バイナリーオプションは「運」で勝つことはできない投資です。テクニカル分析でチャートの推移を予想して、はじめて勝つことができるものです。そのトレードに大切なツールの一番手は、MT4・MT5(メタトレーダー)ですが、海外製のトレードツールですので「使いにくさ」を感じてしまう投資家は一定数存在するのです。今回は、バイナリーオプションのチャート分析におすすめの日本製無料ツール「プラチナチャート+(プラス)」について解説します。
「プラチナチャート+(プラス)」とは?
「プラチナチャート+(プラス)」は、GMOクリック証券が提供する高機能トレードツールです。正真正銘の日本製のトレードツールであり、無料で利用することができます。
「プラチナチャート+(プラス)」の特徴
その1.38種類のテクニカル分析指標を用意
トレンド系
- 単純移動平均
- 指数平滑移動平均
- エンベロープ
- ボリンジャーバンド(3σまで)
- 高低線(HLバンド)
- 移動平均線/実線乖離率
- ケルトナーチャネル
- カオス・アリゲータ
- 平均足
- 新値足
- カギ足
- 陰陽足
- P&F
- パラボリック
- CCI
- ジグザグチャート
- 線形回帰トレンド
- アルーンバランスオブパワー
- 一目均衡表
オシレーター系
- MACD
- モメンタム
- A/Dライン
- ACオシレーター
- オーサムオシレーター
- ブルパワー
- ベアパワー
- デマーカー
- RVI
- RSI
- ストキャスティクス
- ウィリアムズ%R
- サイコロジカルライン
- DMI
- ADX
- ADXR
- RCI
- ROC
と、十分な数のテクニカル分析指標がプリインストールされているのです。
MT4・MT5(メタトレーダー)の場合は、プリインストールされているものもありますが、インジケーターをインストールする必要があるものも多く、手間がかかるのです。
上記のテクニカル分析が使えれば、バイナリーオプションの攻略必勝法の多くのものが使えます。「プラチナチャート+(プラス)」のテクニカル分析で十分に、バイナリーオプションは攻略できるのです。
その2.25種類の描画オブジェクトを用意
描画オブジェクトというのは、チャート上に描く線などのことで、トレンドラインや水平線などが代表的なものです。
- ホリゾンタルライン
- バーティカルライン
- トレンドライン
- チャネルライン
- アングル
- レクタングル
- トライアングル
- サークル
- エリプス
- 五角形チャート
- 線形回帰チャネル
- 等距離幅チャネル
- 標準偏差チャネル
- フィボナッチリトレースメント
- フィボナッチチャネル
- フィボナッチエクスパンション
- フィボナッチタイムゾーン
- フィボナッチアーク
- フィボナッチファン
- ギャンライン
- ギャンファン
- ギャングリッド
- コメント挿入
- 片矢印
- 双方矢印
- 削除
- 全て削除
MT4・MT5(メタトレーダー)と比較すると数は少ないですが、実際に利用するときは
- 水平線
- トレンドライン
- チャネルライン
- アングル
- フィボナッチ
ぐらいしか利用しないので、大きな問題にはなりません。
その3.チャートの分割表示が16分割まで対応可能
16分割でチャートを見れるので、16個のチャートを同時に表示することが可能です。
- 主要通貨ペアのチャート
- 時間軸の違うチャート
を同時に把握することで、トレードの勝率を上げてくれるのです。
その4.比較チャート機能
「プラチナチャート+(プラス)」には、比較チャートという機能があります。
- 全通貨ペア
- 日経平均
- TOPIX
- NYダウ
- WTI原油
- ロンドン金
- 日本国債(2年、5年、10年)
- 米国債(2年、5年、10年)
の中から、チャートを選んで、比較することができます。
これは、MT4・MT5(メタトレーダー)のデフォルトにはないバイナリーオプショントレードに有効な機能と言えます。
- 為替は、金利差によって変動するので「国債」との比較が重要
- 為替は、株価によって変動するので「日経平均、NYダウ」との比較が重要
- 為替は、他の通貨ペアと連動するので「他の通貨ペア」との比較が重要
なのです。
債権、株価、通貨の組み合わせで、相関性を見ながら、分析・トレードできるありがたいツールとなっています。
