移動平均線

グランビルの法則はバイナリーオプションで使えるか|8つのサインと固定された判定時刻

グランビルの法則の8つのサインは、移動平均線の向きと価格の動きの組み合わせで決まります。松井証券と大和証券の記載から8つを4つの観測に整理し、日足200日という前提、乖離の基準が無いこと、国内6社で売りサインをどう置き換えるかを確認します。

グランビルの法則は、移動平均線を1本引いて、その線の向きと、価格が線に対してどう動いたかを見る分類です。大和証券の用語集は「米国のチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した、移動平均線と株価の乖離(かいり)の仕方や方向性を見ることで、株価の先行きを判断する株式投資理論」と説明し、買い4通り・売り4通りの8つの法則で成り立っていると書いています(2026年10月19日確認)。

観測そのものは、バイナリーオプションのチャートでもできます。線の向きを見て、価格が線を横切ったかどうかを見るだけなので、商品が変わっても手順は同じです。変わるのは、サインを読んだあとに取れる行動のほうです。

金融先物取引業協会は、個人向け店頭バイナリーオプション取引の取扱いルールで「通貨関連店頭バイナリーオプションの権利行使価格は、判定時刻の2時間以上前に決定します。」「原則として、取引期間(時間)中の権利行使価格は固定します。」と定めています(2026年10月19日確認)。判定の基準になる価格は、サインが出るより前に決まっていて、サインに合わせて動いてくれません。

この記事では、8つのサインが何を見ているのか、8つを4つの観測へ畳めること、乖離のサインに基準の数字が無いこと、法則があてはめやすいとされる目盛りと判定までの時間の差、そして「売りサイン」を国内6社でどう表現できるのかを順に確認します。

先に断っておくと、この法則を使うと判定が当たりやすくなることを示した公表データは、今回の調査では見つかりませんでした。勝率の話は扱いません。扱うのは、サインの定義と各社の取引ルールから確認できる範囲だけです。

8つのサインが見ているのは、線の向きと価格の動きだけ

松井証券のマネーサテライトは、グランビルの法則を「価格と移動平均線(一定期間の終値を結んだ線)の位置を基に売買タイミングを判断する理論」と説明し、8つのサインを1つずつ文章で挙げています。まず、その記載を並べます。要約せず、ページの文言のまま載せます。

サイン松井証券の記載移動平均線の向き価格の動き
買い①「移動平均線が下落している状態から、上向きに変わりつつある状態で、価格が移動平均線の下から上に突き抜けた場合」下落から上向きへ下から上へ突き抜けた
買い②「移動平均線の上昇中に、価格が一度移動平均線を下抜けした後、再度移動平均線上抜けしてきたとき」上昇中下抜けのあと再び上抜け
買い③「移動平均線が上向きの状態である時に、移動平均線の近くまで価格が下落してきたものの、移動平均線を下抜けすることなく、再度上昇し始めた場合」上向き近づいたが抜けずに戻った
買い④「移動平均線が下向きの状態で、価格が移動平均線から大きく下に乖離した場合」下向き大きく下へ離れた
売り⑤「上向きの移動平均線から価格が大きく上に乖離した場合」上向き大きく上へ離れた
売り⑥「横ばいまたは下向けに転じた移動平均線を、価格が上から下に突き抜けた場合」横ばい・下向きへ上から下へ突き抜けた
売り⑦「横ばいまたは下向きの移動平均線を価格が一時的に上抜けした場合」横ばい・下向き一時的に上抜けした
売り⑧「下向きの移動平均線の近くまで価格が上昇してきたものの、移動平均線を上抜けすることなく、再度価格が下落し始めた場合」下向き近づいたが抜けずに戻った
表1:8つのサインの記載と、そこから抜き出した線の向き・価格の動きサインの文言は松井証券 マネーサテライト「グランビルの法則とは?8つの売買サインや活用する際の注意点」(2026年10月19日確認)。右2列は、同じ文言から当サイトが要素を抜き出したものです

