ペイアウトと購入価格は、役割も動き方も逆の金額です。ペイアウトは受け取る額で固定、購入価格は支払う額で毎回変わります。この2つの差が、そのまま損益になります。
- 当たったときの利益 = ペイアウト − 購入価格
- 外れたときの損失 = 購入価格
つまり、購入価格が高いほど利益は小さく、損失は大きくなります。同じ「当たり」でも、いくらで買ったかで結果が違います。
この記事では、2つの金額の違い、損益分岐の計算、そして選ぶときの見方を確認します。
2つの金額の違い
みんなのオプションは、購入価格が変わる理由を「目標レートに達する可能性が高い場合はチケット価格は高くなり、可能性が低くなればチケット価格も安くなります」と説明しています。
損益分岐となる勝率
受け取る額が固定なので、収支がゼロになる勝率は購入価格だけで決まります。
損益分岐となる勝率 = 購入価格 ÷ ペイアウト
購入価格500円なら50%、700円なら70%、900円なら90%です。900円のチケットは当たりやすい条件ですが、10回中9回当てて収支がようやくゼロという水準でもあります。
実際に当たる確率を示すものではありません。当たりやすさは相場と残り時間で変わり、購入価格はその見込みを反映して動きます。「必要な勝率」は、自分が支払った額に対する損益の目安として使ってください。
具体例:同じ結果でも損益が違う
1口あたりで比べます(ペイアウトは1,000円)。
- 300円で買って当たった:+700円。外れれば −300円
- 800円で買って当たった:+200円。外れれば −800円
10回取引して5回当たった場合を計算すると、
- 300円のチケット:(700 × 5)−(300 × 5)= +2,000円
- 800円のチケット:(200 × 5)−(800 × 5)= −3,000円
同じ5割の勝率でも、収支は正反対になります。安いチケットは当たりにくいため5割を維持できるとは限りませんが、「いくらで買ったか」が結果を左右することは変わりません。
上下を両方買っても差は埋まらない
同じ条件の上下(またはイン・アウト)を両方買えば、必ずどちらかは当たります。しかし、GMO外貨が公表している計算例では、スプレッドを40円としたとき「ペイアウト額1,000円 ≠ コールオプション価格 620円 + プットオプション価格 420円」です。
支払い1,040円に対して受け取りは1,000円で、差の40円は戻りません。2つの金額の関係は、この形でも同じです。
購入前に確認する3点
- その価格で必要になる勝率(購入価格 ÷ 1,000円)
- 当たったときに残る額(1,000円 − 購入価格)
- 外れたときに失う額(購入価格そのもの)
3つを見比べてから注文すると、「当たったのに思ったより増えない」という受け止めを防げます。
まとめ:差額が損益、割合が必要勝率
- 利益はペイアウト − 購入価格、損失は購入価格
- 損益分岐の勝率は購入価格 ÷ 1,000円
- 同じ勝率でも、購入価格が違えば収支は逆になりうる
金額の具体例はペイアウト1000円の解説、購入価格そのものは購入価格の解説で扱っています。
この記事の出典
金額・時刻・取引ルールは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、取引の前に各社の公式ページで確かめてください。
- みんなのFX「購入価格とペイアウト」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMO外貨「オプトレ!のお取引ルール」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日
- GMOクリック証券「外為オプションとは(はじめての外為オプション)」 取扱業者の公式ページ / 確認日 2026年8月18日