バイナリーオプションは、丁半博打やトランプのHIGH&LOWに例えられることも多いので「運」をベースにトレードをしてしまう方もいます。しかし、大数の法則があるので「運」だけでトレードしてしまうと回数を重ねれば重ねるほど勝率は50%に収斂してしまい、ペイアウト倍率の分だけ損をする計算になってしまいます。
バイナリーオプションはテクニカル分析のノウハウを持って、勝率を55%、60%と引き上げることで安定した利益を出すべきものなのです。バイナリーオプション攻略必勝法では、バイナリーオプションに適用できるテクニカル分析手法を解説します。
前提の準備
- 利用するバイナリーオプション業者:ハイローオーストラリア/HighLow
- 利用するトレードツール「MT4」:MT4の設定
トレードの考え方
「HighLow」「Turbo」はトレードスタイルによって使い分ける
バイナリーオプション攻略必勝法「トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード」の解説
今回のトレード手法で利用するテクニカル分析は「移動平均線」と「ストキャスティクス」の2つです。
「移動平均線」とは?
を言います。
「移動平均線」を見ることでトレンドを把握することができます。
- 右肩上がりの「移動平均線」 → 上昇トレンド
- 水平の「移動平均線」 → レンジ相場
- 右肩下がりの「移動平均線」 → 下降トレンド
また、「移動平均線」を過去○日までを平均するかで
- 短い「移動平均線」 → 直近のチャートのトレンドを表す
- 長い「移動平均線」 → 長期間のチャートのトレンドを表す
ため、複数の「移動平均線」を表示して
どの「移動平均線」も、同じ方向を示すことで
- 複数の「移動平均線」が右肩上がり → 確実性の高い上昇トレンド
- 複数の「移動平均線」が水平 → 確実性の高いンジ相場
- 複数の「移動平均線」が右肩下がり → 確実性の高い下降トレンド
と判断することができるのです。
今回利用する「移動平均線」は
- 62SMA(単純移動平均線)
- 200SMA(単純移動平均線)
- 800SMA(単純移動平均線)
の3本で、長めの「移動平均線」を採用することで、長期のトレンドを確実に把握することを意図しています。
移動平均線の3本が上から62MA、200MA、800MAの順に並ぶ
すべてが右斜め上を示している
→ 上昇トレンド
移動平均線の3本が下から62MA、200MA、800MAの順に並ぶ
すべてが右斜め下を示している
→ 下降トレンド
それ以外
→ トレンド収束中、レンジ相場など
と判断します。
「ストキャスティクス」とは?
MT4・MT5の設定
- %K:30
- %D:10
- スローイング:10
「ストキャスティクス」では
0~100の数値が付いていますが
20~80 :通常
80~100 :買われ過ぎ → 下降する可能性が高い
と判断します。
「80~100 :買われ過ぎ」のときは、下降の可能性が高いので、「HIGH」エントリーのサインが出ても見送る
という形で、エントリーの見送り判断に利用します。
これでバイナリーオプション攻略必勝法の勝率が上がります。
「トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード」の考え方
基本的には
です。
強いトレンドが発生している場合、一直線にチャートが形成されるケースというのはほとんどありません。
ほとんどのケースでは
今回のバイナリーオプション攻略必勝法では
あくまでも、長いトレンドの方向と同じ方向にエントリーするため、高い勝率を誇るバイナリーオプション攻略必勝法となっています。
では、どうやってエントリーするタイミングを見極めるかというと・・・
「移動平均線」を利用して、長いトレンドが発生したことをまず確認します。
前述した
移動平均線の3本が上から62MA、200MA、800MAの順に並ぶ
すべてが右斜め上を示している
→ 上昇トレンド
移動平均線の3本が下から62MA、200MA、800MAの順に並ぶ
すべてが右斜め下を示している
→ 下降トレンド
それ以外
→ トレンド収束中、レンジ相場など
という判断です。
上昇トレンド(下降トレンド)が発生していた場合
- その間に発生したレンジ相場の「高値(安値)」に線を引き
- 再び、トレンドと同方向にその線を実勢レートがブレイクしたときにエントリーする
のです。
上昇トレンド発生中
- レンジ相場発生を待つ
- レンジ相場の「高値」で線を引く
- 実勢レートが「高値」の線を下から上に抜く → 「HIGH」エントリー
下降トレンド発生中
- レンジ相場発生を待つ
- レンジ相場の「安値」で線を引く
- 実勢レートが「安値」の線を上から下に抜く → 「LOW」エントリー
という形でトレードします。
バイナリーオプション攻略必勝法「トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード」の手順
手順その1.トレンドの形成を確認する
今回の「トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード」は、トレンド相場でしか利用できないトレード手法です。
- 移動平均線の3本が上から62MA、200MA、800MAの順に並ぶ
- すべてが右斜め上を示している
→ 上昇トレンド(エントリー準備)
- 移動平均線の3本が下から62MA、200MA、800MAの順に並ぶ
- すべてが右斜め下を示している
→ 下降トレンド(エントリー準備)
- それ以外
→ トレンド収束中、レンジ相場など(エントリー見送り)
今回のバイナリーオプション攻略必勝法では、長期のトレンドで機能するため、長めの移動平均線を採用しています。
手順その2.レンジ相場が形成されるのを待つ
トレンド中にレンジ相場が発生するのを待ちます。
- 上昇トレンド発生中 → 高値が更新されない状況
- 下降トレンド発生中 → 安値が更新されない状況
がレンジ相場です。
手順その3.レンジ相場の高値(安値)に水平線を引く
レンジ相場を確認したら、レンジ相場の高値(安値)に水平線を引きます。
- 上昇トレンド発生中 → レンジ相場の高値に水平線を引く
- 下降トレンド発生中 → レンジ相場の安値に水平線を引く
手順その4.実勢レートがレンジ相場に引いた水平線をブレイクする
