バイナリーオプションは、丁半博打やトランプのHIGH&LOWに例えられることも多いので「運」をベースにトレードをしてしまう方もいます。しかし、大数の法則があるので「運」だけでトレードしてしまうと回数を重ねれば重ねるほど勝率は50%に収斂してしまい、ペイアウト倍率の分だけ損をする計算になってしまいます。
バイナリーオプションはテクニカル分析のノウハウを持って、勝率を55%、60%と引き上げることで安定した利益を出すべきものなのです。バイナリーオプション攻略必勝法では、バイナリーオプションに適用できるテクニカル分析手法を解説します。
前提の準備
- 利用するバイナリーオプション業者:ハイローオーストラリア/HighLow
- 利用するトレードツール「MT4」:MT4の設定
トレードの考え方
「HighLow」「Turbo」はトレードスタイルによって使い分ける
バイナリーオプション攻略必勝法「RSIとMACDの逆張りトレード」の解説
今回のトレードテクニックには「RSI」「MACD」の2つのテクニカル分析指標を採用しています。
「RSI」とは
「RSI」 = 一定期間の値上がり幅の平均 / 一定期間の値動き幅の平均
の割合で示されるため
- RSI:100% = ずっと値上がりし続けている
- RSI: 50% = 値上がり幅と値下がり幅が同じ
- RSI: 0% = ずっと値下がりし続けている
という傾向を示します。
100%や0%になることはほぼ在りませんので、トレードをする考え方としては
RSI:70%以上 = 値上がり傾向が強い(買われすぎ)
→ 実勢レートが下降する可能性が高い
→ 「LOW」エントリー
RSI:30%以下 = 値下がり傾向が強い(売られすぎ)
→ 実勢レートが上昇する可能性が高い
→ 「HIGH」エントリー
と考えるのが一般的です。
MT4/MT5の設定
インジケーターの「Relative Strength index」を選択
- 期間:14
に設定します。
30%と70%のラインは、はじめはグレーになっているので、目立つ色(赤)に変えておきましょう。
「MACD」とは
例
- MACD = 短期EMA(9) - 長期EMA(26)
- シグナル(9)
という形の設定が多く
- MACD:新しい日付のデータを重視する移動平均線
- シグナル:通常の移動平均線
ですから、トレードの手法としては
MACDがシグナルよりも下にある = 下降トレンド
MACDが上から下にシグナルを抜ける = 上昇トレンドから下降トレンドの転換点 ≒ 「LOW」エントリー
MACDが下から上にシグナルを抜ける = 下降トレンドから上昇トレンドの転換点 ≒ 「HIGH」エントリー
と判断できるのです。
今回のバイナリーオプション攻略必勝法では、下記の通りに設定しますj。
MT4/MT5の設定
インジケーターの「MACD」を選択
- 短期EMA:12
- 長期EMA:26
- シグナル:14
他のトレードプラットフォームのテクニカル分析指標では、MACDも線グラフで表示されることが多いのですが、MT4/MT5では棒グラフになるので、棒を太く設定した方が見やすいはずです。
「RSIとMACDの逆張りトレード」の考え方
今回のバイナリーオプション攻略必勝法は
- 「RSI」
- 「MACD」
という、相場の転換点を予測するテクニカル分析指標を合体させてトレードします。
- RSI:30%以下 = 値下がり傾向が強い(売られすぎ) → 実勢レートが上昇する可能性が高い
- MACDが下から上にシグナルを抜ける = 下降トレンドから上昇トレンドの転換点
→ 「HIGH」エントリー
- RSI:70%以上 = 値上がり傾向が強い(買われすぎ) → 実勢レートが下降する可能性が高い
- MACDが上から下にシグナルを抜ける = 上昇トレンドから下降トレンドの転換点
→ 「LOW」エントリー
さらに、念には念を入れて「ローソク足が連続する」ことも条件に入れます。
- RSI:30%以下 = 値下がり傾向が強い(売られすぎ) → 実勢レートが上昇する可能性が高い
- MACDが下から上にシグナルを抜ける = 下降トレンドから上昇トレンドの転換点
- 陽線が2本連続したら
→ 「HIGH」エントリー
- RSI:70%以上 = 値上がり傾向が強い(買われすぎ) → 実勢レートが下降する可能性が高い
- MACDが上から下にシグナルを抜ける = 上昇トレンドから下降トレンドの転換点
- 陰線が2本連続したら
→ 「LOW」エントリー
今回は、「相場の転換点」を狙う逆張りトレードであり、順張りと比較すると勝率が下がる傾向があるため、3重に判断指標を増やして、だましを回避するバイナリーオプション攻略必勝法となっています。
バイナリーオプション攻略必勝法「RSIとMACDの逆張りトレード」の手順
手順その1.「RSI」の売買サインを確認する
まずは「RSI」を見ます。
- RSI:30%以下 = 値下がり傾向が強い(売られすぎ) → 「HIGH」エントリー準備
- RSI:70%以上 = 値上がり傾向が強い(買われすぎ) → 「LOW」エントリー準備
手順その2.「MACD」の売買サインを確認する
次に「MACD」の売買サインを確認します。
- MACDが下から上にシグナルを抜ける → 「HIGH」エントリー準備
- MACDが上から下にシグナルを抜ける → 「LOW」エントリー準備
手順その3.最後に「ローソク足」を確認して、エントリーする
「RSI」と「MACD」の売買サイン確認後、「ローソク足」の動きを見て、エントリーします。
- RSI:30%以下
- MACDが下から上にシグナルを抜ける
- 陽線が2本連続
→ 「HIGH」エントリー
- RSI:70%以上
- MACDが上から下にシグナルを抜ける
- 陰線が2本連続
→ 「LOW」エントリー
バイナリーオプション攻略必勝法「RSIとMACDの逆張りトレード」の検証シミュレーション
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- RSI:「期間:14」
- MACD:「短期:12」「長期:26」「シグナル:14」
- 1分足
- 米ドル/円
トレードルール
