バイナリーオプションの「転売」という機能は、どうやって使えば良いのでしょうか?今回は、バイナリーオプションの転売の本当の活用法について解説します。
バイナリーオプションの「転売」とは?
バイナリーオプションの「転売」とは?
を言います。
バイナリーオプションとは、判定時刻に狙った為替レートよりも、「上になるのか?下になるのか?」を予想するトレードですが、途中で投資シナリオが崩れた場合に、「損切」目的で使われることが多いのが「転売」なのです。
バイナリーオプションの「転売」の特徴
「転売」では手数料(スプレッド)が発生する
例:「国内バイナリーオプション業者」外為オプション/GMOクリック証券
- 購入価格:638円 - 売却価格:561円 = 手数料(スプレッド):77円
となります。
つまり
ということを意味しているのです。
例:海外バイナリーオプション「ハイローオーストラリア」
- 投資額:1.0倍 - 転売時のペイアウト倍率:0.8492倍 = 手数料(スプレッド):0.1508倍
となります。
つまり
ということを意味しているのです。
「転売」ができる時間が制限される
海外バイナリーオプション「ハイローオーストラリア」
- 30秒オプション - 転売はできません
- 1分オプション - 転売はできません
- 3分オプション - 1分前まで転売可
- 5分オプション - 1分前まで転売可
- 15分オプション - 1分前まで転売可
- 1時間オプション - 1分前まで転売可
- 1日オプション - 1分前まで転売可
バイナリーオプション「転売」のメリット
- 損失が購入額全額になる前に「転売」すれば、「損切」ができる
- 判定時刻になる前に利益が出るタイミングで「転売」すれば、「利益確定」ができる
バイナリーオプション「転売」のデメリット
- スプレッド(手数料)が発生する
- スプレッド(手数料)が購入額の5%~10%と高い
- 判定時刻の直前では「転売」ができない
バイナリーオプションの「転売」の手順
海外バイナリーオプション「ハイローオーストラリア」の場合
手順その1.「HIGH(LOW)」で通常通りエントリーする
手順その2.「購入オプション詳細」のトレードに「転売」ボタンが表示される
手順その3.「転売」ボタンをクリックする
転売条件が表示されます。
手順その4.「転売ボタン」をクリックする
「転売」が完了します。
「転売」に対応している海外バイナリーオプション業者
ハイローオーストラリア/HighLow
所在地 | セントビンセント及びグレナディーン諸島 |
認可 | セントビンセント及びグレナディーン諸島LLC |
信託保全・分別管理 | - |
最低ペイアウト倍率 | 1.85 倍 |
最高ペイアウト倍率 | 2.30 倍 |
最低取引額 | 1,000円 |
ボーナス/キャンペーン | ・口座開設5,000円ボーナス ・最大100,000円のキャッシュバックが抽選で当たるジャックポット |
独自ツール | トレーダーズ・チョイス(トレンド確認ツール) |
ザオプション/the option
所在地 | マーシャル諸島 |
認可 | 法人登記、エストニア金融情報機関(EFIU) |
信託保全・分別管理 | 分別管理 |
最低ペイアウト倍率 | 1.83 倍 |
最高ペイアウト倍率 | 2.05 倍 |
最低取引額 | 1,000円 |
ボーナス/キャンペーン | ・新規回口座開設キャンペーン1,000円 ・初回入金キャンペーン7,000円 ・入金ボーナス最大40% |
独自ツール | - |
ファイブスターズマーケッツ/FIVE STARS MARKETS
所在地 | バヌアツ共和国 |
認可 | - |
信託保全・分別管理 | - |
最低ペイアウト倍率 | 1.70 倍 |
最高ペイアウト倍率 | 1.75 倍 |
最低取引額 | 500円 |
ボーナス/キャンペーン | ・10回取引で5,000円ボーナス ・暗号資産10回取引で5,000円ボーナス ・投資額の最大1.0%キャッシュバック、さらに月に3回以上bitwalletで入金で3,000円ボーナス(出金条件なし) ・「プレミアムタイム」指定時間に特定の通貨ペアのペイアウト倍率が90%に上昇 |
独自ツール | テクニカル分析表示 トレーダーセンチメント ビデオチュートリアル |
国内バイナリーオプション「ハイローオーストラリア」の場合
手順その1.コースを選んで「ハイ(ロー)」で通常通りエントリーする
手順その2.「購入履歴・売却」のトレード一覧に「売却」ボタンが表示される
手順その3.「売却」ボタンをクリックする
売却条件が表示されます。
手順その4.「OK」をクリックする
「転売(売却)」が完了します。
「転売」に対応している国内バイナリーオプション業者
すべての国内バイナリーオプション業者
よく用いられるバイナリーオプションの「転売」攻略法の理論
その1.シナリオが崩れたときに「損切」をすることで、全体の収益を上げる
バイナリーオプションでオプションを購入するときは、投資家自身の「投資シナリオ」が存在し、そのシナリオがあるからこそ、エントリーしているはずです。
しかし、その「投資シナリオ」通りに為替価格が動かず
- まったく逆方向へ進みそう
- 別のサインが出てきてしまった。
- エントリーする直前のサインを見落としていて。
というケースがあります。
この場合、今回のトレードが失敗に終わる公算が高いのですから
という理論です。
例
購入額:10,000円
勝率:50%
トレード回数:10回
ペイアウト倍率:1.90倍
「転売」でペイアウト倍率0.3倍で損切ができた場合
「転売」しない場合
勝ち:+9,000円
負け:-10,000円
勝ち:+9,000円
負け:-10,000円
勝ち:+9,000円
負け:-10,000円
勝ち:+9,000円
負け:-10,000円
勝ち:+9,000円
負け:-10,000円
勝率:50%
損益:-5,000円
「転売」した場合
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝率:50%
損益:+20,000円
となるのですから
と考えるのです。
「転売」は上記のようには機能しない!?