8本の説明文に出てくるのは、2つの要素だけです。移動平均線が上を向いているか下を向いているか、そして価格が線に対してどう動いたか。それ以外の材料は1つも出てきません。

価格の動きのほうは、さらに2種類に分かれます。線を横切ったかどうかという話と、線からどれだけ離れたかという話です。前者が①②③⑥⑦⑧、後者が④⑤にあたります。離れ方を見る2つだけは、他の6つと性質が違うということを、先に覚えておいてください。あとで効いてきます。

ここで注意したいのは、2つの要素のどちらも、将来の値動きではないという点です。移動平均線は確定した終値を平均した線なので、観測できるのは過去の並びだけです。みんなのFXは「移動平均線は過去の終値を参考にしているため、短期線であってもタイムラグのある遅行指標であることも留意しておくことが必要です」と書いています(2026年10月19日確認)。線そのものの性質と期間の決め方は移動平均線の期間設定で扱っています。

8つは、4つの観測を線の向きで2つに分けたもの

表1の右2列を見比べると、8つのサインが対になっていることが分かります。価格の動きは4通りしかなく、それぞれに買い側と売り側が1つずつ割り当てられています。

グランビルの法則の8つのサインを、線を突き抜けた、一度抜けてから戻った、線に近づいたが抜けなかった、線から大きく離れたの4行に分け、買いサイン4つと売りサイン4つを左右に並べた分類マトリクス
図1:覚える対象は8つではなく、4つの観測と線の向きの組み合わせサインの番号と文言は松井証券 マネーサテライト(2026年10月19日確認)。4つの行への分類と行の見出しは、表1の記載から当サイトが整理したものです

突き抜けたのが①と⑥、一度抜けてから押し返されたのが②と⑦、線に近づいたが抜けずに戻ったのが③と⑧、線から大きく離れたのが④と⑤です。4つの観測を覚えれば、残りは線の向きで買い側か売り側かが決まります。

ただし、最後の行だけ並びが違います。①②③は線が上向き、⑥⑦⑧は線が横ばいか下向きで、向きと注文の方向が揃っています。ところが④は下向きの線に対する買い、⑤は上向きの線に対する売りです。線の向きとは逆の注文になります。

松井証券は、この点について「エントリーした場合、トレンドに逆らう形で売りや買いを行うことになります。この逆張りの結果、もし価格が想定と反対に動けば、持続的な価格の上昇(下落)によって大きな損失が発生するリスクもあるでしょう」と書いています。8つを横並びの選択肢として扱うと、この違いが見えなくなります。トレンドの向きをどう見るかはトレンド分析の基本にまとめています。

乖離のサインには、基準の数字が公表されていない

④と⑤には、もう1つ別の問題があります。「大きく乖離した場合」の「大きく」が、どこにも数字で示されていません。

松井証券は注意点として、はっきりこう書いています。「例えば、先に挙げた買いサイン④や売りサイン⑤では、移動平均線から価格がどのくらい離れた時にエントリーすべきか具体的な指標が示されていません。」(2026年10月19日確認)。法則の側が決めていないので、読む側が決めることになります。

離れ方を数字にする道具自体はあります。ヒロセ通商は移動平均乖離率の計算式を「乖離率=(株価-移動平均値)÷移動平均値×100(%)」と公表し、「移動平均線に対して価格が離れすぎた状態は上下に行き過ぎた状態を意味するので、自律的に反発(もしくは反落)し修正する動きが見られる傾向にある」と説明しています(2026年10月19日確認)。価格と線の差を、線の値で割って百分率にするだけです。

では何パーセントで「大きく」なのか。同じページは、そこに線を引くのが難しいことも書いています。「個々の銘柄(通貨ペア)においては、それぞれの値動きも異なり、さらに取引量などもそれぞれ違うことから、統一した経験則を求めるのは難しい部分がある」。通貨ペアをまたいで使える基準値は、参照した範囲では公表されていません。

