バイナリーオプションにも、勝ちやすい時間帯と勝ちにくい時間帯が存在します。今回は、バイナリーオプション時間帯別の勝ち方、勝てる時間帯、勝てない時間帯について詳しく解説します。
目次
バイナリーオプションで勝てる時間帯と勝てない時間帯の特徴
「勝てる」「勝てない」という言い方には語弊があります。
正確に言えば
- 勝てる時間帯 → 勝ちやすい時間帯
- 勝てない時間帯 → 勝ちにくい時間帯
です。
バイナリーオプションで勝ちやすい時間帯とは?
バイナリーオプションは、FXとは違い、0.01pipsでも良いから「予想が当たりさえすれば良い」のです。
FXの場合
- 1ドル=105.50円 → 1ドル=105.51円
→ スプレッド分損をする
- 1ドル=105.50円 → 1ドル=106.50円
→ 100pipsという大勝ち
バイナリーオプションの場合
- 1ドル=105.50円 → 1ドル=105.51円
→ 1.9倍のペイアウト
- 1ドル=105.50円 → 1ドル=106.50円
→ 1.9倍のペイアウト
となります。
つまり、
- FX:予想を大きく当てると収益もそれに伴い大きくなる
- バイナリーオプション:予想を大きく当てても、小さく当てても、払い戻しに差がない
という特徴があります。
つまり、バイナリーオプションの場合は「予想を当てさえすれば良い」のです。
予想が当たりやすい相場というのは「トレンド相場」であり、トレンドのそったトレードである「順張り」のトレード手法の方が高い勝率が期待できます。
下記の当サイトで検証したバイナリーオプション攻略必勝法を見ても
- 高い勝率を上げているのは「順張り」がほとんど
- 勝率の良かったものだけを紹介したいるため、「順張り」が8割を占める
結果となっています。
手法 | トレード機会 | 勝 | 負 | 勝率 | 損益 | 1回の平均損益 | 方向 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一目均衡表と平均足トレード | 36回 | 27勝 | 9敗 | 75.0% | 75,150円 | 2,088円 | 順張り |
ボリンジャーバンドと遅行スパンのシンプルトレード | 39回 | 27勝 | 12敗 | 69.2% | 60,150円 | 1,542円 | 順張り |
RCIと移動平均線のバウンド狙いトレード | 22回 | 18勝 | 4敗 | 81.8% | 60,100円 | 2,732円 | 順張り |
EMAとエンペローブの逆張りトレード | 38回 | 26勝 | 12敗 | 68.4% | 55,700円 | 1,466円 | 逆張り |
ボリンジャーバンド+移動平均線の順張りトレード | 21回 | 17勝 | 4敗 | 81.0% | 55,650円 | 2,650円 | 順張り |
ボリンジャーバンドエクスパンションを活用した順張りトレード | 19回 | 15勝 | 4敗 | 78.9% | 46,750円 | 2,461円 | 順張り |
VQ・BBレシオ・ADXによるトレンド分析トレード | 21回 | 16勝 | 5敗 | 76.2% | 46,200円 | 2,200円 | 順張り |
平均足による押し目買い・戻り売り | 18回 | 14勝 | 4敗 | 77.8% | 42,300円 | 2,350円 | 順張り |
フラッグ・ペナント | 18回 | 13勝 | 5敗 | 72.2% | 32,850円 | 1,825円 | 順張り |
一目均衡表3役順張り | 16回 | 11勝 | 5敗 | 68.8% | 23,950円 | 1,497円 | 順張り |
ピボットポイント(PP)を利用したシンプルトレード | 16回 | 11勝 | 5敗 | 68.8% | 23,950円 | 1,497円 | 順張り |
レンジブレイク移動平均線 | 5回 | 5勝 | 0敗 | 100.0% | 22,250円 | 4,450円 | 順張り |
押し目買い・戻り売り | 9回 | 7勝 | 2敗 | 77.8% | 21,150円 | 2,350円 | 順張り |
水平線のみシンプルトレード | 11回 | 8勝 | 3敗 | 72.7% | 20,600円 | 1,873円 | 順張り |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 11回 | 8勝 | 3敗 | 72.7% | 20,600円 | 1,873円 | 順張り |
水平線のみの押し目買い・戻り売りトレード | 11回 | 8勝 | 3敗 | 72.7% | 20,600円 | 1,873円 | 順張り |
レンジ相場での移動平均線のみのトレード | 11回 | 8勝 | 3敗 | 72.7% | 20,600円 | 1,873円 | 順張り |
ADXと移動平均線順張りトレード | 23回 | 14勝 | 9敗 | 60.9% | 17,300円 | 752円 | 順張り |
窓埋め | 6回 | 5勝 | 1敗 | 83.3% | 17,250円 | 2,875円 | どちらでもない |
