バイナリーオプションは、丁半博打やトランプのHIGH&LOWに例えられることも多いので「運」をベースにトレードをしてしまう方もいます。しかし、大数の法則があるので「運」だけでトレードしてしまうと回数を重ねれば重ねるほど勝率は50%に収斂してしまい、ペイアウト倍率の分だけ損をする計算になってしまいます。
バイナリーオプションはテクニカル分析のノウハウを持って、勝率を55%、60%と引き上げることで安定した利益を出すべきものなのです。バイナリーオプション攻略必勝法では、バイナリーオプションに適用できるテクニカル分析手法を解説します。
目次
前提の準備
- 利用するバイナリーオプション業者:ハイローオーストラリア/HighLow
- 利用するトレードツール「MT4」:MT4の設定
トレードの考え方
「HighLow」「Turbo」はトレードスタイルによって使い分ける
バイナリーオプション攻略必勝法「水平線のみを利用した押し目買い・戻り売りトレード」の解説
今回のトレードテクニックでは「水平線」のみを利用したバイナリーオプション攻略必勝法です。
「水平線」とは
を言います。
「水平線だけで儲けられるの?」
「もっと、いろんなテクニック分析指標を使った方が良いのでは?」
と疑念を抱く方が多いのもわかりますが・・・
実際は、プロの投資家でも、ほとんどといっていいほど、何らかの形でトレードに使っているのが「水平線」なのです。
なぜ、「水平線」が有効なのか?
です。
例えば
直近の高値が101.35円で、現在100.65円で上昇トレンドだとすれば、
投資家の多くが
「101.35円になったら、利確しよう。」
と考えるのが一般的です。
つまり、直近の高値である101.35円付近で多くの「利確(売り)」が入り、下降トレンドへ転換するケースが多いのです。
これはあくまでも一例ですが、
投資家はいろいろな目標値を決めてトレードをします。
その目標値の設定には、過去の節目節目の価格が採用されることが多いのです。
ということは、過去の節目節目の価格から、水平線を引っ張ることで、未来の値動きの可能性が高いポイントを予想することができるのです。
これが「水平線」がトレードに重要である大きな要因なのです。
今回は、この「水平線」にフォーカスしたバイナリーオプション攻略必勝法になります。
「水平線」の引き方
今回のバイナリーオプション攻略必勝法では
- トレンド中にできる「山」
- トレンド中にできる「谷」
- 「高値」
- 「安値」
- 「ダブルトップ」
- 「ダブルダウン」
- 「トリプルトップ」
- 「トリプルダウン」
のポイントで、「水平線」を引きます。
トレンド中にできる「山」「谷」
「高値」「安値」
「ダブルトップ」「ダブルダウン」
「トリプルトップ」「トリプルダウン」
「水平線」を引くときに気を付けておくべきポイント
その1.「水平線」は「線」でなく、「帯」として引く
「水平線」は、「線」と呼んでいるため、どうしても細い線をイメージしてしまいます。
しかし、水平に「線」を引こうとすると、まったく同じ価格の頂点が複数なければならないのです。0.1pipsの単位で価格が同じになることというのは、ほぼないのです。
厳密に「線」を引こうとすると、いつまでたっても、「水平線」は引けないのです。
「水平線」を引くときには、「線」ではなく、「帯」として考える必要があります。
「帯」の中に頂点が入っていれば、良いのです。また、ある程度アバウトに「水平線」を引く必要があります。
MT4/MT5の設定でも、線の太さを太くしておきましょう。
その2.「ローソク足」の実体を見る
投資家によって、「水平線」を引くときに
- ローソク足のヒゲを見て「水平線」を引くタイプ
- ローソク足の実体を見て「水平線」を引くタイプ
に分かれるので、どちらが正しいとは一概に言えませんが、今回のバイナリーオプション攻略必勝法では
ローソク足の実体を見て「水平線」を引く
ことを推奨しています。
理由は、ヒゲは瞬間的な値動きで形成されることが多いため、トレンドを正確に反映しているとは考えにくいためです。
その3.一つのチャートに引く「水平線」の数を5本程度に制限する
「水平線」は、引こうとすると、何本でも引けてしまうのですが、多すぎるといろいろなところがトレード判断のポイントになってしまい、逆にどこでエントリーしてよいのか?混乱してしまいます。
「水平線」を引きときは一つのチャートに5本まで
を目安にしましょう。
重要なポイントでのみ「水平線」を引くことを心がければよいのです。
「水平線のみを利用した押し目買い・戻り売りトレード」の考え方
今回のバイナリーオプション攻略必勝法は
- 実勢レートが「水平線」を下から上に抜ける
- 実勢レートが「水平線」を上から下に抜ける
ときは、前述した通りで一回、反発することが多いのです。「水平線」の価格帯に多くの投資家が注目しており、その周辺に「損切」や「利確」の注文が入るからです。
しかし、
- 実勢レートが「水平線」を下から上に抜ける → 反発して元に戻る → 再上昇する
- 実勢レートが「水平線」を上から下に抜ける → 反発して元に戻る → 再下降する
ときというのは
多少の反発に負けない強いトレンドが形成されている
と判断することができます。
また、多くの投資家も、再上昇(再下降)したときには、強いトレンドができていると判断して、再度ポジションを持ちに来ることが多いのです。
この勢いに乗っかるのが今回のバイナリーオプション攻略必勝法です。
この再上昇(再下降)のポイントを「押し目」「戻り」と言います。
実勢レートが「水平線」を下から上に抜ける
一旦「水平線」の下に戻る
再度、「水平線」を下から上に抜ける
→ 「HIGH」エントリー
実勢レートが「水平線」を上から下に抜ける
一旦「水平線」の上に戻る
