バイナリーオプショントレードで使える無料ツールの一つに「ThinkTrader(旧:Trade Interceptor)」というツールがあります。今回は、「ThinkTrader(シンクトレーダー)」の特徴、メリットデメリット、使い方、検証方法、練習方法について丁寧に解説します。
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」とは?
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」とは
ThinkTrader(旧:Trade Interceptor)はこちら
大きく分けて、バイナリーオプショントレードで活用できる機能は2つあります。
- 過去のチャートを再現することによる練習ができる
- デモ口座を開設してチャート分析ツールとして使う
の2点です。
過去のチャートを再現することによる練習ができる
過去のチャートを再現しながら、過去チャートでトレードの練習ができる機能があります。
期間を設定して、過去のチャートを再現しながら、今一度、テクニカル分析などのトレード手法が有効かどうか、確認することができるのです。
バイナリーオプションでは、テクニカル分析によるバイナリーオプショントレードの攻略法を身に着けないと、安定した勝率を上げることはできません。
しかし、デモ口座で練習しようとしても、なかなか思い通りのチャートの状態にならずに、練習ができない、練習を積むのに時間がかかる、現状があります。
練習回数を短時間で積めないのです。
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」の過去チャート再現機能、練習機能を使えば
ため、短時間で、何度も、テクニカル分析のサインが出るタイミングに移動して、トレードができるので
- バイナリーオプション攻略必勝法の勝率を自分でテストできる
- バイナリーオプション攻略必勝法のエントリー、エグジットタイミングを練習ができる
メリットがあるのです。
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」は、FXトレード用のツールですので、厳密に言えばバイナリーオプションの練習用ツールではないのですが
- 同じ通貨が対象であり
- テクニカル分析が機能するのかどうか? = エントリー価格よりも上がったか?下がったか?をチェックすればわかる
ので、十分にバイナリーオプションのテクニカル分析のチェック・検証ツールとして機能するのです。
デモ口座を開設してチャート分析ツールとして使う
さらに「ThinkTrader(シンクトレーダー)」は、チャート分析ツールとしても、優れた機能を備えています。
MT4、MT5よりも優れている点
- スマホで4分割のチャート表示が可能
- スマホのテクニカル分析の数が多い:93種類
あり、操作性にも優れているため
という使い方も、有効なのです。
とくにスマホでチャート画面が4分割して表示できるツールは少ないのですが、テクニカル分析の精度を上げるためには、トレードするメインの時間足よりも、長い時間足を見ながら、中長期のトレンドも抑えておく必要があります。、
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」の導入方法
手順その1.「ThinkTrader(シンクトレーダー)」公式サイトに行く
公式サイトにアクセスします。「CONTINUE」をクリックします。
ThinkTrader(旧:Trade Interceptor)はこちら
手順その2.ダウンロードする
自分のパソコンの種類を選んでダウンロードします。
デスクトップには
- MAC
- Windows
があります。
筆者のパソコンは、WIndowsですので、WIndowsをダウンロードします。
手順その3.インストールする
ダウンロードしたsetupファイルをクリックして、インストールボタンを押します。
手順その4.ログインする
ログイン画面が表示されます。
今回は「練習・検証トレード」用として「Traders Gym」を選択します。
- 「Traders Gym」:過去チャートで期間選択して、値動きが再現できる練習用
- 「Demo」:通常のトレードができるデモ口座
- 「Live」:通常のトレードができるリアル口座
の3種類の使い方ができます。
- Password
を入力して、「Sign up for free」をクリックします。
もう一度
- Password
- Repeat Password
- Forex experience(FXトレード経験)
を入力して「Submit」をクリックします。
今度は「Login」ボタンをクリックします。
ログインが完了します。
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」の使い方(練習・検証トレード)
アカウントの作成
アカウントを作成する
まずは、アカウントを作成します。画面下部にある「Add Trading Account」をクリックします。
開いた画面に
- Name(アカウント名)
- initial funds(初期投資資金)
- Currency(通貨)
- leverage(レバレッジ)
を設定します。
今回は
- Name(アカウント名):練習1
- initial funds(初期投資資金):100万円
- Currency(通貨):JPY
- leverage(レバレッジ):100倍
を選択しました。「Creat」ボタンをクリックします。
ページ左下にアカウントが作成されます。
チャートの表示
チャートを表示する
デフォルト画面で「EURUSD」が開いていますが、新たにチャート画面を作成します。
画面左上の「+」ボタンをクリックします。
- Feed(海外FX業者の選択)
- Pricetype(価格設定)
- Symbol(取引商品)
- Timescale(時間足)
- Start Date EndDate(期間)
を設定します。
今回は
- Feed(海外FX業者の選択):TI
- Pricetype(価格設定):BID
- Symbol(取引商品):USDJPY
- Timescale(時間足):1時間足
- Start Date EndDate(期間):2019年3月17日~2020年3月16日
を選択しました。
チャートが表示されます。
インジケーターの表示
インジケーターを表示する
下記のチャートのアイコンをクリックします。
