ラダー取引の判定は、判定時間の原資産価格と、購入時に選んだ権利行使価格を1回だけ比べるものです。操作は要りません。GMO外貨は「自動権利行使(判定時間になり、権利行使価格に到達していれば自動的に権利行使され、到達していなければ自動的に権利は消滅します)」と記載しています。
見落とされやすいのは、判定に使う価格の細かい決まりです。何桁まで見るのか、その瞬間にレートが無かったらどうなるのか。ここまで規程に書かれています。
比較は不等号1つ
各社の条件は同じ形です。
- コール(ハイ/上):判定価格が権利行使価格以上ならペイアウト
- プット(ロー/下):判定価格が権利行使価格未満ならペイアウト
GMO外貨は「コールオプション:判定価格が権利行使価格以上の場合/プットオプション:判定価格が権利行使価格未満の場合 →1口あたり1,000円のペイアウトが生じます」と公表しています。楽天証券、みんなのオプションも同じ形で記載しています。
等号が上側にあるため、判定価格と権利行使価格がぴったり同じならコール側が条件を満たします。
判定に使う桁が決まっている
判定価格は、表示されている桁までしか見ないわけではありません。GMO外貨は、権利行使の判定に使用する桁数を次のように公表しています。
- 対円の通貨ペア(USD/JPY、EUR/JPY、AUD/JPY、GBP/JPY、NZD/JPY):小数第3位(小数第4位以下切り捨て)
- 対米ドルの通貨ペア(EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD):小数第5位(小数第6位以下切り捨て)
みんなのオプションは原資産価格について、決済通貨が日本円なら小数第4位を、外国通貨なら小数第6位を四捨五入すると記載しています。切り捨てと四捨五入で扱いが違うため、境界ぎりぎりを狙うなら自分の口座のルールを読む必要があります。
GMO外貨は、判定に参照するレートを「当社店頭外国為替証拠金取引外貨ex口座のレート(MID:仲値)」と記載しています。GMOクリック証券も自社FX取引のBIDとASKの中間値を採用し、FXのチャート(BID)とは一致しないと明記しています。
レートが得られない場合の決まり
判定時刻ちょうどに価格情報が無いこともあります。GMO外貨はこの場合の扱いも公表しています。
- 判定時刻ちょうどに価格情報が得られない場合 → 判定直前の価格を判定レートとします
- 直前の価格は1分程度前まで遡って参照します
- 1分以上レートが提示されていない場合は、回号中止等の判断を行う場合があります
「レートが飛んだから無効」ではなく、どこまで遡るかまで決まっているという点が実務的です。
判定の前後で起きること
- 判定の直前:注文の受付が止まります(GMO外貨は購入受付終了から権利判定までの60秒間、購入・売却ができません)
- 判定時間:判定価格と権利行使価格を比較し、条件を満たしていれば自動的に権利行使されます
- 判定後:ペイアウトが口座に反映されます(GMO外貨は「当社システム判定後、順次、ペイアウト代金が反映されます」と記載)
条件を満たさなければ、購入時に支払った金額がそのまま損失として確定します。追加の支払いはありません。
まとめ:1点の価格を、桁まで決めて比べる
- 判定は判定時間の原資産価格と権利行使価格の比較。コールは以上、プットは未満
- 判定に使う桁が決まっている(GMO外貨は対円が小数第3位・切り捨て)
- 判定時刻に価格が無い場合は直前の価格を1分程度遡って参照する
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- GMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- みんなのFX「みんなのオプションのサービス概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- 楽天証券「バイナリーオプション サービス概要」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日