バイナリーオプションの初心者は「シグナル取引」「シグナルトレード」に対して、「どう使うのか?」「どうやってトレードするのか?」疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、実際にバイナリーオプションのシグナル取引で実際にトレードてみた結果について解説します。
バイナリーオプションのシグナル取引とは?
シグナルとは?
を「シグナル」「トレードシグナル」と言います。
シグナルを持ってトレードをすることを「シグナルトレード」「シグナル取引」と言います。
FXトレードのシグナルの場合
- 今後の、トレードがどうなるのか?
- いつ参入するべきか?
- いつエグジットするべきか?
など、複雑な情報が記載されます。
海外FX業者:XM(エックスエム)のトレードシグナル例
バイナリーオプションのシグナルの場合
というシンプルなシグナルになります。
バイナリーオプションのシグナル取引の検証
採用したバイナリーオプションシグナル
- 海外バイナリーオプション業者:オプションビット/OPTIONBIT(現在は、サービス停止しています。)
- シグナル:アルゴビット「Algobit」
手順その1.オプションビット/OPTIONBITの口座開設
公式サイトに行く
右側の口座開設フォームに
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- パスワード
を入力して「スタート」をクリックします。
手順その2.アルゴビット「Algobit」にログインする
「Algobitにログイン」をクリックします。
「DEPOSIT NOW AND START TRADING」と表示されますが
これは
ということを意味しています。
手順その3.オプションビット/OPTIONBITの口座に入金する
今回は2万円をクレジットカードから入金しました。
オプションビット/OPTIONBITの最低入金額は2万円です。
入金ボーナスが30%ついて
残高は26,000円
となっています。
プロ―モーション条件は
入金額27,500円~50,000円未満 : 30%
となっていましたが、なぜか2万円の入金でもボーナスが反映されていました。
手順その4.アルゴビット「Algobit」にログインする
入金後にアルゴビット「Algobit」にログインすると、きちんとログインが完了します。
手順その5.言語を日本語に変える
言語を日本語に変更します。
手順その6.トレード画面の説明
左上にから順に解説します。
「マニュアル」/「シグナル」
「マニュアル」:シグナルなしでの裁量トレードのこと。通常のトレードが可能です。
「シグナル」:シグナルトレードをする場合はこちらを選択します。
「分析」
シグナルは自動的にリアルタイムで表示されますが、「分析」ボタンを押すと分析結果が更新されます。
「ターボ」/「デジタル」
ターボ:短期取引
- 0.5分(30秒)
- 0.75分(45秒)
- 1分
- 2分
- 5分
デジタル:長期取引
- 15分後
- 30分後
- 45分後
- 1時間後
- 1週間後
- 2週間後
- 3週間後
- 4週間後
「各通貨ペア」
左から
- シグナル(緑 → HIGH、赤 → LOW)
- 通貨ペア名
- 現在レート
- バー(シグナルの精度の高さ。緑まで表示されていると精度が高い)
- 開始ボタン
開始ボタンをクリックすると、トレード画面が開きます。
投資額
- 500円
- 1000円
- 2000円
- 5000円
- 10000円
- 20000円
- 50000円
手順その7.トレード開始
取引したい通貨ペアを選びます。
「赤・黄・緑」の3本のバーが表示されているものが、精度の高いシグナルですので、それを選びます。
- 判定期間(有効期限)
- 投資額
を選択します。
トレードをクリックします。
内容を確認して問題なければ「CONFIRM(確定)」をクリックします。
手順その8.トレード中
グラフの左下にオープントレード(トレード中)の通貨ペアと価格が表示されます。
- 赤:負けている(アウト・オブ・ザ・マネー)
- 青:引き分け
- 緑:勝っている(イン・オブ・ザ・マネー)
を意味します。
グラフの隣のタブ「オープントレード」にもトレード中の通貨ペアが表示されます。
手順その9.結果
「終了トレード」のタブをクリックすると結果が表示されます。
- 注文
- 資産(取引通貨ペア)
- 前回の有効期限(判定時刻)
- ストライク(エントリーレート)
- 金額(購入金額)
- リターン(払い戻し)
- 利益(損益)
- 終了レート
- 結果(勝負)
の項目が表示されます。
バイナリーオプションのシグナル取引の検証結果
トレードの方法
- ターボの「赤・黄・緑」の3本のバーが表示されている通貨ペアを何も考えずにトレード
勝率
10回チャレンジ
6勝4敗(勝率60%)
損益
- 350円 × 1回 + 335円 × 5回 = 2,025円のプラス
- -500円 × 4回 = 2,000円のマイナス
合計:+25円
26,000円 → 26,025円
結果
購入額が少額だったため、損益は+25円
アルゴビット「Algobit」のシグナルの精度を上げる方法
閾値を下げる
上部メニューの「アドバンス」をクリックすると
閾値を設定できる画面になります。
閾値を下げる(左側に移動させる)
「SAVE」をクリックして確定させます。
こうすると、本当に見込のあるシグナルが出た通貨ペアのみが配信されます。
注意点
閾値を下げると、なかなか左のバーに通貨ペアが表示されなくなります。
それだけ厳しく見るようになったということです。
下記のように「SPI 200」しか出てないのは、株価指数の閾値はいじっていないからです。
バイナリーオプションのシグナル取引の考察
ある程度の勝率は稼げるかもしれないが・・・
実験からもわかると通りで
シグナルというのは
になっているため、勝率は50%以上になる可能性が高いのです。
しかしながら、配信されているシグナル、今回で言えばアルゴビット「Algobit」がどんな分析方法をして、答えを導き出しているのか?はわかりません。
(一応、アルゴビット「Algobit」はレンジ相場での逆張りを前提に作られていることだけはわかっています。)
予想のバックボーンを知ることができないので、運でトレードする勝率50%よりも高い勝率を上げられるかも知れませんが、継続的に有効なトレード手法かという言われるとそうでもないのです。
筆者の考えでは
と考えます。
バイナリーオプションは運でトレードしたら絶対に負けます。
ペイアウト倍率が200%未満に設定されている以上、勝率50%では、いつか資金がなくなってしまうのです。
それを引き上げるために行うのが「テクニカル分析」であり、為替レートの変動を予想して、勝率を50%以上に引き上げるのです。
この分析作業を丸投げするツールがシグナルなのです。
しかし、シグナルを利用してしまうと、「どういうロジックで分析しているのか?」の裏側がわかりませんから、安定した勝率を上げるというのは難しいのです。
バイナリーオプションで安定的に50%以上の勝率で勝ち続けるには
ロジックを持って、分析する能力が必要になるのです。
ちなみにオプションビット、サービスを終了していますので、海外バイナリーオプション業者で、シグナルを提示しているのは「ファイブスターズマーケッツのオートチャーティスト」だけでしたが、こちらもオートチャーティストのサービス提供は終了しています。
海外FX業者が提供するオートチャーティストを使う必要があります。
バイナリーオプションの勝率を上げる「オートチャーティスト」とは?
