バイナリーオプションは、丁半博打やトランプのHIGH&LOWに例えられることも多いので「運」をベースにトレードをしてしまう方もいます。しかし、大数の法則があるので「運」だけでトレードしてしまうと回数を重ねれば重ねるほど勝率は50%に収斂してしまい、ペイアウト倍率の分だけ損をする計算になってしまいます。
バイナリーオプションはテクニカル分析のノウハウを持って、勝率を55%、60%と引き上げることで安定した利益を出すべきものなのです。バイナリーオプション攻略必勝法では、バイナリーオプションに適用できるテクニカル分析手法を解説します。
前提の準備
- 利用するバイナリーオプション業者:ハイローオーストラリア/HighLow
- 利用するトレードツール「MT4」:MT4の設定
トレードの考え方
「HighLow」「Turbo」はトレードスタイルによって使い分ける
バイナリーオプション攻略必勝法「ボリンジャーバンドと移動平均線の「押し目買い・戻り売り」トレード」の解説
ボリンジャーバンドとは
「標準偏差」では、価格が何%の確率で±1σ、±2σ、±3σ・・・の範囲内に収まるか?がわかるので、±1σ、±2σ、±3σ・・・の「標準偏差」のラインを引くことで、その範囲内に実勢レートが収まる性質を利用して、トレードをすることができます。
標準偏差では
- プラスマイナス1σに入る割合:68.26%
- プラスマイナス2σに入る割合:95.44%
- プラスマイナス3σに入る割合:99.73%
という確率で、実勢レートが対象の範囲内に収まります。
このボリンジャーバンドの中でも、良く利用されるのが「±2σ」のラインです。
実勢レートが「±2σ」のラインを超えるということは、統計学上4.56%の確率しかないため、すぐに「±2σ」のラインの内側に戻る確率が高いと予想できるからです。
今回のトレードテクニックでは、「±2σ」のラインに注目した、このボリンジャーバンドのオーソドックスな理論を利用してトレードします。
MT4の設定
インジケーターの「Bollinger Bands」を選択
- 期間「20」
- 標準偏差「1」「2」「3」
- スタイル「緑」
「押し目買い・戻り売り」トレードとは
押し目買いとは
戻り売りとは
のことを言います。
「ボリンジャーバンドと移動平均線の「押し目買い・戻り売り」トレード」の考え方
今回のトレード手法は
です。
エントリータイミングである「押し目」「戻り」を判断するのは、ボリンジャーバンドの「±2σ」です。
「押し目買い・戻り売り」トレードでは、どちらの方向にトレンドが傾いているのかを判断する必要があります。
そのため、前準備として
「移動平均線」によってトレンドの方向を判断します。
- 「移動平均線」が右斜め上 → 押し目買いチャンス(≒「HIGH」エントリーチャンス)
- 「移動平均線」が右斜め下 → 戻り売りチャンス(≒「LOW」エントリーチャンス)
- 「移動平均線」が水平 → エントリー見送り
となります。
「移動平均線」は、今回は単純移動平均線の50SMAを採用しています。
1分足 → 50SMA
5分足 → 200SMA
と、トレードする時間軸に合わせて、移動平均線の期間も変更する必要があります。
MT4の設定
インジケーターの「Bollinger Bands」を選択
- 期間「50」
- 種別「Simple」
- スタイル「オレンジレッド」
上昇トレンド発生時
実勢レートが「-2σ」を下に割ってから
「陽線」ができた直後に「HIGH」エントリー
下降トレンド発生時
実勢レートが「+2σ」を上に割ってから
「陰線」ができた直後に「LOW」エントリー
が基本の考え方となります。
ローソク足の「陽線(陰線)」ができたらエントリーというのは
「押し目」「戻り」の確実性を上げるために、実勢レートが元のトレンドに戻ることを待ってエントリーする狙いがあります。
バイナリーオプション攻略必勝法「ボリンジャーバンドと移動平均線の「押し目買い・戻り売り」トレード」の手順
手順その1.トレンドの方向を確認する
今回の「押し目買い・戻り売り」トレードは、トレンド相場でしか通用しないトレード手法です。
トレンドの方向を確認するために「移動平均線」を採用します。
「移動平均線」によってトレンドの方向を判断します。
- 「移動平均線」が右斜め上 → 押し目買いチャンス(≒「HIGH」エントリーチャンス)
- 「移動平均線」が右斜め下 → 戻り売りチャンス(≒「LOW」エントリーチャンス)
- 「移動平均線」が水平 → エントリー見送り
となります。
手順その2.実勢レートが「±2σ」を割るのを待つ
今回のトレード手法では
上昇トレンド発生時
- 実勢レートが「-2σ」を下に割る
下降トレンド発生時
- 実勢レートが「+2σ」を上に割る
のが、エントリー準備の合図です。
手順その3.反発したのを確認してエントリーする
反発することを確認するためにローソク足の色を見ます。
上昇トレンド発生時
実勢レートが「-2σ」を下に割ってから
「陽線」ができた直後に「HIGH」エントリー
下降トレンド発生時
実勢レートが「+2σ」を上に割ってから
「陰線」ができた直後に「LOW」エントリー
バイナリーオプション攻略必勝法「ボリンジャーバンドと移動平均線の「押し目買い・戻り売り」トレード」の検証シミュレーション
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- ボリンジャーバンド:21MA、プラスマイナス2σ表示
- 移動平均線:50SMA(5分足にする場合は200SMA)
- 1分足
- 米ドル/円
トレードルール
- 「移動平均線」でトレンドの方向を確認する
- 上昇トレンド発生時、実勢レートが「-2σ」を下に割ってから「陽線」ができた直後に「HIGH」エントリー
- 下降トレンド発生時、実勢レートが「+2σ」を上に割ってから「陰線」ができた直後に「LOW」エントリー
