レンジ取引の価格帯は、ラダーと同じ権利行使価格から作られます。GMO外貨は「取引開始時に6本の権利行使価格(ラダー)から、上下2つの権利行使価格に挟まれた権利行使価格帯(レンジ)を設定します」と公表しています。
つまり、レンジ専用の別の基準があるわけではありません。同じ6本の線のうち、隣り合う2本で挟まれた区間が、そのままレンジになります。
この記事では、価格帯の作られ方、上限価格と下限価格の呼び方、そして範囲内・範囲外の条件を確認します。
価格帯はどう作られるか
設定の基準は、ラダーと同じです。同社は「各回号の購入受付開始1分前の原資産価格、およびヒストリカルボラティリティを用いて、均一の幅となるよう設定されている各権利行使価格のうち、上下2つの権利行使価格に挟まれた権利行使価格帯を設定します」と記載しています。
公表されている例は次のとおりです。購入受付開始1分前の原資産価格が98.500、ヒストリカルボラティリティが10%の場合、権利行使価格は99.000/98.800/98.600/98.400/98.200/98.000の6本になります。ここから作られる権利行使価格帯は、
- 権利行使価格帯①:99.000〜98.800
- 権利行使価格帯②:98.800〜98.600
- 権利行使価格帯③:98.600〜98.400
- 権利行使価格帯④:98.400〜98.200
- 権利行使価格帯⑤:98.200〜98.000
の5本です。6本の線から、隣り合う組み合わせで5つの帯ができます。
同社は「設定した上下2つの権利行使価格のうち、高値を上限価格、安値を下限価格といいます」と定義しています。帯①なら上限価格が99.000、下限価格が98.800です。条件の説明はこの2語で書かれているため、先に覚えておくと規程が読めます。
範囲内(イン)と範囲外(アウト)の条件
判定は、判定時間の原資産価格と価格帯を比べるだけです。
- レンジインオプション:判定価格が下限価格以上かつ上限価格未満の場合 → 1口あたり1,000円のペイアウト
- レンジアウトオプション:判定価格が下限価格未満または上限価格以上の場合 → 1口あたり1,000円のペイアウト
条件は互いに裏返しの関係です。どちらか一方は必ず成立し、両方が成立することも、両方が不成立になることもありません。
帯③(98.600〜98.400)を例にすると、判定価格が98.500ならイン、98.700ならアウト、98.300でもアウトです。98.400ちょうどはイン(下限以上)、98.600ちょうどはアウト(上限以上)になります。
帯の位置で条件の厳しさが変わる
現在のレートが98.500なら、帯③(98.600〜98.400)は「いまいる帯」です。この帯のインは、判定まで大きく動かなければ条件を満たします。
一方、帯①(99.000〜98.800)のインは、上へ動いたうえで、その帯の中に収まって終わる必要があります。方向と距離の両方が求められるため、条件としては厳しくなります。当たりにくい条件は購入価格が安くなり、当たりやすい条件は高くなる、という関係はラダーと同じです。
判定の細部もラダーと同じ
- 権利行使の型:ヨーロピアンタイプ・自動権利行使(判定時間に価格帯に到達していれば自動的に権利行使、していなければ権利は消滅)
- 判定に使うレート:当社店頭外国為替証拠金取引外貨ex口座のレート(MID:仲値)
- 判定時刻ちょうどに価格情報が得られない場合:判定直前の価格を判定レートとし、1分程度前まで遡って参照
別の商品ではなく、同じ枠組みの中で条件の形だけを変えたもの、と理解しておくと混乱しません。
まとめ:6本の線から5つの帯ができる
- 価格帯は6本の権利行使価格のうち、上下2本に挟まれた区間(例では5本の帯)
- 高いほうが上限価格、安いほうが下限価格
- イン=下限以上かつ上限未満/アウト=下限未満または上限以上。両立も同時不成立もない
インの詳細はレンジ取引のインとは、アウトの詳細はレンジ取引のアウトとはで扱っています。
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- GMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「レンジオプションとは」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「オプトレ!とは」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日