでその項目の記載を確認できなかったという意味で、条件が存在しないという意味ではありません。カッコ内の時刻はすべて日本時間の標準時間です

同じ「10回」でも中身は違います。GMOクリック証券とみんなのオプションは1回号が約3時間あり、2時間おきに次の回号が始まるため、同じ時刻に2つの回号が並行して動いています。楽天証券と外為どっとコムは1回号が2時間で、前の回号が終わってから次が始まる形です。IG証券だけは商品が2本立てで、2時間の銘柄と、翌日まで持ち越せる「当日」の銘柄が同時に並んでいます。

国内バイナリーオプション6社が公表している1営業日あたりの判定時刻の数を横棒で並べた図。IG証券のラダー(2時間)は12回、GMO外貨のオプトレ!は11回、みんなのオプション、GMOクリック証券、外為どっとコム、楽天証券はいずれも10回。金融先物取引業協会の自主規制による上限12回を破線で示している
図1:上限12回に対して、6社は10回から12回の間に固まっています回数は各社の取引ルール・取引概要ページ、破線の上限は金融先物取引業協会「取扱ルールの概要」の「1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回となります。」から取りました(いずれも2026年9月16日確認)。判定時刻の数が多い順、同数のときは取引開始の早い順に並べています

回数の上限は協会の自主規制で決まっている

なぜ10回から12回に収まるのかは、業界の自主規制を読むと分かります。金融先物取引業協会は判定時刻の最大数のほかに、「お客様との取引開始から判定時刻までの期間(時間)は、当面の間、2時間以上」「原則として、判定時刻の間隔は2時間以上」と定めています。

1回号が2時間以上で、判定と判定の間隔も2時間以上必要なら、1営業日に詰め込める回号の数は自動的に決まります。外国為替市場が開いている22時間前後を2時間で割れば11回前後になり、上限の12回とほぼ一致します。各社の回数が横並びになるのは、企業努力の差ではなく制度の形がそうさせているということです。

この点は口座選びの前提として重要です。「取引チャンスが多い会社」という言い方を見かけても、国内で登録を受けている会社である限り、1日の判定回数で大きな差は付きません。差が出るのは判定の時刻と、後で触れる枚数や金額の上限のほうです。

判定時刻を時刻の軸に並べると、朝だけ差が出る

次に、各社が公表している判定時刻をそのまま1本の時刻軸へ落とします。5社は回号ごとの時間割を公表していますが、GMO外貨は参照した取引概要のページに回号ごとの時間割が無く、取引時間と回数だけが公表されていました。

国内バイナリーオプション6社の判定時刻を午前7時から翌日午前5時30分までの日本時間の横軸に並べたタイムライン。IG証券は7:00から奇数時00分に12回、みんなのオプションは10:10から偶数時10分に10回、外為どっとコムは10:20から偶数時20分に10回、GMOクリック証券は11:00から奇数時00分に10回、楽天証券は11:20から奇数時20分に10回。7:00から10:00の間に判定があるのはIG証券だけで、18:00から24:00の間は5社とも3回ずつ
図2:夜の時間帯は完全に横並びで、離れているのは朝だけです丸印は各社が公表している判定時刻です。GMOクリック証券「取引ルール」の回号表、楽天証券「サービス概要」の標準時間の回号表、みんなのオプション「サービス概要」の回号表、外為どっとコム「取引概要」の回号表、IG証券「取引概要」のラダーオプション(2時間)の取引終了時刻から取りました(いずれも2026年9月16日確認)。GMO外貨は回号ごとの時間割を参照ページで確認できなかったため、公表されている取引時間の帯として示しています

並べてみると、5社の判定時刻はきれいに2時間おきで、違うのは「何分」の部分と最初の1本の時刻だけです。GMOクリック証券とIG証券は奇数時の00分、楽天証券は奇数時の20分、みんなのオプションは偶数時の10分、外為どっとコムは偶数時の20分です。10分か20分ずれた同じ形が5枚重なっている、というのが実態です

はっきり違うのは朝です。7時台から9時台にかけて判定があるのはIG証券だけで、2時間銘柄の取引終了が7:00と9:00に置かれています。ほかの5社は最初の判定が10:10(みんなのオプション)、10:20(外為どっとコム)、11:00(GMOクリック証券)、11:20(楽天証券)で、GMO外貨も取引開始が7:25なので最初の判定はその2時間後以降です。出勤前の時間に取引したい人にとっては、ここが唯一の分かれ目になります

自分が画面を見られる時間帯で数え直す

そこで、公表されている判定時刻を時間帯ごとに数え直しました。数えたのは当サイトで、元になっているのは表1と同じ各社の公表資料です。標準時間(冬時間)の時間割で数えているので、サマータイム期間は楽天証券とIG証券が1時間繰り上がります。

会社(サービス)7:00〜12:0012:00〜18:0018:00〜24:00翌0:00〜翌5:301営業日の合計
IG証券(2時間の銘柄)3回3回3回3回12回
みんなのオプション1回3回3回3回10回
外為どっとコム1回3回3回3回10回
GMOクリック証券1回3回3回3回10回
楽天証券1回3回3回3回10回
GMO外貨----11回
表2:昼も夜も深夜も同じ3回。会社ごとに違うのは朝の枠だけでした各社が公表している判定時刻を、当サイトで時間帯ごとに数えたものです(2026年9月16日確認の時間割)。標準時間の時間割で数えており、楽天証券とIG証券はサマータイム期間に1時間繰り上がると公表しています。GMO外貨は回号ごとの時間割を参照ページで確認できなかったため、合計回数だけを載せています

