前提の準備
- 利用するバイナリーオプション業者:ハイローオーストラリア/HighLow
- 利用するトレードツール「MT4」:MT4の設定
トレードの考え方
「HighLow」「Turbo」はトレードスタイルによって使い分ける
ハイローオーストラリア/HighLowでは
- 「HighLow」 → 判定時刻が決まっている(15分/1時間/1日)
- 「Turbo」 → 判定時刻が購入時点から○分という形で決まる(30秒/1分/3分/5分)
となるため、
- 「HighLow」 → MT4「5分足」で攻略法を活用して「1時間」ごとに設定された判定時間での値動きを予想
- 「Turbo」 → MT4「1分足」で攻略法を活用して、その時点から「5分」後の判定時間の値動きを予想
という利用方法となります。
「HighLow」を利用するメリットデメリット
MT4の時間足を5分足で1時間後を予想するため、ローソク足12本分先を予想するので精度が上がるが、テクニカル分析の狙ったタイミングと判定時刻が重ならない可能性も高い。また、ペイアウト倍率は「Turbo」よりも小さい。
「Turbo」を利用するメリットデメリット
ペイアウト倍率が高く、テクニカル分析の狙ったタイミングで「購入」できる反面、MT4の時間足を1分足にして、ローソク足5本分先を予想する必要があるため、予想の精度が落ちる。
バイナリーオプション攻略必勝法「移動平均線のみの高精度順張りトレード」の解説
今回のバイナリーオプション攻略必勝法は
バイナリーオプションを主戦場にしている投資家の方にとっては、複雑なテクニカル分析を使いこなすよりも、テクニカル分析の王道の指標である「移動平均線」のみを使ったトレードは、だいぶ簡単なので理解しやすいはずです。
しかも、今回のトレード手法は「確実性」を追求しているため「勝率が高いこと」が儲けることの絶対条件であるバイナリーオプションとはかなり相性の良いトレード手法となっています。
移動平均線とは?
を言います。
移動平均線にも、いくつか種類があるのですが、今回はオーソドックスな移動平均線のみを採用します。
移動平均線は、英語では「Moving Average」と表記されるため、一定期間の数値と合わせて「○○MA」と訳されることが多いのです。
- 「期間:200」の移動平均線は「200MA」
- 「期間:50」の移動平均線は「50MA」
- 「期間:14」の移動平均線は「14MA」
- 「期間:5」の移動平均線は「5MA」
となります。
MT4の画面に実際に表示するときは
MT4の設定
インジケーターの「Moving Average」を選択
- 移動平均の種別「Simple」
- 適用価格「Close」
- 期間「5」「14」「50」「200」
と設定します。
チャート上ではこうなります。
では「この4本の移動平均線をどう使うのか?」を解説していきます。
「移動平均線のみの高精度順張りトレード」の第1ステップは「レンジ相場の発見」です。
第1ステップ.移動平均線でレンジ相場を発見する
このトレード手法では「レンジ相場」を発見することがスタートします。
移動平均線には「相場」によってこのような傾向があります。
レンジ相場
- 短期移動平均線と長期移動平均線が交錯する
- 長期移動平均線が水平になる
トレンド相場
- 短期移動平均線と長期移動平均線が平行になる
- 長期移動平均線が傾く
今回のトレード手法で言えば
- 短期移動平均線:5MA、14MA
- 長期移動平均線:50MA、200MA
です。
例を見てみると
このチャートの前半部分は
- 5MA(緑)
- 14MA(紫)
- 50MA(オレンジ)
- 200MA(黒)
が交錯しています。
とくに
「短期移動平均線:長期移動平均線」
- 50MA(オレンジ):200MA(黒)
- 5MA(緑):50MA(オレンジ)
- 14MA(紫):50MA(オレンジ)
が交錯しているのがわかるかと思います。
さらに
- 長期移動平均線である「200MA(黒)」はほぼ水平
になっています。
逆にこのチャートの後半部分を見てみると
14MA(紫):5MA(緑)は多少交錯していますが
- 5MA(緑)・14MA(紫)
- 50MA(オレンジ)
- 200MA(黒)
の3つの関係性は「平行」になっているのがわかります。
また
長期移動平均線である「200MA(黒)」は右下に傾いています。
第2ステップ.「レンジ相場」に「レジスタンスライン」「サポートライン」を引く
「移動平均線のみの高精度順張りトレード」では