その5.チャート上にもニュース・トピックが表示される
バイナリーオプションは、比較的短期のテクニカル分析を基本としますが、それでも、「経済ニュース」「経済指標」にチャートが左右されます。
- 経済指標が発表された。
- 要人発言があった。
ときに、ニュースに気づかずにチャートだけ見てトレードしてしまうと、通常の安定したバイナリーオプションの勝率が崩れてしまう可能性があるのです。
ニュース情報が見れて、かつチャート上に表示されるのは、MT4・MT5(メタトレーダー)にはない大きなメリットと言えます。
その6.ブラウザ型なのでインストール不要でサクサク動く
「プラチナチャート+(プラス)」は、インストールせずにブラウザで表示することができます。
スペックが低いパソコンでも、インターネット回線さえしっかりしていれば、軽快に操作できるため、ストレスが全くないツールとなっています。
「プラチナチャート+(プラス)」の使い方
「プラチナチャート+(プラス)」を使うためには
- GMOクリック証券のデモ口座の開設
- GMOクリック証券のリアル口座の開設
のどちらかの方法が必要になります。
とくに入金する必要はないため、どちらでも無料で利用できます。
GMOクリック証券のデモ口座の開設のメリットデメリット
メリット
- 1分かからずにトレードができる
デメリット
- ニュース機能が使えない
- 1カ月しか使えない
GMOクリック証券のリアル口座の開設
メリット
- ずっと利用できる
- ニュース機能が使える
デメリット
- 口座開設に時間や手間がかかる
バイナリーオプションのトレード用のツールとしては「デモ口座」でも十分に対応できます。
まずは、「デモ口座」を開設して、「プラチナチャート+(プラス)」を使ってみて、「長く使いたい」「ニュース機能が使いたい」という場合は、リアル口座の開設に切り替えれば良いでしょう。
注意点
「プラチナチャート+(プラス)」を利用するためには、最新版の「Adobe Flash Player」が必要になります。
「Adobe Flash Player」が入っていないPCだと、下記のエラーが表示されます。
「Adobe Flash Player」をインストールして、実行することで「プラチナチャート+(プラス)」が表示されるようになります。
「プラチナチャート+(プラス)」のデメリットと、MT4・MT5(メタトレーダー)を使うべき投資家とは?
デメリットその1.スマホで使えない!
「プラチナチャート+(プラス)」のデメリットには
スマホで使えない
というものがあります。
「プラチナチャート+(プラス)」は、PC専用のトレードツールですので、スマホで利用したい場合には、MT4・MT5(メタトレーダー)のアプリを利用した方が高機能なのです。
デメリットその2.それでも、テクニカル分析は限られている!
「プラチナチャート+(プラス)」のテクニカル分析は、主要なものはすべて抑えられているため、これでバイナリーオプション攻略必勝法の8割はカバーできますが、それ以外のテクニカル分析を使いたい場合には、MT4・MT5(メタトレーダー)に自分で、インジケーターをダウンロードしてインストールしながら、使う必要があるのです。
デメリットその3.通貨ペアも少ない!
主要な通貨ペアは「プラチナチャート+(プラス)」で抑えられています。
- USD/JPY
- EUR/JPY
- GBP/JPY
- AUD/JPY
- NZD/JPY
- CAD/JPY
- CHF/JPY
- TRY/JPY
- ZAR/JPY
- MXN/JPY
- EUR/USD
- GBP/USD
- AUD/USD
- NZD/USD
- EUR/GBP
- EUR/AUD
- GBP/AUD
- EUR/CHF
- GBP/CHF
- USD/CHF
しかし、海外FX業者によっても異なりますが、利用するMT4・MT5(メタトレーダー)は、100種類以上の通貨ペア、CFD(外国株、株価指数、仮想通貨、商品先物、貴金属)などが表示できるのです。
バイナリーオプションでも、海外バイナリーオプションであれば
でトレードできるものもあるため、トレードしている商品が「プラチナチャート+(プラス)」にない場合は、MT4・MT5(メタトレーダー)を使うべきです。
デメリットその4.ブラウザ型だから固まることもある!
