アウトは、判定価格が価格帯の外にあれば条件を満たす選択です。GMO外貨の取引概要では、レンジアウトオプションの条件を「判定価格が下限価格未満または上限価格以上の場合」と定めています。満たせば1口あたり1,000円のペイアウトです。
条件は「または」で結ばれています。上へ抜けても下へ抜けても、どちらでも構いません。 方向を当てる必要がない、という点がラダーとの大きな違いです。
この記事では、条件の読み方、インとの関係、そして選ぶときの注意点を確認します。
条件は「下限未満または上限以上」
価格帯を98.600〜98.400(上限価格98.600/下限価格98.400)とすると、アウトが条件を満たすのは次の場合です。
- 判定価格 98.700 → アウト(上限より上)
- 判定価格 98.600 → アウト(上限価格に一致。「以上」なので含まれる)
- 判定価格 98.300 → アウト(下限より下)
- 判定価格 98.400 → アウトではない(下限価格に一致。下限は「以上」でインの側に含まれる)
- 判定価格 98.500 → アウトではない
境界の扱いはインの裏返しです。上限ちょうどはアウト、下限ちょうどはインになります。
条件が互いの補集合になっているため、両方が成立することも、両方が不成立になることもありません。判定価格が決まれば、結果は自動的にどちらかに決まります。
両方買っても損益はゼロにならない
インとアウトを1口ずつ買えば、必ずどちらかは条件を満たします。しかし、それで損をしない取引にはなりません。
GMO外貨は、スプレッドを40円とした場合の計算例として「ペイアウト金額 1,000円 ≠ レンジインオプション価格 620円 + レンジアウトオプション価格 420円」を公表しています。支払いは1,040円、受け取りは1,000円で、差の40円は戻りません。
同社は購入価格について「ブラック・ショールズ式を用いた結果得られた値に、スプレッドを考慮して算出します。従ってコールオプションおよびプットオプション、レンジインオプション、レンジアウトオプションの取引価格の合計は、スプレッドを加味した価格が上乗せされるためペイアウト額とは一致いたしません」と記載しています。
どの帯を選ぶかで条件の厳しさが変わる
- 現在のレートを含む帯のアウト:判定までにその帯の外へ出る必要があります。動きが要る分、購入価格は安めになります
- 現在のレートから離れた帯のアウト:すでに外にいる状態です。そのまま外にとどまれば条件を満たすため、購入価格は高めになります
「大きく動くと思う」という見方でアウトを選ぶなら、現在のレートを含む帯を選ぶことになります。離れた帯のアウトは、「戻ってこない」という別の見方です。
アウトを選ぶときの確認点
- 選んだ帯の中に現在のレートがあるか(あるなら、外へ出ることが条件になります)
- 上限・下限までの距離(判定までにその距離を動く時間があるか)
- 判定までの残り時間(短いほど、帯の外へ出る余地は小さくなります)
- 購入価格から計算した損益分岐の勝率(購入価格 ÷ 1,000円)
「どちらでもよい」は当たりやすさではない
方向を問わないぶん、アウトは条件が緩く見えます。しかし、その緩さは購入価格に織り込まれています。当たりやすい条件は価格が高く、当たったときの利益(1,000円 − 購入価格)は小さくなります。
判定は1点だけです。途中で大きく動いても、判定時間に帯の中へ戻っていればアウトは条件を満たしません。「一度でも外へ出れば利益」という条件は、ワンタッチオプションという別の商品のものです。
まとめ:外で終われば当たり、下限ちょうどは外れ
- アウトの条件は判定価格が下限価格未満または上限価格以上
- 上限ちょうどはアウト、下限ちょうどはイン
- インとアウトは必ずどちらか一方が成立するが、両方買えばスプレッドの分だけ損になる
反対の選択はレンジ取引のインとは、ラダーとの比較はラダー取引とレンジ取引の違いで扱っています。
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- GMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「レンジオプションとは」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「オプトレ!とは」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日