ラダー取引で「上」を選ぶ取引は、規程ではコールオプションと書かれます。条件は、判定価格が権利行使価格以上であることです。取引画面では「円安」と表示されることもあります(ユーロ/米ドルでは「ドル安」)。
上を選ぶ側の特徴は、等号を含むことです。判定価格が権利行使価格とぴったり同じ場合も、条件を満たします。下を選ぶ側には等号が含まれません。
この記事では、条件の書かれ方、選ぶ段による価格の違い、そして上を選ぶときの注意点を確認します。
条件は「以上」
各社の記載は次のとおりです。
- みんなのオプション:コールオプションを購入した場合、判定価格 ≧ 権利行使価格 でペイアウト発生
- 楽天証券:コール・オプションを購入した場合、判定価格が権利行使価格以上の水準となった場合にのみペイアウト額が支払われる
- GMOクリック証券:円安予測(対ドルの場合はドル安)は、判定価格 ≧ 権利行使価格 の場合にペイアウトが支払われる
1銭でも上回っていれば条件を満たします。どれだけ大きく上回っても、受け取る額は変わりません。
等号が含まれる側
判定価格と権利行使価格が同じ値になった場合、コール側が条件を満たします。みんなのオプションの留意事項では、投資原本がゼロになる場合として「ラダープットオプション:判定価格≧権利行使価格」が挙げられています。同値のときに損をするのはプット(下)側、という書き方です。
画面には複数の権利行使価格が並び、それぞれに上の選択肢があります。「上を選ぶ」という判断だけでは注文になりません。どの段に対する上なのかまで決めてはじめて、条件と価格が確定します。
どの段を選ぶかで価格が変わる
同じ「上」でも、選ぶ段によって購入価格はまったく違います。
- 現在のレートより下の段で上を選ぶ:すでに条件を満たしている状態です。維持できれば当たるため、購入価格は高くなります
- 現在のレートに近い段で上を選ぶ:わずかな動きで結果が入れ替わります。購入価格は中間になります
- 現在のレートより上の段で上を選ぶ:これから上昇する必要があります。購入価格は安く、当たったときの利益は大きくなります
みんなのオプションは「目標レートに達する可能性が高い場合はチケット価格は高くなり、可能性が低くなればチケット価格も安くなります」と説明しています。価格の差は、条件の届きやすさの差です。
上を選ぶときに確認すること
- 判定までの残り時間:上昇に必要な時間が残っているか
- 現在のレートとの距離:何銭の上昇が必要か
- 購入価格から計算した損益分岐の勝率:購入価格 ÷ 1,000円
- 判定に使われるレートの定義:会社ごとに異なり、FXのチャートと一致しないことがあります
とくに4番目は、境界のすぐ上を狙うときに効きます。チャートの表示が売値(BID)で、判定が中間値(MID)の場合、数字はわずかにずれます。
上と下は対称ではない
条件の形が「以上」と「未満」で分かれているため、上と下は完全な鏡写しではありません。同値のときの扱いだけが、上側に有利になっています。
ただし、この非対称は購入価格にも織り込まれていると考えるのが自然です。同値になる確率を根拠に「上のほうが有利」と結論づけることはできません。 実際に同値がどれくらい起きるかは、通貨ペアの値動きと丸めの桁によって変わります。
まとめ:上はコール、条件は「以上」
- 上を選ぶ取引はコール。条件は判定価格 ≧ 権利行使価格
- 同値の場合も条件を満たす(等号を含む側)
- 同じ「上」でも選ぶ段によって購入価格は大きく変わる
下を選ぶ場合はラダー取引の下を選ぶとは、同値の扱いは同値になったらどうなるかで扱っています。
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- みんなのFX「みんなのオプションのサービス概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- 楽天証券「バイナリーオプション サービス概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMOクリック証券「損益(外為オプション 予備知識)」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日