- 「RSI」30%以下で、「MACD」が下から上にシグナルを抜けて、陽線が2本連続したら
- 「HIGH」エントリー
- 「RSI」70%以上で、「MACD」が上から下にシグナルを抜けて、陰線が2本連続したら
- 「LOW」エントリー
検証期間
2013年1月23日
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
検証結果
勝敗:9勝6敗
勝率:60.0%
損益:10,050円
1回のトレード損益:+670円
手法 | 回数 | エントリー方向 | 勝敗 | 購入額 | ペイアウト倍率 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
RSIとMACDの逆張りトレード | 1回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 2回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 3回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 4回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 5回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 6回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 7回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 8回目 | LOW | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 9回目 | LOW | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 10回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 11回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 12回目 | HIGH | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 13回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 14回目 | LOW | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
RSIとMACDの逆張りトレード | 15回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
考察
勝率60.0%というのは、かろうじて利益が出るギリギリのラインです。相場の転換点を狙う逆張りトレードのため、複数のテクニカル分析指標を併用しても、勝率が下がってしまうのは、致し方ないと思われます。
これがFXトレードであれば、逆張りはトレンドの始まりと終わりをすべて利益に変えられるため、勝率が低くても利益が出るのですが、バイナリーオプションの場合は、予想が当たるか外れるかの問題であり、どのくらい当たるかは関係ないので、バイナリーオプションには不向きな、攻略必勝法であると言えます。
強いてあげるのであれば、相場の変動も予測しなければならない国内バイナリーオプション業者向けのバイナリーオプション攻略必勝法と言えます。
この攻略必勝法のメリット
とくになし
残念ながら、このバイナリーオプション攻略必勝法は逆張りなので「相場の転換点を予想して、トレンドの始まりと終わりを予測できる」というメリットしかありません。しかし、海外バイナリーオプションの場合は、このメリットは不要なので、特段メリットがないと言わざるを得ません。
この攻略必勝法のデメリット
勝率が低い
勝率60.0%は、利益が出るギリギリの勝率であり、ほかのバイナリーオプション攻略必勝法と比較すると低い勝率となっています。
トレード機会が少ない
勝率を上げるために3つの判断指標をクリアしてから、エントリーとなるため、トレード機会は少なくなってしまいます。
エントリータイミングが不明瞭
3つの判断指標が重なるタイミングは、一致することはなく、少しずつずれてエントリータイミングが来るのです。見送るのか、エントリーするのが個人の判断によって変わってしまう問題もあります。
まとめ
バイナリーオプション攻略必勝法「RSIとMACDの逆張りトレード」とは
「RSI」「MACD」といった、相場の転換点を狙うことのできるテクニカル分析指標を使ったバイナリーオプション攻略必勝法です。
実際にトレードをしてみると
- 勝率が低い
- トレード機会が少ない
- エントリータイミングが不明瞭
と問題の多いバイナリーオプション攻略必勝法であることがわかります。
相場の転換点を狙うということは、当たる確率は低くなる半面、トレンドの始まりと終わりを知ることができるので、FXトレードや国内バイナリーオプションの仕組みであれば、勝率の低さは勝ち幅の大きさでカバーできるのです。
しかし、海外バイナリーオプションの場合は、どちらに動くのか?を当てるだけであり、どのくらい動いたかは収益に影響しません。ということは、逆張りを狙った今回のバイナリーオプション攻略必勝法は、海外バイナリーオプションにはおすすめできないということを意味しています。
ハイローオーストラリア/HighLowでは
となるため、
という利用方法となります。
「HighLow」を利用するメリットデメリット
MT4の時間足を5分足で1時間後を予想するため、ローソク足12本分先を予想するので精度が上がるが、テクニカル分析の狙ったタイミングと判定時刻が重ならない可能性も高い。また、ペイアウト倍率は「Turbo」よりも小さい。
「Turbo」を利用するメリットデメリット
ペイアウト倍率が高く、テクニカル分析の狙ったタイミングで「購入」できる反面、MT4の時間足を1分足にして、ローソク足5本分先を予想する必要があるため、予想の精度が落ちる。