レンジ取引

バイナリーオプションのレンジ取引の仕組み|範囲内・範囲外とは?

価格帯は6本の権利行使価格から上下2本に挟まれた幅として作られます。設定の基準、上限価格と下限価格の呼び方、範囲内と範囲外の条件を公表された例で確認します。

レンジ取引の価格帯は、ラダーと同じ権利行使価格から作られます。GMO外貨は「取引開始時に6本の権利行使価格(ラダー)から、上下2つの権利行使価格に挟まれた権利行使価格帯(レンジ)を設定します」と公表しています。

つまり、レンジ専用の別の基準があるわけではありません。同じ6本の線のうち、隣り合う2本で挟まれた区間が、そのままレンジになります。

この記事では、価格帯の作られ方、上限価格と下限価格の呼び方、そして範囲内・範囲外の条件を確認します。

価格帯はどう作られるか

設定の基準は、ラダーと同じです。同社は「各回号の購入受付開始1分前の原資産価格、およびヒストリカルボラティリティを用いて、均一の幅となるよう設定されている各権利行使価格のうち、上下2つの権利行使価格に挟まれた権利行使価格帯を設定します」と記載しています。

開始1分前の原資産価格から6本の権利行使価格を均一の幅で設定し、隣り合う2本で挟まれた5本の帯を作ることを示した図
図1:6本の権利行使価格から5本の帯ができるGMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」の設定例(2026年8月18日確認)

公表されている例は次のとおりです。購入受付開始1分前の原資産価格が98.500、ヒストリカルボラティリティが10%の場合、権利行使価格は99.000/98.800/98.600/98.400/98.200/98.000の6本になります。ここから作られる権利行使価格帯は、

  • 権利行使価格帯①:99.000〜98.800
  • 権利行使価格帯②:98.800〜98.600
  • 権利行使価格帯③:98.600〜98.400
  • 権利行使価格帯④:98.400〜98.200
  • 権利行使価格帯⑤:98.200〜98.000

5本です。6本の線から、隣り合う組み合わせで5つの帯ができます。

上限価格と下限価格

同社は「設定した上下2つの権利行使価格のうち、高値を上限価格、安値を下限価格といいます」と定義しています。帯①なら上限価格が99.000、下限価格が98.800です。条件の説明はこの2語で書かれているため、先に覚えておくと規程が読めます。

範囲内(イン)と範囲外(アウト)の条件

判定は、判定時間の原資産価格と価格帯を比べるだけです。

  • レンジインオプション:判定価格が下限価格以上かつ上限価格未満の場合 → 1口あたり1,000円のペイアウト
  • レンジアウトオプション:判定価格が下限価格未満または上限価格以上の場合 → 1口あたり1,000円のペイアウト
判定価格98.500はイン、98.700と98.300はアウト、98.400はイン、98.600はアウトになることを示した表
図2:帯③(98.600〜98.400)で判定価格ごとの結果GMO外貨の条件(2026年8月18日確認)をもとに作成した例

条件は互いに裏返しの関係です。どちらか一方は必ず成立し、両方が成立することも、両方が不成立になることもありません。

帯③(98.600〜98.400)を例にすると、判定価格が98.500ならイン、98.700ならアウト、98.300でもアウトです。98.400ちょうどはイン(下限以上)、98.600ちょうどはアウト(上限以上)になります。

帯の位置で条件の厳しさが変わる

現在のレートが98.500なら、帯③(98.600〜98.400)は「いまいる帯」です。この帯のインは、判定まで大きく動かなければ条件を満たします。

一方、帯①(99.000〜98.800)のインは、上へ動いたうえで、その帯の中に収まって終わる必要があります。方向と距離の両方が求められるため、条件としては厳しくなります。当たりにくい条件は購入価格が安くなり、当たりやすい条件は高くなる、という関係はラダーと同じです。

判定の細部もラダーと同じ

  • 権利行使の型:ヨーロピアンタイプ・自動権利行使(判定時間に価格帯に到達していれば自動的に権利行使、していなければ権利は消滅)
  • 判定に使うレート:当社店頭外国為替証拠金取引外貨ex口座のレート(MID:仲値)
  • 判定時刻ちょうどに価格情報が得られない場合:判定直前の価格を判定レートとし、1分程度前まで遡って参照
判定時間に価格帯へ到達していれば自動で権利行使され、していなければ権利が消滅することを示した分岐図
図3:判定は自動。到達していなければ権利は消滅するGMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」(2026年8月18日確認)

別の商品ではなく、同じ枠組みの中で条件の形だけを変えたもの、と理解しておくと混乱しません。

まとめ:6本の線から5つの帯ができる

  • 価格帯は6本の権利行使価格のうち、上下2本に挟まれた区間(例では5本の帯)
  • 高いほうが上限価格、安いほうが下限価格
  • イン=下限以上かつ上限未満/アウト=下限未満または上限以上。両立も同時不成立もない

インの詳細はレンジ取引のインとは、アウトの詳細はレンジ取引のアウトとはで扱っています。

この記事の出典

金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。