「レンジ相場からトレンド相場への転換点」を見極めるために「レジスタンスライン」「サポートライン」を引きます。
- レジスタンスライン:レンジ相場の高値を結んだ水平線
- サポートライン:レンジ相場の安値を結んだ水平線
です。
このように引きます。
第3ステップ.「レンジブレイク」からエントリー
実勢レートが、レンジ相場の「レジスタンスライン」「サポートライン」を抜けることを「レンジブレイク」と言います。
ということになります。
しかし、先ほど「レンジ相場の中で、高値・安値が何度も同じ価格になるわけではない」と言った通りで、「レジスタンスライン」「サポートライン」をブレイクしたからと言って、そのまま素直にトレンド相場に移り変わるわけではありません。
ちょっとだけはみ出して、すぐにレンジの中に戻ってしまう「レンジ相場の最中の誤差」かも知れないからです。
そこで、今回の「移動平均線のみの高精度順張りトレード」では
という方法を取ります。
- 押し目:上昇トレンド中に一時的にレートが下降すること
- 戻り:下降トレンド中に一時的にレートが上昇すること
を言います。
押し目
戻り
のです。
エントリーの条件としては
- レジスタンスラインをブレイク
- 「押し目」の発生
- 実勢レートが5MAを上に抜ける
- 「HIGH」エントリー
- サポートラインをブレイク
- 「戻り」の発生
- 実勢レートが5MAを下に抜ける
- 「LOW」エントリー
となります。
「移動平均線のみの高精度順張りトレード」手法のイメージ
実際のチャートで見るとこうなります。
バイナリーオプション攻略必勝法「移動平均線のみの高精度順張りトレード」の手順
手順その1.「レンジ相場の発見」
- 条件1:200MAが水平に近い状態
- 条件2:50MAと5MAもしくは14MAが交錯している状態
→ 「レンジ相場」と判断
手順その2.「レジスタンスライン」「サポートライン」を引く
「レンジ相場」に「レジスタンスライン」「サポートライン」を引きます。
手順その3.レンジ相場のブレイク後「押し目・戻り」形成でエントリー
上昇トレンド
- レジスタンスラインをブレイク
- 「押し目」の発生
- 実勢レートが5MAを上に抜ける
- 「HIGH」エントリー
下降トレンド
- サポートラインをブレイク
- 「戻り」の発生
- 実勢レートが5MAを下に抜ける
- 「LOW」エントリー
バイナリーオプション攻略必勝法「移動平均線のみの高精度順張りトレード」の注意点
移動平均線の位置関係に注意
移動平均線は相場の状況に応じて、位置関係が決まってきます。
レンジ相場
- 実勢レート
- 5MA(緑)
- 14MA(紫)
- 50MA(オレンジ)
- 200MA(黒)
が交錯している状態
トレンド相場(上昇トレンド)
上から順に
- 実勢レート・5MA(緑)・14MA(紫)※交錯している状態
- 50MA(オレンジ)
- 200MA(黒)
トレンド相場(下降トレンド)
上から順に
- 200MA(黒)
- 50MA(オレンジ)
- 実勢レート・5MA(緑)・14MA(紫)※交錯している状態
例えば
上昇トレンドだと思っていたら、
- 50MA(オレンジ)
- 200MA(黒)
でなく
- 200MA(黒)
- 50MA(オレンジ)
なっていたとしたら、大きなレンジ相場の中にいる可能性が高く、トレンド相場になっていないのです。当然、エントリーは見送らなければなりません。
バイナリーオプション攻略必勝法「移動平均線のみの高精度順張りトレード」の検証シミュレーション
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- 移動平均線(MA):5MA、14MA、50MA、200MA(設定:種別Simple)
- 5分足
- 米ドル/円
トレードルール
- レジスタンスラインをブレイク → 「押し目」の発生 → 実勢レートが5MAを上に抜ける → 「HIGH」エントリー
- サポートラインをブレイク → 「戻り」の発生 → 実勢レートが5MAを下に抜ける → 「LOW」エントリー
検証期間
2017年7月31日~2017年8月4日
2017年7月31日
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
2017年8月1日
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
2017年8月2日
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