上昇トレンド発生中
- レンジ相場発生を待つ
- レンジ相場の「高値」で線を引く
- 実勢レートが「高値」の線を下から上に抜く → 「HIGH」エントリー準備
下降トレンド発生中
- レンジ相場発生を待つ
- レンジ相場の「安値」で線を引く
- 実勢レートが「安値」の線を上から下に抜く → 「LOW」エントリー準備
手順その5.エントリー
勝率を高めるために、まだエントリーせずに「ストキャスティクス」をチェックします。
- 「0~20 :売られ過ぎ」のときは、上昇の可能性が高いので、「LOW」エントリーのサインが出ても見送って、20を超えるのを待ってエントリー
- 「80~100 :買われ過ぎ」のときは、下降の可能性が高いので、「HIGH」エントリーのサインが出ても見送って、80を下回るのを待ってエントリー
- 「20~80」の場合は、上記のエントリー条件がクリアできたら、そのままエントリーします。
バイナリーオプション攻略必勝法「トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード」の検証シミュレーション
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- 移動平均線:62SMA、200SMA、800SMA
- ストキャスティクス:%K:30、%D:10、スローイング:10
- 1分足
- 米ドル/円
トレードルール
- 上昇トレンド発生中、レンジ相場の「高値」で線を引いて、実勢レートが「高値」の線を下から上に抜いたら「HIGH」エントリー
- 下降トレンド発生中、レンジ相場の「安値」で線を引いて、実勢レートが「安値」の線を上から下に抜いたら「LOW」エントリー
検証期間
2019年10月30日~11月3日
2019年10月30日~11月3日
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
検証結果
勝敗:5勝1敗
勝率:83.3%
損益:+17,250円
1回のトレード損益:12,875円
手法 | 回数 | エントリー方向 | 勝敗 | 購入額 | ペイアウト倍率 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 1回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 2回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 3回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 4回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 5回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 6回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
考察
勝率83.3%は、十分に高いバイナリーオプションの勝率です。しかし、トレード機会が極端に少ないのがこのバイナリーオプション攻略必勝法の特徴です。
この攻略必勝法のメリット
高い勝率
勝率8割超というのは、十分な利益を出せるラインとなっています。勝率55%、60%でも、収益が出る状態で勝率83.3%ですから、この手法は、バイナリーオプションのトレード手法の中でも、精度が高いトレード手法と言えます。
長期のトレンドが発生すると連勝しやすい
長期のトレンドでは、レンジ相場、上昇(下降)、レンジ相場、上昇(下降)という形が連続して発生するので、連勝しやすいバイナリーオプション攻略必勝法となっています。
この攻略必勝法のデメリット
トレード機会が少ない
移動平均線を長めにとっているため、ある程度の強いトレンドが発生していないと使えないバイナリーオプション攻略必勝法です。その上で、ストキャスティクスで、最終的なエントリー見送り設定もしているため、なかなかエントリー機会が訪れないデメリットがあります。
エントリータイミングが明確ではない
トレンド発生中のレンジ相場を設定するところが、人によって解釈が異なってしまうため、誰がやっても同じ結果になるバイナリーオプション攻略必勝法ではないのです。
この攻略必勝法の活用法
チェックするチャートの数を増やす
「トレード機会の少なさ」を払しょくするためには、トレードする通貨ペアを増やすことが一番簡単な方法です。
複数の通貨ペアのチャートをチェックして、エントリー機会を増やすことがこのバイナリーオプション攻略必勝法を生かす最大の方法と言っていいでしょう。
元々、勝率は高く、どの通貨ペアでも機能する攻略必勝法ですので、エントリー機会さえ確保すれば、十分な利益が見込めるのです。
まとめ
バイナリーオプション攻略必勝法「トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード」とは
長めの「移動平均線」を利用して、長期のトレンドを発見し、トレンド中のレンジ相場発生時に再上昇(再下降)を狙ってエントリーするバイナリーオプション攻略必勝法です。
高い勝率を誇る反面、エントリー機会が極端に少ないため、エントリー機会を確保する対策をもって、利用すれば十分に高い収益が見込めるバイナリーオプション攻略必勝法となっています。
勝率が高く、わかりやすいトレードですので、バイナリーオプション初心者の方にもおすすめできるバイナリーオプション攻略必勝法です。メリットがあるため、初心者にもおすすめできるバイナリーオプション攻略必勝法となっています。
ハイローオーストラリア/HighLowでは
となるため、
という利用方法となります。
「HighLow」を利用するメリットデメリット
MT4の時間足を5分足で1時間後を予想するため、ローソク足12本分先を予想するので精度が上がるが、テクニカル分析の狙ったタイミングと判定時刻が重ならない可能性も高い。また、ペイアウト倍率は「Turbo」よりも小さい。
「Turbo」を利用するメリットデメリット
ペイアウト倍率が高く、テクニカル分析の狙ったタイミングで「購入」できる反面、MT4の時間足を1分足にして、ローソク足5本分先を予想する必要があるため、予想の精度が落ちる。