バイナリーオプションでは、ここにもう1段の変換が必要になります。乖離率はパーセントですが、判定で比べるのは権利行使価格との上下だけです(権利行使価格とは)。パーセントを価格の差に戻し、それが自分の回号に並んでいる権利行使価格の間隔に対してどのくらいかを見ないと、注文の判断には使えません。その間隔は会社ごと、通貨ペアごとに決め方が違います(通貨ペアと値動きの大きさ)。

つまり、④と⑤をバイナリーオプションで使うには、自分で決めた基準を2回変換することになります。確認できていない基準を2回変換した結果は、やはり確認できていない数字です。

あてはめやすいとされる目盛りは、判定までの時間の1,600倍

法則をどの目盛りで見るかについては、松井証券が具体的な組み合わせを挙げています。「短期取引から長期取引まで、多くのトレーダーに使われている『200日移動平均線』と、イレギュラーな値動きが少ない『日足』を組み合わせることで、グランビルの法則をあてはめやすくなるでしょう。」(2026年10月19日確認。引用の中の『』は、原文では「」が使われています)。

一方、バイナリーオプションの判定までの時間は、協会のルールで下限が決まっています。「お客様との取引開始から判定時刻までの期間(時間)は、当面の間、2時間以上とします。」「原則として、判定時刻の間隔は2時間以上とします。」。国内6社の1回号は、長いものでも3時間です。

200日移動平均線が平均する200営業日と、計算した約99.5営業日の遅れ、国内6社の1回号2〜3時間を同じ帯の上に並べ、1回号が帯の約1600分の1になることを示した数値カードと帯の図
図2:200営業日の帯の中では、1回号は線1本ぶんの幅にもならない日足と200日移動平均線の組み合わせは松井証券 マネーサテライト、判定までの時間の下限は金融先物取引業協会「個人向け店頭バイナリーオプション取引の取扱いルール」(いずれも2026年10月19日確認)。1回号の長さは各社の取引概要(2026年8月18日確認)。営業日と時間の換算、遅れの本数、1,600という比は当サイトの計算値です

日足200本は200営業日ぶんです。1営業日を24時間として数えれば4,800時間で、これを3時間で割ると1,600になります。法則があてはめやすいとされる目盛りと、判定までの時間は、同じ物差しに乗りません。

遅れの側も同じ桁です。単純移動平均は期間nのとき(n − 1)÷ 2 本ぶん価格のうしろを進みます。これは価格が1本ごとに同じ幅で動き続けると仮定したときの計算で、200本なら99.5本、つまり約99.5営業日ぶんです。導き方は移動平均線の期間設定に書いています。

もちろん、日足200本の代わりに5分足25本を使う、という選択はできます。そのときは「あてはめやすい」とされた前提から離れることになります。どちらを選んでも、公表資料の裏が付いた状態にはなりません。前提を変えたのか、前提のまま目盛りを合わせられないのかを、自分で区別しておくことが先になります。

「売りサイン」の置き換え方は、会社によって違う

ここからが、バイナリーオプション固有の部分です。グランビルの法則の売りサインは、もともと保有しているものを手放す合図としても使われます。ところがバイナリーオプションでは、「売る」という操作が1つではありません。

会社(サービス名)注文方法の記載途中売却判定(上)判定(下)
GMOクリック証券(外為オプション)成行のみ/新規は購入、決済は売却可判定価格 ≧ 権利行使価格判定価格 < 権利行使価格
楽天証券(らくオプ)成行のみ/新規購入と転売のみ可判定価格が権利行使価格以上判定価格が権利行使価格未満
トレイダーズ証券(みんなのオプション)成行のみ/新規の買付のみ可判定価格 ≧ 権利行使価格判定価格 < 権利行使価格
GMO外貨(オプトレ!)新規注文は購入のみ(売建の取り扱いなし)可判定価格が権利行使価格以上判定価格が権利行使価格未満
外為どっとコム(外貨ネクストバイナリー)成行のみ/新規は買い建てのみ(売り建ての取り扱いなし)可判定価格 ≧ 権利行使価格判定価格 < 権利行使価格
IG証券(バイナリーオプション)新規は買付・売付の両方が可能(リミット・ストップ注文は不可)可取引終了時刻に判定価格が権利行使価格以上でペイアウト-
表2:新規の売付ができると公表しているのは6社のうち1社出典 GMOクリック証券「外為オプション 取引ルール」/楽天証券「らくオプ サービス概要」/トレイダーズ証券「みんなのオプション サービス概要」/GMO外貨「オプトレ! 取引概要」/外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー 取引概要」/IG証券「バイナリーオプション取引概要」(いずれも2026年8月18日確認)。IG証券の「-」は、取引概要が「コール、プットの扱い:コール」と記載しており、プットの条件を確認できなかったという意味です