再度、「水平線」を上から下に抜ける
→ 「LOW」エントリー
と考えます。
バイナリーオプション攻略必勝法「水平線のみを利用した押し目買い・戻り売りトレード」の手順
手順その1.「水平線」を引く
- トレンド中にできる「山」
- トレンド中にできる「谷」
- 「高値」
- 「安値」
- 「ダブルトップ」
- 「ダブルダウン」
- 「トリプルトップ」
- 「トリプルダウン」
の節目節目のポイントに「水平線」を引きます。」
手順その2.「押し目・戻り」を狙って順張り方向にエントリーする
実勢レートが「水平線」を下から上に抜ける
一旦「水平線」の下に戻る
再度、「水平線」を下から上に抜ける
→ 「HIGH」エントリー
実勢レートが「水平線」を上から下に抜ける
一旦「水平線」の上に戻る
再度、「水平線」を上から下に抜ける
→ 「LOW」エントリー
バイナリーオプション攻略必勝法「水平線のみを利用した押し目買い・戻り売りトレード」の検証シミュレーション
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
1分足
米ドル/円
トレードルール
実勢レートが「水平線」を下から上に抜けて、一旦元に戻ってから、再上昇したら「HIGH」エントリー
実勢レートが「水平線」を上から下に抜けて、一旦元に戻ってから、再下降したら「LOW」エントリー
検証期間
2019年3月13日
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
次
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
検証結果
勝敗:8勝3敗
勝率:72.7%
損益:20,600円
1回のトレード損益:+1,873円
手法 | 回数 | エントリー方向 | 勝敗 | 購入額 | ペイアウト倍率 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 1回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 2回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 3回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 4回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 5回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 6回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 7回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 8回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 9回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 10回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 11回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
考察
勝率72.7%は十分に高い勝率で、儲けやすいバイナリーオプション攻略必勝法と言えます。大きなトレンドに乗る順張りトレードのため、勝率も高く、1回あたりの収益率も高い攻略必勝法となっています。
ただし、反面、トレード機会が少ない、「水平線」の引き方は個人差が大きく出てしまうというデメリットもあります。
この攻略必勝法のメリット
勝率が高い
バイナリーオプションでは、55%以上の勝率であれば、利益を出すことができます。勝率72.7%であれば、十分に稼げる可能性の高い攻略必勝法と言えます。
この攻略必勝法のデメリット
トレード機会が少ない
1分足をまる1日チェックして、11回のトレード機会ですから、トレード機会は少ない部類と言っていいでしょう。
しかも、「水平線」を引き続けなければならないため、放置できるものでもありません。ここは大きなデメリットと言えます。
「水平線」の引き方には個人差が出る
前述した通りで、「水平線」は、ある程度アバウトに引くものです。
そのため、個人差が多く
- どのポイントを採用するか?
- どこに「水平線」を引くか?
は、センスとしか言いようがありません。
やる人によって、勝率も大きくぶれてしまう攻略必勝法となっています。
まとめ
バイナリーオプション攻略必勝法「水平線のみを利用した押し目買い・戻り売りトレード」とは
「水平線」を利用したシンプルな「押し目買い・戻り売り」のバイナリーオプション攻略必勝法です。
実際にトレードをしてみると
- 勝率が高い
というメリットがある反面
- トレード機会が少ない
- センスによる部分が大きく、個人差が大きい
というデメリットもあるバイナリーオプション攻略必勝法です。
ハイローオーストラリア/HighLowでは
となるため、
という利用方法となります。
「HighLow」を利用するメリットデメリット
MT4の時間足を5分足で1時間後を予想するため、ローソク足12本分先を予想するので精度が上がるが、テクニカル分析の狙ったタイミングと判定時刻が重ならない可能性も高い。また、ペイアウト倍率は「Turbo」よりも小さい。
「Turbo」を利用するメリットデメリット
ペイアウト倍率が高く、テクニカル分析の狙ったタイミングで「購入」できる反面、MT4の時間足を1分足にして、ローソク足5本分先を予想する必要があるため、予想の精度が落ちる。