2017年8月3日
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
2017年8月4日
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
検証結果
勝敗:5勝0敗
勝率:100.0%
損益:+22,250円
1回のトレード損益:+4,450円
手法 | 回数 | エントリー方向 | 勝敗 | 購入額 | ペイアウト倍率 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
レンジブレイク移動平均線 | 1回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
レンジブレイク移動平均線 | 2回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
レンジブレイク移動平均線 | 3回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
レンジブレイク移動平均線 | 4回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
レンジブレイク移動平均線 | 5回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
バイナリーオプション攻略必勝法「移動平均線のみの高精度順張りトレード」の検証レポート
考察
勝率100%は文句のつけようがない結果と言えます。しかし、「だまし」を回避するために複数の条件をクリアしたときのみエントリーということになるので、トレード機会はかなり減ってしまっています。ここが大きなデメリットと言えるでしょう。
この攻略必勝法のメリット
圧倒的な勝率
バイナリーオプションは勝率が高ければ高いほど、儲けがでるので、少ない検証回数とは言え、勝率100%は十二分な結果と言えます。
エントリータイミングが明確
エントリータイミングは比較的明確になっています。誰がやっても同じポイントでエントリーすることになります。
この攻略必勝法のデメリット
取引機会が少なすぎる
バイナリーオプションで取引を繰り返している方は、数分単にでどんどんトレードしたいという方が多いかもしれません。今回のトレード手法の場合、検証期間5日でトレードできたのは5回ですから、1日1回のチャンスしかありません。大きなデメリットと言えます。
この攻略必勝法の活用法
取引する通貨ペアを広げる
取引機会が少ないのは致し方ありません。
だとすれば
- 米ドル/円
だけでなく
- ユーロ/円
- 豪ドル/円
- ポインド/円
- ユーロ/米ドル
- 豪ドル/米ドル
- ポンド/米ドル
とラインナップを広げれば、その分取引機会は倍増するのです。
他のトレード戦略と併用する
「移動平均線のみの高精度順張りトレード」は
- 勝率が高い
- 取引機会が少ない
のですから、メインのトレード手法とはせずに他のトレード手法をメインの手法とにして、「移動平均線のみの高精度順張りトレード」のチャンスが来た時だけ、この手法通りにトレードして、全体の勝率を上げるような使い方も検討の余地があります。
1回の購入額を引き上げる
- 勝率が高い
- 取引機会が少ない
のであれば、1回の購入金額を数倍に設定して、儲けを増やすという方法も考えられます。
まとめ
バイナリーオプション攻略必勝法「移動平均線のみの高精度順張りトレード」とは
です。
ただし、レンジブレイクでそのままエントリーすると「だまし」が多いので
トレードをする手法となっています。
慎重を期している分「勝率が高い」、一方で「取引機会が少ない」というデメリットもあります。
勝率が高く、利用しているのがシンプルな移動平均線のみという点で、バイナリーオプションとも相性の良いトレード手法になっています。初心者の方にもおすすめです。
バイナリーオプションは、丁半博打やトランプのHIGH&LOWに例えられることも多いので「運」をベースにトレードをしてしまう方もいます。しかし、大数の法則があるので「運」だけでトレードしてしまうと回数を重ねれば重ねるほど勝率は50%に収斂してしまい、ペイアウト倍率の分だけ損をする計算になってしまいます。
バイナリーオプションはテクニカル分析のノウハウを持って、勝率を55%、60%と引き上げることで安定した利益を出すべきものなのです。バイナリーオプション攻略必勝法では、バイナリーオプションに適用できるテクニカル分析手法を解説します。