バイナリーオプションでは、稼ぐためにいろいろなツールを使って、勝率を上げる試みをしているかと思いますが、今回は勝率を上げられるツールとして、「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」を紹介します。
「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」とは?
「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」とは
を言います。
OANDAグループとは
カナダのトロントに本部を置く為替情報配信サービスの会社で、1996年に設立され、全世界で約7万5000社に対して、為替情報を配信しています。200以上の通貨ペアの過去30年間の為替レートをAPI等で提供するサービスです。
OANDAグループは、FXサービスも提供しており、全世界の顧客の取引状況(注文状況)をグラフ化して、表示してくれるのが「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」なのです。
「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」の見方
OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)はこちら
OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)を使うためには、口座開設は必要ありませんが
更新頻度に差があります。
BASIC
更新頻度30分に1回
30分遅れ
- 必要条件なし
STANDARD
更新頻度20分に1回
遅延なし
- 本番口座の開設
PREMIUM
更新頻度5分に1回
遅延なし
- 本番口座の開設
- 一定条件クリア(毎月USD50万以上の取引)
見ることだけであれば下記URLにアクセスすれば良いのですが・・・
実際にバイナリーオプションで活用しようとすれば、少なくとも「遅延なし」の「STANDARD」である必要があるため、口座開設しましょう。
口座開設自体は、無料でできるのと、実際に入金やトレードをする必要はありません。
OANDA口座開設はこちら
OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)の見方
オープンポジション
オープンポジションとは
を言います。
グラフは、4分割されており
- 左側:「売り」ポジション
- 右側:「買い」ポジション
ですので
- 右上:「買い」ポジションで現在レートよりも上の価格で購入 → 含み損のある「買い」ポジション
- 右下:「買い」ポジションで現在レートよりも下の価格で購入 → 含み益のある「買い」ポジション
- 左上:「売り」ポジションで現在レートよりも上の価格で購入 → 含み益のある「売り」ポジション
- 左下:「売り」ポジションで現在レートよりも下の価格で購入 → 含み損のある「売り」ポジション
を示しているのです。
オープンオーダー
オープンオーダーでとは
を言います。
グラフは、4分割されており
- 左側:「売り」注文
- 右側:「買い」注文
ですので
- 右上:「買い」逆指値 → 含み損があるので「損切」するための注文
- 右下:「買い」指値 → 含み益があるので「利確」するための注文
- 左上:「売り」逆指値 → 含み損があるので「損切」するための注文
- 左下:「売り」指値 → 含み益があるので「利確」するための注文
を意味します。
通貨ペア
- XAG/USD
- XAU/USD
- USD/JPY
- EUR/USD
- EUR/JPY
- GBP/JPY
- AUD/JPY
- GBP/USD
- AUD/USD
- EUR/AUD
- EUR/CHF
- EUR/GBP
- GBP/CHF
- NZD/USD
- USD/CAD
- USD/CHF
非累積・純額
- 非累積:「オーダーすべて」を表示してくれている状態
- 純額:「指値 - 逆指値」を表示してくれている状態
バイナリーオプション攻略で「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」をどう使えば良いのか?
オープンポジションで投資家の状況を把握する
2020年1月14日:5時40分
米ドル/円:オープンポジション
- 左下が多く
- 次に右下が多く
- 現在レートよりも上部はほとんどない
ということは
- 含み損のある「売り」ポジションが多い
- 次に含み益のある「買い」ポジションが多い
- 価格が上昇している
ということを意味します。
実際にMT4で1時間足を見てみると、上昇トレンドにあります。
含み損のある「売り」ポジションを持つ投資家は
- 「損切」したい → 「買い」逆指値
含み益のある「買い」ポジションを持つ投資家は
- 「利確」したい → 「売り」指値
という行動をとるはずです。
オープンオーダーで注文の状況を把握する
実際にチャート上では
- 110円の「買い」逆指値:2.05%
- 110円の「売り」指値:1.21%
と、「買い」注文が優勢なのです。
つまり、この状況で上昇トレンドが進んで現在レート109.927円から、110円になったときは
- 110円の「買い」逆指値:2.05% → 注文決済
- 110円の「売り」指値:1.21% → 注文決済
されることになります。
割合を見ると、「買い」注文が優勢ですので
と予測することができるのです。
バイナリーオプションで狙うのは
という結論になります。
このような考え方で、バイナリーオプションで「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」を活用するのです。