サポレジ転換順張りトレード | 6回 | 5勝 | 1敗 | 83.3% | 17,250円 | 2,875円 | 順張り |
トレンド中のレンジ相場を利用した順張りトレード | 6回 | 5勝 | 1敗 | 83.3% | 17,250円 | 2,875円 | 順張り |
ストキャスティクスのゴールデンクロス・デッドクロスを利用した順張りトレード | 8回 | 6勝 | 2敗 | 75.0% | 16,700円 | 2,088円 | 順張り |
ダイバージェンスの逆張りトレード | 8回 | 6勝 | 2敗 | 75.0% | 16,700円 | 2,088円 | 逆張り |
フィボナッチ数列を利用した押し目買い・戻り売りトレード | 14回 | 9勝 | 5敗 | 64.3% | 15,050円 | 1,075円 | 順張り |
移動平均線と水平線の順張りトレード | 5回 | 4勝 | 1敗 | 80.0% | 12,800円 | 2,560円 | 順張り |
ゴールデンクロス・デッドクロスを利用したシンプルトレード | 11回 | 7勝 | 4敗 | 63.6% | 11,150円 | 1,014円 | 順張り |
RSIとMACDの逆張りトレード | 15回 | 9勝 | 6敗 | 60.0% | 10,050円 | 670円 | 逆張り |
ボリンジャーバンドとローソク足の順張りトレード | 6回 | 4勝 | 2敗 | 66.7% | 7,800円 | 1,300円 | 順張り |
つまり、
ということになります。
トレンド相場であれば「順張り」のバイナリーオプション攻略必勝法が使えるからです。また、できるだけボラティリティが高い(上下動が激しい)相場よりは、素直な落ち着いたトレンド相場が形成されやすい時間帯を狙うべきと考えます。
バイナリーオプションで勝ちにくい時間帯とは?
1.レンジ相場
前述した通りで、トレンドの方向にエントリーする「順張り」の方が高い勝率が見込めます。バイナリーオプションは勝率が命ですので、トレンド相場の方が勝ちやすいのです。
逆に言えば、トレンドに逆らず方向の「逆張り」、トレンドが発生しない「レンジ相場」では、バイナリーオプションの勝率は下がってしまいます。
とくにスロットのような感覚で、レンジ相場での一時的な為替変動時に戻る力を利用して「目押し」でトレードするバイナリーオプションの投資家もいるのですが、安定した勝率を出せるとは思えません。
2.投資家がいない閑散とした時間帯
トレードに参加する投資家が少ない時間帯というのは、大口の機関投資家のさじ加減で相場が急変動します。
こういう時は、素直なトレンドにはならず
- 急上昇して、急下降というような荒れた相場になるか?
- ほとんど値動きのないレンジ相場になるのか?
のどちからです。
3.チャートとは関係ないファンダメンタルズ的な値動き
- 指標発表時
- 要人の発言
- 重要な経済トピック
も、急激な為替変動が発生します。
しかも、これは過去のチャート推移とは関係なく、経済動向によるトレード分析の「ファンダメンタルズ分析」に基づく相場の急変動になるため、「テクニカル分析」が通用しない相場になってしまうのです。
4.世界各国の主要市場の休日
為替取引というのは、世界各国の為替市場で取引ができます。
冬時間
夏時間(サマータイム)
ニュージーランド:10月第1日曜日~3月第3日曜日
豪州:10月最終日曜日~3月最終日曜日
欧州・ロシア:3月最終日曜日~10月最終日曜日
米国:4月第1日曜日午前2時~10月最終日曜日午前2時
その中でも、主要な市場が休日になると、参加する投資家は大幅に減ってしまいます。
- 東京市場
- ロンドン市場
- ニューヨーク市場
が休日なタイミングでは、他の市場でトレードをすることもできますが、市場が閑散としてしまうケースが多く、トレンドが形成されにくいので注意が必要です。
金融市場休日カレンダー
5.世界各国の市場が閉まるタイミング
機関投資家を中心として、市場が閉まるタイミングでは「ポジションをクローズする(利確/損切)」の動きが増加します。
今まで、素直なトレンドが続いていても、世界各国の市場が閉まる直前はトレンドが反転しやすいのです。
「順張り」でトレードをしていても、市場が閉まるタイミングでは、そのトレード手法が通用しなくなってしまう可能性があります。
6.世界各国の市場が開くタイミング
機関投資家を中心として、市場が開くタイミングでは、いろいろな思惑で投資家がポジションをもちはじめます。
まだ「どちらに進むのか?」の判断がつかない時間帯と言っても過言ではありません。
結論:バイナリーオプションで勝てる時間帯
前述した勝ちにくい時間帯をまとめると
- マーケットの開始後:30分
- マーケットの閉鎖前:30分
- マーケットの休日
- 仲値発表後の東京市場(レンジ相場になることが多い)
- 指標発表時、要人発言、重要な経済トピック
があります。
- マーケットの休日
- 指標発表時、要人発言、重要な経済トピック
は、その日の問題ですので除外するとすれば
バイナリーオプションで勝てる時間帯(冬時間)は
東京市場が開く30分後の「9:30~14:30」