「Add indicartor」をクリックします。
今回は「Bollinger Bands」を選択しました。
ボリンジャーバンドがチャートに表示されます。
インジケーターを編集する
「Bollinger Bands」を選択すると、右側に編集画面が表示されます。
ここでボリンジャーバンドの期間、基準の価格、色、サイズなどを選択することができます。
「Bollinger Bands」を追加して、色を変えて、3σのボリンジャーバンドを表示してみました。
時間足の表示
時間足を変更する
時間足をクリックすると
- 1 hour
- 2 hour
- 3 hour
- 4 hour
- 8 hour
- 1 day
- 1 week
- 1 month
が表示されます。
好きな時間足に変更が可能です。
できます。
チャート表示の設定時に「Timescale(時間足):1 hour」と設定してしまうと、上記の選択肢しかないのですが、例えば「Timescale(時間足):5 min」と設定しておけば、
- 5 min
- 10 min
- 15 min
- 30 min
- 1 hour
- 2 hour
- 3 hour
- 4 hour
- 8 hour
- 1 day
- 1 week
- 1 month
が表示され設定できるようになります。
ただし、時間足を短くすればするほど、表示できる最大期間が短くなってしまうので注意が必要です。
- 「Timescale(時間足):1 hour」 → 最大1800日
- 「Timescale(時間足):5 min」 → 最大150日
- 「Timescale(時間足):1 min」 → 最大30日
と変わってきます。
描写ツール
描写ツールを使う
鉛筆アイコンをクリックすると、利用できる描写ツールが表示されます。
とくに難しい操作はありません。
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」のトレード方法(練習用のトレード)
手順その1.エントリーする
チャート上で右クリックして「Oder Window」をクリックします。
- 取引量
- ストップロス
- 利確
- 「売り」「買い」
を選択して、「Place Oder」をクリックします。
購入が完了すると下の画面に保有ポジションが表示されます。
手順その2.「再生」する
「再生」ボタンを押すと、過去チャートが再生され、保有ポジションの損益も動きます。
手順その3.エグジットする
保有ポジション上で右クリックして「Close position」をクリックすると、エグジットされます。
損益も、エグジットによって変動しています。
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」の使い方(バイナリーオプショントレード用)
バイナリーオプショントレードの分析ツールとして使う場合
バイナリーオプショントレード分析ツールとして使う場合には
ログイン画面で「Demo」口座を選択します。
メールアドレス/パスワード
は「Traders Gym」の時と同じものでログインできます。
「Demo」口座も、「Traders Gym」口座も、基本的な操作は同じですが
「Demo」口座では
ため、通常のMT4などのデモ口座と変わりません。操作性のみ違いが出てきます。
インジケーターに「一目均衡表」を表示した場合
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」の使い方(バイナリーオプショントレード用)
「ThinkTrader(シンクトレーダー)」のメリットは、スマホで分割してチャートを見れる点です。
スマホでのインストール手順を解説します。
手順その1.ThinkTraderをインストールする
「App Store]で「ThinkTrader」を検索します。
インストールしてアプリを開きます。
手順その2.ThinkTraderに登録する
デスクトップパソコンと同様に
- メールアドレス
- パスワード
を入力します。
ログインが完了します。
手順その3.チャートを表示する
USDJPYを選択すると、米ドル/円チャートが表示されます。
手順その4.インジケーターを表示する
右から3番目のグラフアイコンをクリックして、「+」ボタンを押して、好きなインジケーターを選択します。
今回は「Bollinger Bands」を選択しました。
チャートにインジケーターが表示されます。
手順その5.描写ツールを使う
一番右の鉛筆アイコンをクリックすると、「描写ツール」の選択肢が表示されます。
「Trend Line」を選択して、チャート上をなぞれば、トレンドラインが引かれます。
手順その6.時間足の変更
チャート右下にある「M5」「H1」をクリックすると、時間足の選択画面になります。円形のカーソルから、好きな時間足を選択して、表示できます。
手順その7.複数チャートの表示
スマホを横に倒すと、アイコンの数が増えます。
四角が4つあるアイコンをクリックすると、
- Single Chart(1画面)
- Two Charts(2画面)
- Four Charts(4画面)
の選択肢があるので、Four Charts(4画面)を選択します。
チャートが4画面に分割されます。
スマホを縦に戻しても、4画面の分割は維持されています。
手順その8.エントリーする
チャート上部にある、数字が勝っているパネルの「BUY」「SELL」をクリックすると、ロット数を選択する画面になります。
「Submit」をクリックすると、注文が完了します。
手順その9.エグジットする
ポジション画面に行くと、保有したポジションが表示されます。
ポジションをクリックして表示された詳細画面で「Close Position」をクリックすると、ポジションが解消されます。
まとめ
ThinkTrader(シンクトレーダー)は
- バイナリーオプションのテクニカル分析、過去チャートで自分で練習・検証できるツール
であり、
実際のバイナリーオプショントレードの分析用ツールとしても、
- スマホでの4画面表示
- スマホのインジケーター数が多い
ため、使い勝手の良いツールです。
バイナリーオプショントレードの勝率を上げるためには、テクニカル分析によるバイナリーオプション攻略必勝法の練習、検証が必須です。また、スマホでトレードする投資家にとっては、スマホでの分割表示やインジケーターの多さは、勝率上げられる重要な要素となります。
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