活用法まとめ
投資家の状況を探る
- 右上:「買い」ポジションで現在レートよりも上の価格で購入 → 含み損のある「買い」ポジション
- 右下:「買い」ポジションで現在レートよりも下の価格で購入 → 含み益のある「買い」ポジション
- 左上:「売り」ポジションで現在レートよりも上の価格で購入 → 含み益のある「売り」ポジション
- 左下:「売り」ポジションで現在レートよりも下の価格で購入 → 含み損のある「売り」ポジション
どの状況の投資家が多いのか?を把握する
ポイントとしては
含み損を抱えている投資家
→ ストレスを抱えていて、耐えきれずに「損切」することが多い
→ 「損切」して離脱する人が増えてくると、さらに不安が増し、トレンドが伸びる
→ 「損切」して、含み損を抱えている投資家がいなくなると、トレンドが反転する
含み益を抱えている投資家
→ 「利益」が出ているので余裕がある
→ テクニカル分析に応じて、計画的に「利確」注文を入れるため、バラけやすい
という特徴があります。
注文の状況を探る
- 右上:「買い」逆指値 → 含み損があるので「損切」するための注文 → 注文が多いところでトレンドがさらに上昇する
- 右下:「買い」指値 → 含み益があるので「利確」するための注文 → 注文が多いところで下降トレンドから上昇トレンドに反転する
- 左上:「売り」逆指値 → 含み損があるので「損切」するための注文 → 注文が多いところでトレンドがさらに下降する
- 左下:「売り」指値 → 含み益があるので「利確」するための注文 → 注文が多いところで上昇トレンドから下降トレンドに反転する
注文が多いところを狙ってトレードする
がバイナリーオプションで狙うべきポイントです。
とくに
- 「買い」逆指値が多い → 上昇トレンドの加速
- 「売り」逆指値が多い → 下降トレンドの加速
が顕著に起きることが多いのです。
これは
- 含み損を抱えた投資家が我先にと「損切」するので、トレンドがどんどん伸びていく
ためです。
このポイントで「HIGH(LOW)」でエントリーすれば、勝てる可能性が高くなるのです。
「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」と活用したバイナリーオプション戦略のよくある質問
「上記以外の考え方はないの?」
あります。
一定のレンジに「注文」が集中している場合
ということを意味しています。
レンジ相場では、レジスタンスラインとサポートラインの間でチャートが推移することになるため、跳ね返るタイミングを狙って、何度もエントリーすることができます。
FXトレードでは、為替変動の幅が小さいレンジ相場は、大きく稼ぐことが難しいのですが、バイナリーオプションであれば、レンジ相場になったときに何度もエントリーして、大きく稼ぐこともできるのです。
「判定時刻は、どうすれば良いの?」
狙った価格になって、注文が執行されて、トレンドに影響を及ぼすまでには、若干の時間が必要になります。
なぜなら、「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」は、5pipsの範囲内でしかグラフが表示されていないからです。
そのため、5分~15分ぐらいの判定時刻を設定すると良いでしょう。
「トレードするときに見るのは、バイナリーオプション業者のチャート画面で良いの?」
はい
基本的に「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」はリアルタイムのデータではありません。
- STANDARD:20分
- PREMIUM:5分
ですので、口座開設しただけの方だと、20分ごとにしか情報は更新されないのです。
しかし、
- 狙う通貨ペア
- 狙う価格帯
- 狙うべき方向
は把握できているので、バイナリーオプション業者の簡易的なチャートでも、十分にエントリーを実行することができます。
とくにMT4・MT5に頼る必要がないメリットがあります。
「損切の逆指値ではなく、利確の指値注文からの反転を狙っても良いの?」
あまり、おすすめはしません。
前述した通りで
- 含み損を抱えている投資家 → 焦りが強い → 損切が始まると止まらなくなる
- 含み益を抱えている投資家 → 余裕がある → 計画通りにしか利確はしない
という違いがあること
- 損切注文 → トレンドが伸びる → 順張り
- 利確注文 → トレンドが反転する → 逆張り
ですので
チャート上にオープンオーダーを表示することが可能!?
OANDAでは、オーダーブックインジケーターを使えばMT4上にオープンオーダーを重ねて費用時することが可能です。
MT4上にオープンオーダーが表示できれば
- チェックする画面が一つになるため利便性が高い
- オープンオーダーで注文が多い価格帯にラインを引くことができる
- チャート推移とオープンオーダーの関係性を把握しやすい
というメリットがあります。
ぜひ、導入してみましょう。
まとめ
「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」とは
- 投資家のポジションの状況
- 投資家の未決済注文の状況
を正確に表示してくれる、有能な無料ツールです。
世界中に投資家の顧客がいるOANDAグループだからこそ、正確性を持ったデータが取得できるのです。
「OANDAオーダーブック(オープンオーダー・オープンポジション)」を見れば投資家の意図、勢力を把握することができるので、これを活用できれば、単純なチャート分析のテクニカル分析を一歩進化させることができます。
ぜひ、バイナリーオプション攻略にも活用してみましょう。
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