GMOクリック証券株式会社は、2019年4月15日(月)より、株価指数(CFD商品)と連動したバイナリーオプションサービス「株価指数バイナリーオプション」の取り扱いを開始しました。
株価指数バイナリーオプションの概要
株価指数バイナリーオプションとは
を言います。
GMOクリック証券の「株価指数バイナリーオプション」では
- 日本225
- 米国30
を対象としています。
取引条件
- 回号:第1回~第9回、1回号3時間(満期2分前に注文受付停止)、2時間おきに次回号がスタート
- 呼値:1円
- 取引枚数:1枚
- 取引手数料:0円
- 口座維持手数料:0円
- オプションタイプ:ヨーロピアンタイプのオプション(通常の国内バイナリーオプション)
- ペイアウト倍率:変動
- ペイアウト:固定1,000円
- 判定価格:7つ
口座開設条件
- GMOクリック証券に証券取引口座を開設済みであること。
- 100万円以上の金融資産をお持ちであること。
- 年収が200万円未満の場合、300万円以上の金融資産をお持ちであること。
- お客様の年齢が80歳以下であること。
- デリバティブ取引または株式現物取引の経験が、1年以上あること。
- オプション取引の仕組み、オプション取引のリスク及び当社の株価指数バイナリーオプション取引の特徴について理解し、「株価指数バイナリーオプション取引約款」、「株価指数バイナリーオプション取引の契約締結前交付書面・注意喚起文書」、及び当社の株価指数バイナリーオプション取引ルールの内容に同意・承諾していること。
- 各書面が電磁的方法により交付されることに承諾していること。
- 「株価指数バイナリーオプション取引に関する確認書」を電磁的方法により差し入れていただくこと。
- 「契約締結時交付書面等の電磁的方法による交付等に係る取扱規程」に定めるところに従い株価指数バイナリーオプション取引に係る「契約締結時交付書面」・「取引残高報告書」・「年間損益報告書」が電磁的方法により交付されることに承諾していること。
- 会員ページの「お知らせ」を確認するとともに、緊急時には当社が電話による連絡を行う旨を承諾していること、及びお客様の連絡先電話番号を正確にご登録いただけること。
- 金融商品取引業者の役職員でないこと。
- その他GMOクリック証券が定める基準を満たしていること。
デモ口座も利用可能です。
「株価指数バイナリーオプション」のトレード画面
株価指数バイナリーオプションの考察
通常の国内バイナリーオプションの取引商品の選択肢に「株価指数(日本225、米国30)」が増えた商品です。
- ペイアウト倍率が1,000円固定されている
- 選ぶ判定価格によってペイアウト倍率が変動する
- 満期までは2時間
というバイナリーオプション規制後の国内バイナリーオプションの方式のままとなっています。
メリットとしては
- 株価指数は、前日のニュースや株価の状況などで値動きが予想しやすい
ものであり、テクニカル分析の観点から、バイナリーオプションの取引をする選択肢が出てきたと言えます。
デメリットとしては
- 外国為替のバイナリーオプションとは別の口座が必要であること
- 口座開設に年収条件、金融資産条件、取引経験条件があること
などが挙げられます。
元々、IG証券がダウ平均、金、原油などのCFD商品をバイナリーオプションで提供していましたが、GMOクリック証券が遅ればせながら、CFD商品をラインナップに入れてきた形になります。
IG証券の場合
株価指数バイナリー
- 日本225
- ウォール街
- 英国FTSE100
- ドイツ30
- スペイン35
- オーストラリア200
- インド50先物
- シンガポール優良株先物
- 香港HS株価指数先物
- 中国A50株価指数先物
- 中国300株価指数先物
エネルギーバイナリー
- WTI原油先物
貴金属バイナリー
- NY金先物
- NY銀先物
と、CFDバイナリーオプションの商品数が多いのに対して、GMOクリック証券は日本225、米国30の2つだけですから、まだまだm商品力としては弱いと考えられます。