検証期間
2018年10月8日
2018年10月8日
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
-5,000円損失
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「LOW」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
購入の方向「HIGH」
購入額:5000円
ペイアウト倍率:189%
+4,450円儲け
検証結果
トレード回数:11回
勝敗:8勝3敗
勝率:72.7%
損益:+20,600円
1回のトレード損益:+1,873円
手法 | 回数 | エントリー方向 | 勝敗 | 購入額 | ペイアウト倍率 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 1回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 2回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 3回目 | LOW | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 4回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 5回目 | LOW | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 6回目 | LOW | 負 | 5,000円 | 189% | -5,000円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 7回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 8回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 9回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 10回目 | LOW | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
ボリンジャーバンドと移動平均線の順張りトレード | 11回目 | HIGH | 勝 | 5,000円 | 189% | +4,450円 |
考察
勝率72.7%は、十分に高いバイナリーオプションの勝率です。かつ、トレード機会も多いので1日でも十分な利益を出すことができています。
この攻略必勝法のメリット
高い勝率
バイナリーオプションでは勝率55%を安定して超えられれば、利益が確保できますが、1分足で勝率7割を超えているので、かなり高い勝率と考えて良いでしょう。5分足などさらに長い時間足で利用できれば、さらに精度は高まるはずです。
トレード機会が多い
1日で11回のトレード機会があるのは、バイナリーオプションの攻略必勝法の中でも、トレード機会の数が多い部類になります。トレード機会が多ければ多いほど、同じ勝率でも、儲けられる可能性が引きあがります。
エントリータイミングが明確
誰がやっても、同じタイミングでエントリーすることができるトレード手法です。初心者だろうと、上級者だろうと、差が出ないことは、初心者におすすめできるトレード手法と言えます。
この攻略必勝法のデメリット
レンジ相場では利用できない
移動平均線が水平の時は、エントリーを見送る必要があります。水平でなくても、波打つようになっていて、トレンドがはっきりしない場合も、エントリーは見送った方が良いでしょう。
この攻略必勝法の活用法
レンジ相場で通用するトレード手法との併用を検討する
押し目買い・戻り売りトレードは、順張りの王道のトレード手法ですが
トレンド相場には、めっぽう強い反面、レンジ相場では、エントリーしてはいけないほど意味を成しません。
だとすれば、レンジ相場ではレンジ相場向けのトレード手法を採用して、併用することでよりトレード機会の確保と儲けの拡大ができるはずです。
トレンドに素直な通貨ペアを利用する
このトレード手法は、素直な値動きをする流動性の高い通貨ペア向きのトレード手法です。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
など主要通貨同士の通貨ペアでのトレードをおすすめします。
相場が不安定なマイナー通貨や仮想通貨などでは、なかなか機能しないトレード手法です。
まとめ
バイナリーオプション攻略必勝法「ボリンジャーバンドと移動平均線の「押し目買い・戻り売り」トレード」とは
「押し目」「戻り」を判断するためにボリンジャーバンドの「±2σ」を活用し、統計学の95.44%の確率でその後はボリンジャーバンドの内側に収まるという習性を利用して、確実に勝つための要素が詰まったトレード手法となっています。
- 高い勝率
- トレード機会が多い
- エントリータイミングが明確
というメリットがあるため、初心者にもおすすめできるバイナリーオプション攻略必勝法となっています。
ハイローオーストラリア/HighLowでは
となるため、
という利用方法となります。
「HighLow」を利用するメリットデメリット
MT4の時間足を5分足で1時間後を予想するため、ローソク足12本分先を予想するので精度が上がるが、テクニカル分析の狙ったタイミングと判定時刻が重ならない可能性も高い。また、ペイアウト倍率は「Turbo」よりも小さい。
「Turbo」を利用するメリットデメリット
ペイアウト倍率が高く、テクニカル分析の狙ったタイミングで「購入」できる反面、MT4の時間足を1分足にして、ローソク足5本分先を予想する必要があるため、予想の精度が落ちる。