ブラウザ型ですので、ブラウザのメモリがいっぱいになってしまうと、正常な動きをしなくなる可能性があります。
安定して、動く軽快なツールであることを重視するのであれば、パソコンにインストールするMT4・MT5(メタトレーダー)を利用すべきです。
「プラチナチャート+(プラス)」のおすすめの設定とは?
これは投資家によって、大きく変わってきますが
筆者の場合は
大きめのデスクトップPC(モニターを2台、3台連結)
- 1台 → 海外バイナリーオプション業者のトレード画面
- 1台 → プラチナチャート+(プラス)
と切り分けて表示されます。
もちろん、1台で2画面見ても問題はありません。
プラチナチャート+(プラス)の方には
- プライスボード
- 比較チャート(株価、債権、メインの通貨ペアの組み合わせ)
- 経済カレンダー(リアル口座の場合は、ニュース)
- トレードする通貨の5分足(今回は、米ドル/円:5分足)
- トレードする通貨の1時間足(今回は、米ドル/円:1時間足)
- トレードする通貨の4時間足(今回は、米ドル/円:4時間足)
- トレードする通貨の日足(今回は、米ドル/円:日足)
- トレードする通貨に影響がある通貨ペア(今回は、ユーロ/米ドル)
- トレードする通貨に影響がある通貨ペア(今回は、ユーロ/円)
基本的にメインでトレードする「米ドル/円:15分足」だけに、その時に利用するテクニカル分析を設置(例として、一目均衡表)
それ以外のチャートは、移動平均線を表示
という形がおすすめです。
基本的にバイナリーオプションのトレードでは、5分足を利用しています。
長い時間足を表示する
5分足でトレードするとしても
- 1時間足
- 4時間足
- 日足
のチャートもチェックします。
なぜならば、「長い時間足のチャートのトレンドがどうなっているのか?」を把握することで、5分足という短期のエントリーの勝率が変わってくるからです。
5分足のチャートで同じエントリーサインが出たとしても
- 長い時間足のトレンドの順張り方向と同じ方向のエントリー → 勝率が高くなる
- 長い時間足のトレンドの順張り方向と逆の方向のエントリー → 勝率が低くなる
傾向にあります。
トレードの影響のある通貨ペアを表示する
米ドル/円がメインだとしても
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
といった、別の通貨のチャートも表示させます。
これによって、米ドル/円が円高になっていたとしても
- 米ドルが弱いことによる円高なのか?
- 円が強いことによる円高なのか?
を把握することができます。
- 米ドル/円 → 円高
- ユーロ/円 → 円高
ともに、円高基調にあれば、円が強くなっていると判断できますし、
- 米ドル/円 → 円高
- ユーロ/円 → 変動なし
- ユーロ/米ドル → ドル安ユーロ高
であれば、円高の理由は、ドル安にあることになります。
比較チャートを利用する
今回は
- 米ドル/円
- 日経平均
- NYダウ
- 米国債2年
を表示させました。
米国の株価や利下げ、利上げの影響は、為替相場にダイレクトに影響してきます。
まとめ
「プラチナチャート+(プラス)」は、
- 無料で使える
- 日本製で使いやすい
- ブラウザ型で動作が軽い
- 38種類の十分なテクニカル分析指標を備えている
- 描写オブジェクトも25種類以上ある
- ニュースがチャート上に表示される
- 比較チャートを利用できる
ツールですので、バイナリーオプションのトレード分析に使うのであれば、十分すぎるツールと言っていいでしょう。
当然、自由度の高いMT4・MT5(メタトレーダー)に劣る部分はありますが、初心者、中級者の投資家であれば、十分に「プラチナチャート+(プラス)」で、バイナリーオプションのトレードで稼ぐことができるはずです。
- 利用したい通貨ペアがない
- 利用したいテクニカル分析がない
- ブラウザが止まるときがある
- スマホで利用したい
という場合に、MT4・MT5(メタトレーダー)を利用すれば良いでしょう。どちらも、無料で使えるバイナリーオプショントレードには欠かせないツールです。
プラチナチャート+(プラス)以外におすすめのバイナリーオプションツール
「もう少し、日本製でわかりやすいチャートソフトはないの?」