表2のとおり、5社は新規の注文を買付だけに限っています。売りサインをそのまま新規の売付にできるのは、取引概要で売付が可能と公表しているIG証券だけです。残る5社では、下がると読んだ場合の注文はプットの買いになります。判定の条件が「判定価格 < 権利行使価格」で公表されているので、下方向に賭ける注文そのものは用意されています。呼び方が違うだけです。

IG証券のバイナリーオプションを案内する公式ページの画面
国内6社のうち、取引概要で新規の売付が可能と公表しているIG証券の公式ページの引用キャプチャ(ロゴ・商標の権利は運営会社に帰属)。表2で引用した注文方法の記載は、同社の「バイナリーオプション取引概要」ページにあります。出典 IG証券「バイナリーオプション」/キャプチャ取得日 2026年8月21日、記載の確認日 2026年8月18日

もう1つの道が、すでに持っているものを手放す側です。協会のルールには「取引が成立し、お客様が保有するポジションについて、判定時刻の直前まで、ポジションの解消に応じます。」という記載があり、6社とも途中売却を可としています(途中売却とは)。売りサインを「手仕舞いの合図」として読むなら、この経路は残っています。

サインを読んだあとの判断フロー。買いサインは新規のコール購入になり判定時刻と権利行使価格は固定、売りサインは途中売却か新規売付かプットの買いに分かれ、乖離のサインには基準の数字が無いことを示した図
図3:同じ「売りサイン」でも、口座によって行き先が3つに分かれる注文方法・途中売却・締切は表2と同じ各社の取引概要(2026年8月18日確認)、ポジションの解消と権利行使価格の決定時期は金融先物取引業協会「個人向け店頭バイナリーオプション取引の取扱いルール」、乖離の基準についての記載は松井証券 マネーサテライトとヒロセ通商(いずれも2026年10月19日確認)

そして、買い側にも制約が残ります。注文できるのは締切までで、各社は判定の1〜2分前に受付を止めます(購入の締切)。サインが締切のあとに出たら、その回号では何もできません。次の回号で買えますが、そのときの権利行使価格は別の値に引き直されています。判定時刻が固定されているというのは、そういう意味です。

ダマシ、逆張り、そして取引の回数

松井証券は、法則の限界も書いています。「グランビルの法則には、実際のトレードでの活用が難しいとの意見もあります。それは、売買のタイミングを正確に判断するのが難しい場面があるからです。」「FXの世界ではチャート分析通りに価格が動かない『ダマシ』が起こることも少なくありません。」(2026年10月19日確認)。

この指摘はバイナリーオプションでは重くなります。値幅で損益が決まる取引なら、思ったとおりに動かなかったときに持ち続ける、あるいは小さく切るという選択ができます。判定時刻が固定された取引では、その1点で結果が確定します。外れた回号を「まだ戻る」と言い直すことはできません。

ここで効いてくるのが取引の回数です。1回あたりの損失は購入価格が上限ですが、金融庁は注意喚起のページで「短期間に繰り返し取引した結果、多額の損失を被るおそれがあります。」と書いています。サインを8つ持っていると、どれかに当てはまる場面が増え、発注の回数も増えやすくなります。損失が限定されることと資金が減らないことは別です(投資リスクについて)。