「転売」をすることで、全額の損失が出るリスクを回避することができるのは、その通りです。
しかし、同時に
のです。
前述した例で
「転売」したことで、勝率が50%から40%に下がった場合
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
負け:-7,000円
負け:-7,000円
勝率:40%
損益:-6,000円
「転売」したことで、勝率が50%から30%に下がった場合
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
勝ち:+9,000円
負け:-7,000円
負け:-7,000円
負け:-7,000円
負け:-7,000円
負け:-7,000円
勝率:30%
損益:-22,000円
と、結果的に損失が拡大していることがわかるかと思います。
その2.両建てでポジションを持って、利益が出るタイミングで片方を「転売」する
値動きの激しいレンジ相場のときに
「HIGH」「LOW」両方のポジションを持って
- 利益が出た片方を「転売」 → 利益確定
- 利益がでない片方を「保有」 → 相場が逆転してから「転売」で利益確定
することで
- 両方利益が取れれば、通常の約2倍の利益が得られる
- 片方しか利益が得られなかった場合も、どちらかは利益が出ているので損失は限定される
という理論です。
バイナリーオプションの戦略がないエントリーは勝率が安定しない!
前述した「転売」理論は、ほとんどが「運」に基づいたものです。
という希望的観測でトレードをしなければなりません。
バイナリーオプションで安定した利益を出すためには
必要があります。
という明確な投資シナリオがない中で、トレードをしても、安定した勝率は見込めないのです。
たまたま、両建て作戦で2倍の利益が得られることもあると思いますが、それでは勝率が安定しないのです。
もし、仮に「両建て」で、両方とも利益が取れるポイントがわかるのであれば、バイナリーオプションではなく、FXトレードをすべきとも言えます。
なぜなら、バイナリーオプションの「転売」では、5%~10%のスプレッドが発生します。国内バイナリーオプションであれば、ペイアウト額が1,000円なので50円~100円のスプレッド(手数料)が発生するのです。
FXトレードであれば、スプレッド(手数料)は0.3銭~1.0銭が相場です。
- 「両建て」自体の成功率が、明確な投資シナリオがない分、高くない
- バイナリーオプションの「転売」は、スプレッド(手数料)が高額
という理由があるからこそ、上記の「転売」理論は、成功しにくいと考えらられるのです。
バイナリーオプションで「転売」をするべきでない理由
バイナリーオプションで稼ぐために必要なことは
なのです。
「運」ではなく、「統計」「傾向」を分析した手法によって、平均勝率を上げることで利益が出るのがバイナリーオプションなのです。
バイナリーオプションの「転売」には
- 「転売」をすることで、本来勝てていたトレードの勝利も手放す可能性がある(勝率が下がる)
- 「運」やその場の判断に頼る傾向が強くなる
- 「損切」が有効になる長期のトレードがベースになり、トレード回数をこなせなくなる
- 「転売」には大きな手数料(スプレッド)が発生する
- 投資シナリオがあっていたか、外れていたか、の分析がしにくくなる
というデメリットがあり
- テクニカル分析を駆使して安定勝率を目指す
- トレード回数を重ねる
という点と、相反することをしなければならないのです。
筆者の考えでは
に全力を注ぐべきなのです。
不確定要素が増える「転売」は、百害あって一利なしと考えます。
それでも、バイナリーオプションの「転売」を活用しようとすればどんな方法があるの?
ことと考えます。
FXトレードでは、損失を限定するために「損切ライン」をエントリー時に決めておくことが一般的です。
「運」やその場の判断に頼らずに、あらかじめ「損切ライン」を決めて、「転売」するのであれば、その中でも勝率を上げるトレードが可能になります。
まとめ
バイナリーオプションの転売とは?
- 「転売」とは、「途中売却」「途中決済」「権利放棄」とも呼ばれるもので、権利行使前に購入したオプションを売却・放棄・決済する取引手法のこと
を言います。
転売のメリットには
- 損失が購入額全額になる前に「転売」すれば、「損切」ができる
- 判定時刻になる前に利益が出るタイミングで「転売」すれば、「利益確定」ができる
転売のデメリットには
- スプレッド(手数料)が発生する
- スプレッド(手数料)が購入額の5%~10%と高い
- 判定時刻の直前では「転売」ができない
というものがあります。
転売では
- シナリオが崩れたときに「損切」をすることで、全体の収益を上げる
- 両建てでポジションを持って、利益が出るタイミングで片方を「転売」する
などの理論が語られることが少なくありませんが
実際には
- 「転売」をすることで、本来勝てていたトレードの勝利も手放す可能性がある(勝率が下がる)
- 「運」やその場の判断に頼る傾向が強くなる
- 「損切」が有効になる長期のトレードがベースになり、トレード回数をこなせなくなる
- 「転売」には大きな手数料(スプレッド)が発生する
- 投資シナリオがあっていたか、外れていたか、の分析が
という転売のデメリットがあり、理論通りにはうまくいかないため
「バイナリーオプションの転売で稼ぐ方法とは?」
「転売が使える海外バイナリーオプション業者とは?」
「転売が使える国内バイナリーオプション業者とは?」