結果は表のとおりで、12時以降はどの会社を選んでも数は同じでした。仕事のあとに取引する想定なら、18時から24時に判定が3回あるという条件は5社で共通です。夜に取引する人が回数を基準に会社を選び分ける余地は、公表値を見るかぎりありません。

差が出るのは7時から12時の枠だけで、ここはIG証券が3回、ほかの4社が1回です。朝の時間に取引したいなら候補は絞られますが、IG証券だけは取引の形そのものが違います。ほかの5社は新規注文が購入のみなのに対し、IG証券は新規の売付もでき、取引概要に「当社のバイナリーオプション取引は証拠金取引です」「各取引の最大損失額を維持証拠金として管理します。」と書かれています。回数だけを見て決めず、取引の仕組みごとIG証券の業者ページで確認してください。

IG証券のバイナリーオプションのサービスを案内する公式ページの画面
7時台に判定があった唯一の会社、IG証券の公式ページの引用キャプチャ(ロゴ・商標の権利は運営会社に帰属)。ラダーオプション(2時間)と「当日」それぞれの取引開始・注文受付終了・取引終了の一覧は、同じサイトの「バイナリーオプション取引概要」に掲載されています。出典 IG証券/キャプチャ取得日 2026年8月21日、取引期間の記載の確認日 2026年9月16日

回数より先に効くのは、枚数と金額の上限

1日に10回の判定があるからといって、10回買えるとは限りません。各社は1注文あたり、1回号あたり、1日あたりの上限を別に公表していて、先に止まるのはたいてい回数ではなく枚数と金額のほうです。

会社(サービス)1注文あたりの上限1回号・1日あたりの上限ほかに公表されている制限
GMOクリック証券「1注文あたり200枚」(売却には上限なし)新規購入は「1日あたり10,000枚」顧客属性に応じたグループごとに保有上限枚数を設定。損失状況をモニタリングし、取引を規制する場合がある
楽天証券「1取引あたり:200枚」「1回号あたり:1,000枚(全通貨ペア合計)」申告した損失許容額と金融資産額をもとにモニタリングし、取引基準に抵触すると新規取引を一定期間停止する場合がある
みんなのオプション「1回の最大注文数量:200Lot」「建玉上限:1,000Lot(全原資産の合計)」-
GMO外貨「1通貨ペア、1回号ごとにラダーオプション200口、レンジオプション100口の合計最大300口まで取引可能。」投資可能金額1万円以上10万円未満なら合計20口(ラダー10口・レンジ10口)「買付した300口を売却したとしても、同一通貨ペア:同回号で再度300口を買付することはできません。」
外為どっとコム「200Lot ※購入時。売却には上限なし。」「1日の購入可能金額 1000万円まで」。超えると「次回の回号より同営業日終了(翌午前4時20分)までの間、新規取引を停止」投資可能金額に応じて1年の損失限度額が自動設定される(10万円〜30万円未満なら10万円など)
IG証券--証拠金取引で、「各取引の最大損失額を維持証拠金として管理します。」
表3:回数ではなく、枚数と金額のほうに具体的な数字が置かれています出典は表1と同じ各社の取引ルール・取引概要ページ(2026年9月16日確認)。「-」は参照したページでその項目の記載を確認できなかったという意味です。上限は投資可能金額の申告や顧客ごとの設定によって変わると各社が明記しているため、実際の枠は取引画面で確認してください

特に分かりやすいのが外為どっとコムで、1日の購入可能金額が1,000万円までと決められており、超えると次の回号から同じ営業日の終了まで新規取引が止まります。回数の枠が残っていても、金額の枠が尽きればその日は終わりです。GMO外貨も、1回号で買える口数が投資可能金額の申告で変わり、売却しても同じ回号では枠が戻らないと明記しています。

金融庁はこの商品について、「短時間で損益結果が判明するために、安易に何度も取引を行ってしまうおそれがあります。そして、短期間に繰り返し取引した結果、多額の損失を被るおそれがあります」と注意を促しています。1回あたりの損失が購入代金に限られることと、1日の残高が減らないことは別の話です。判定が1日に10回あるということは、10回ぶん資金を失う機会があるという意味でもあります。取引の前に確認することは投資リスクについてにまとめています。

取引回数から口座を選ぶときの順番

ここまでの公表値を踏まえると、確認する順番は決まります。まず自分が画面を見られる時間帯を書き出し、表2でその枠に判定が何回入るかを見ます。12時以降しか見られないなら回数では差が付かないので、この項目は判断材料から外して構いません。朝に取引したいなら、7時台から判定があるのはIG証券だけという事実が効いてきます。

次に、回号が重なるかどうかを見ます。GMOクリック証券とみんなのオプションは1回号が約3時間で2時間おきに始まるため、同じ時刻に2つの回号から選べます。判定時刻の近い回号と遠い回号を同時に見比べたい人には、この形が向きます。逆に、いま動いている回号を1つだけにしたいなら、1回号2時間で連続している楽天証券と外為どっとコムのほうが分かりやすい形です。

最後に、表3の枚数と金額の上限を見ます。回数と時間割は制度でほぼ横並びなので、実際に自分の取引を止めるのはこちらです。どの会社も金融庁の登録を受けた国内業者で、掲載順は評価ではありません。項目をまとめて見たい場合は国内6社の比較へ、1回あたりに必要な金額は最低購入額の6社比較で確認できます。ほかの条件と組み合わせて選ぶときは比較・口座選びから辿ってください。時間割は経済指標の発表や年末年始に変更されることがあると各社が公表しているので、申込みの前に各社の公式ページで確かめてください。

この記事の出典

金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。