同じページには「バイナリーオプションは、単純な取引に見えますが、専門知識や高度なリスク管理が求められる難しい金融取引です。」とも書かれています。あわせて、「絶対勝てる」「確実に儲かる」「すぐ簡単に稼げる」などの勧誘をうのみにしないよう呼びかけています(いずれも2026年10月19日確認)。グランビルの法則は証券会社が用語集や解説で公開しているもので、買わなければ使えない知識ではありません。8つのサインを「手法」として有料で売る相手がいたら、まずその点を思い出してください。登録を受けた国内業者の公表条件は国内登録業者の比較に並べています。

グランビルの法則についてよくある質問

グランビルの法則はバイナリーオプションでも使えますか

観測はできますが、そのままの形では使えません。8つのサインのうち、観測の部分(線の向き、価格が線を横切ったか、どれだけ離れたか)はチャート上で確認できます。使えないのは、サインに合わせて出口を選ぶ部分です。判定時刻は回号ごとに固定され、権利行使価格は判定の2時間以上前に決まって動きません。有利になることを示した公表データも、今回の調査では見つかりませんでした。

8つのサインのうち、どれが一番よいですか

よしあしの順番を示した公表資料は見つかりませんでした。確認できるのは、8つが4つの観測と線の向きの組み合わせであること、そのうち④と⑤だけが線の向きと逆の注文になること、そして④と⑤には「どのくらい離れたら」の基準が示されていないこと(松井証券)です。この3つが分かれば、どのサインを自分が使えるかは自分で判定できます。

期間は200日移動平均線にすればいいですか

松井証券は、日足と200日移動平均線の組み合わせを「あてはめやすくなるでしょう」として挙げています。ただし日足200本は200営業日ぶんで、バイナリーオプションの1回号は2〜3時間です。1営業日を24時間として換算すると約1,600倍の差があります。この目盛りのまま判定へ持ち込むことはできないので、期間を短くするか、法則の前提から離れていると認めるかのどちらかになります。

乖離率は何パーセントを目安にすればいいですか

目安の数字を公表した一次情報は見つかりませんでした。ヒロセ通商は計算式を公表していますが、同じページで「個々の銘柄(通貨ペア)においては、それぞれの値動きも異なり、さらに取引量などもそれぞれ違うことから、統一した経験則を求めるのは難しい部分がある」と書いています。他サイトで見かける数字を当サイトが追認することはしません(情報源について)。

売りサインが出たら、どう注文すればいいですか

口座によって3つに分かれます。すでに保有しているなら途中売却で、協会のルールは判定時刻の直前までポジションの解消に応じると定めています。保有していない場合、新規の売付ができると取引概要で公表しているのは6社のうちIG証券だけです。残る5社では、判定価格が権利行使価格を下回ることに賭けるプットの買いになります。同じ「売り」でも、注文としての意味が違います。

持ち込める部分と、持ち込めない部分

グランビルの法則からバイナリーオプションへ持ち込めるのは、観測の枠組みです。移動平均線の向きを見る、価格が線を横切ったかを見る、線からどれだけ離れたかを見る。この3つは、商品が変わっても同じようにできます。8つのサインは、この観測を4通りに分けて線の向きで振り分けたものなので、覚える対象は8つより少なく済みます。

持ち込めないのは、サインを出口の合図として使う部分です。判定時刻は回号ごとに決まり、権利行使価格は判定の2時間以上前に確定して取引期間中は動きません。注文の締切も判定の1〜2分前に来ます。サインが出た瞬間に買うことはできても、サインが出るまで判定を待たせることはできません。

そして④と⑤は、持ち込む前に自分で基準を決める必要があります。乖離率の式は公表されていますが、何パーセントで「大きい」と見るかは、通貨ペアごとに違うため統一した経験則が示されていません。決めた基準は自分の仮定であって、公表された数字ではないということを、記録に残しておいてください。

書けなかったことも残しています。この法則で判定が当たりやすくなるかどうか、乖離率の目安、IG証券のプットの条件。どれも参照した範囲では確認できませんでした。空欄のままにしてあるのは、次に公式ページを開くときの確認項目です。

この記事の出典

金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。