東京市場は、ロンドン市場やニューヨーク市場と比較すると取引が活発というわけではありませんが、素直なトレンドが形成されやすい環境にあります。
トレンドを利用した順張りは、有効に機能する時間帯です。
9:55仲値
9:55分は金融機関が扱う「仲値(なかね)」が決まるため
- 9:00~9:55:相場がドルを中心に活発になる
- 9:55~:相場が安定する
徐々に相場の行き落ちが落ちてくるため、14時ぐらいまでが素直なトレンドができやすい時間帯と言えます。
15:00東京オプションカット
東京オプションカットとは
を言います。
オプション取引は、通貨を、予め定められた期間(権利行使期間)に、予め定められた価格(権利行使価格)で、買う権利または売る権利を売買する取引で、それの権利確定時間の15時の前に、投資家が消滅しないように価格を動かそうとするため、為替変動が活発化するのです。
15:00の前から、徐々に相場が活発化し、トレンドが形成されやすくなります。ただし、オプションカットの回避が要因のトレンドですので、今までのトレンドとは違う方向でのトレンド形成がされる可能性が高いです。
ロンドンの市場参加者が増える「16:30~18:00」
16:00というのは、時差が9時間あるロンドンの投資家の朝9:00です。また、夏時間であればドイツ/フランクフルト、スイス/チューリッヒ、フランス/パリなどの市場がオープンするタイミングです。
ロンドン・欧州の投資家が参加してくる時間帯なのです。
今までと違ったトレンドが形成されやすいため、30分様子を見てから、トレンドに参加すると良いでしょう。
本来は、東京市場のクローズが17:00ですので、トレードを避ける時間帯ですが、実際は16時頃から市場参加者がロンドンの欧州勢の投資家にスムーズに移行されるため、それほど過敏に東京市場のクローズの時間帯に注目する必要はありません。
ロンドン市場が開く30分後の「18:30~21:00」
ロンドン市場が開いて、相場が安定し、ニューヨーク市場が開く前の状態ですので
- 市場の取引が活発
- トレンドが伸びやすい
時間帯でもあります。
21:00以降は、ニューヨーク市場の参加者が増える
21時を過ぎると、ニューヨークの市場参加者が増え、より相場は活発化してきます。
欧州の市場参加者の思惑から、ニューヨークの市場参加者の思惑に応じたトレードに移行するタイミングですので、トレンドの傾向が変わってきます。
ニューヨーク市場が開く30分後の「22:30~23:30」
ニューヨーク市場が開いて、相場が安定し、活発な取引が続く時間帯で
- 市場の取引が活発
- トレンドが伸びやすい
時間帯でもあります。
指標発表を避ける
24:00NYオプションカット
NYオプションカットとは
を言います。
24:00の前から、徐々に相場が活発化し、トレンドが形成されやすくなります。ただし、オプションカットの回避が要因のトレンドですので、今までのトレンドとは違う方向でのトレンド形成がされる可能性が高いです。
25:00(夏24:00)ロンドンフィキシング仲値
ロンドン時間の16:00に設定される仲値のことを言います。
ロンドンフィキシングの前後も、機関投資家の取引が活発化するため、相場が読みにくく、トレンドが形成しにくくなります。
ニューヨーク市場のみの取引になる「2:00~4:00」
ロンドンの市場が閉まるため、市場参加者がニューヨーク市場の投資家が主になってきます。
取引は落ち着くため、ある程度トレンドが素直に形成されやすい時間帯です。
「順張り」も有効に機能します。
4:00以降は、取引量が増えて読みにくい形に
ニューヨーク市場が閉まるタイミングに向けて、徐々に取引量も上がってきます。
まとめ
- 東京市場が開く30分後の「9:30~14:30」
- ロンドンの市場参加者が増える「16:30~18:00」
- ロンドン市場が開く30分後の「18:30~21:00」
- ニューヨーク市場が開く30分後の「22:30~23:30」
- ニューヨーク市場のみの取引になる「2:00~4:00」
が
と言えます。
時間帯別のおすすめの通貨ペア
- 東京市場が開く30分後の「9:30~14:30」
→「米ドル/円」「豪ドル/円」「米ドル/豪ドル」 - ロンドンの市場参加者が増える「16:30~18:00」
→「ユーロ/円」「ユーロ/ドル」「ユーロ/ポンド」「ポンド/ドル」 - ロンドン市場が開く30分後の「18:30~21:00」
→「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/ポンド」「ポンド/ドル」 - ニューヨーク市場が開く30分後の「22:30~23:30」
→「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/ポンド」「ポンド/ドル」「米ドル/豪ドル」 - ニューヨーク市場のみの取引になる「2:00~4:00」
→「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/ポンド」「ポンド/ドル」「米ドル/豪ドル」
「バイナリーオプションの勝ちやすい時間帯はいつですか?」
「バイナリーオプションの勝ちにくい時間帯はいつですか?」