レンジ取引は、判定時の為替レートが、2つの目標レートで作られる幅の内側に収まるか、外に出るかを予測する取引です。GMO外貨は「判定時の為替レートが、2つの目標レートによって作られる目標レンジ(幅)の内になるか外になるか(イン・アウト)を予測する、バイナリーオプションです」と説明しています。
方向を当てる取引ではありません。「動かない」と考えるならイン、「どちらかに大きく動く」と考えるならアウトを選びます。方向が読めない局面でも取引の形にできる、という点がラダーとの違いです。
この記事では、判定条件、取引ルール、そして国内で扱っている会社を確認します。
判定の条件
GMO外貨の取引概要には、次のように記載されています。
- レンジインオプション:判定価格が下限価格以上かつ上限価格未満の場合
- レンジアウトオプション:判定価格が下限価格未満または上限価格以上の場合
条件を満たせば1口あたり1,000円のペイアウトが生じます。満たさなければ、支払ったオプション購入金額の全額を失います。ラダーと同じく、判定は判定時間の1点だけで行われます。
上限価格と下限価格の呼び方も決まっています。同社は「設定した上下2つの権利行使価格のうち、高値を上限価格、安値を下限価格といいます」と記載しています。
インの条件は「下限価格以上かつ上限価格未満」です。下限にちょうど一致した場合はイン、上限にちょうど一致した場合はアウトになります。境界を狙う取引では、この非対称が結果を分けます。
取引ルールはラダーと共通
GMO外貨は「ラダーオプションとレンジオプションは回号時間や売却方法などの基本的なルールは同一です」と記載しています。具体的には次のとおりです。
- 取引時間:毎営業日 午前7時25分〜翌午前5時25分(日本時間)
- 回号:通貨ペアごとに合計11回。1回号は2時間(取引可能期間1時間59分+判定期間60秒)
- 権利行使の型:ヨーロピアンタイプ・自動権利行使
- 売却:取引可能期間中であれば、判定を待たずに売却できる
違うのは口数の上限です。1通貨ペア・1回号あたり、ラダーオプションは200口まで、レンジオプションは100口まで(合計最大300口)と公表されています。
国内で扱っているのはどこか
今回参照した公式ページの範囲では、レンジ取引を扱っているのはGMO外貨の「オプトレ!」でした。同社は「ラダー取引とレンジ取引の2タイプ」を用意していると案内しています。
一方、IG証券は「バイナリーオプションの取引タイプには、ラダーオプション、レンジオプション、ワンタッチオプションの主に3つがあります。IG証券では、このうちラダーオプションを提供しています」と明記しています。外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーは「ラダー取引に特化」、GMOクリック証券・楽天証券・みんなのオプションも取引の種類はラダーオプションと記載しています。
レンジ取引をしたい場合は、扱っている会社かどうかを最初に確認してください。
始めるための手続き
GMO外貨は「すでにオプトレ!でお取引いただける口座をお持ちであれば、取引画面でレンジ取引を選択することで、レンジオプションを始めることができます」と案内しています。レンジ専用の口座や追加の申し込みは不要という記載です。
同社の取引画面では、メニューから「ラダー取引」「レンジ取引」を選んで、それぞれの画面で購入します。売却はメニューの「売却」からまとめて確認・売却できるとしています。
まとめ:幅の内か外かを選ぶ取引
- レンジ取引は2つの目標レートで囲んだ幅の内(イン)か外(アウト)かを予測する
- 条件はイン=下限以上かつ上限未満/アウト=下限未満または上限以上。ペイアウトは1口1,000円
- 回号や売却のルールはラダーと共通。口数の上限だけが違う(レンジ100口)
分類上の位置づけはレンジオプションとは、価格帯の作られ方はレンジ取引の仕組みで扱っています。
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- GMO外貨「レンジオプションとは」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「オプトレ!とは」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- IG証券「バイナリーオプションとその仕組み」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日