「オートチャーティスト」を使った実践的バイナリーオプション攻略必勝法
やってみたからわかるバイナリーオプションのシグナル取引のメリット
エントリーすべきタイミングを複数の通貨ペアから自動的に教えてくれる
自分だけでトレードしている場合は
どうしても、チェックできる通貨ペアに限りがあります。
バイナリーオプションの場合は、複数画面を見るトレードプラットフォームは少ないため
筆者の場合でも
- トレードしたい通貨ペアのバイナリーオプション取引画面
- テクニカル分析をするMT4の取引画面(時間軸に合わせて、4分割)
の2つを表示させるのがいっぱいいっぱいです。
こうなるとチェックできているのは、一つの通貨ペアだけです。
オプションビット/OPTIONBITの場合
- 30の取引銘柄
を持っているので、極端に言えば29個のトレードチャンスは無視しているということになってしまいます。
しかし、シグナルであれば
勝てるチャンスが来た取引銘柄のみをピックアップしてくれる
のです。
これはシグナル取引だからできるメリットと言えます。
やってみたからわかるバイナリーオプションのシグナル取引のデメリット
シグナル配信のロジックがわからない。
FXのシグナル配信の場合
過去のチャートがこうだから
今後の為替レートもこうなる可能性が高い
だから、参入レベルは○○円で
エグジットすべき価格は○○円
というところまで、説明してくれるので
このシグナルの説明に納得できれば採用、納得できなければ見送りという行動をとることができますし、為替を分析するスキルアップにもつながるのです。
しかし、バイナリーオプションのシグナルの場合は
- 上がるか?
- 下がるか?
の結果だけの配信ですので、その背景にあるロジックがわからないのです。
バイナリーオプションのシグナル取引を活用するための方法
それでも、バイナリーオプションのシグナル取引を活用するのであれば
シグナルの「分析」が必須になります。
少額で複数のパターンでトレードをしてみます。
- レンジ相場の時
- 上昇トレンド相場の時
- 下降トレンド相場の時
- 曜日別
- 1日の時間帯別
- 通貨ペア別
・・・
このときに勝率の偏りが出てくるはずです。
もし仮に
- 平日朝9時~11時のレンジ相場でシグナルの勝率が70%を超える
という結果が出れば
その時間帯にのみシグナル取引を実行する形をとって、精度が高ければ、徐々に投資額を引き上げていけば良いのです。
シグナルを使ったからと言って、やみくもにトレードをしていては、十分な利益を出せる状況にはならないのです。
基本的に
- 色々なケース別にシグナル取引の成果を記録する
- 勝率の高いケースを絞り込む
- 一定期間絞り込んだケースのみでトレードをする
- 勝率が60%以上を超えているのであれば、投資額を引き上げる
という形が、シグナルと使ったバイナリーオプショントレードの必勝パターンと言っていいでしょう。
まとめ
バイナリーオプションのシグナル取引とは
バイナリーオプション業者が為替レートの変動を分析し「HIGH(上)」 or 「LOW(下)」のどちらにすべきか?を予想してくれるトレードツールのことを言います。
今回の検証結果では
勝率60%
という結果になりました。
バイナリーオプションのシグナル取引のメリット
- すべての取引銘柄をウォッチしたうえで、予想が当たりやすいものだけピックアップしてくれる
バイナリーオプションのシグナル取引のデメリット
- どのようなロジックで予想をしているのか?根拠がわからない
バイナリーオプションのシグナル取引を活用する方法
- 利用しているシグナルの得意な状況を見極める
具体的には
- 色々なケース別にシグナル取引の成果を記録する
- 勝率の高いケースを絞り込む
- 一定期間絞り込んだケースのみでトレードをする
- 勝率が60%以上を超えているのであれば、投資額を引き上げる
という手順で、勝率が高まるシチュレーションを絞込、そのときに限定してシグナルを利用することで、全体の勝率を引き上げることができるのです。
筆者の意見としては、バイナリーオプションの初心者であればシグナルを参考にして取引をすることもありだと思いますが、経験が増えていくにしたがって、自分なりのしっかりした根拠のある分析に基づいてトレードすべきと考えます。
根拠がわからない予想に乗っかる形では、高い勝率を安定的にキープできないからです。自分なりのトレード分析手法を身につけることの方が重要なのです。
「バイナリーオプションのシグナルでトレードして勝てるの?」
・・・