バイナリーオプションはれっきとした金融商品(投資商品)なのですが、シンプルな投資ゆえにそれを悪用して詐欺行為をする業者が大きくバイナリーオプション自体の評判を貶めているのは事実です。今回は安全な海外バイナリーオプション業者を見極める方法について解説します。
バイナリーオプション詐欺って本当にあるの?
一部の業者では、あります。
よくあるバイナリーオプション詐欺の例
「投資ソフトの言うとおりに取引するだけで、毎日数十万円が稼げる」
→ そんなわけありません。
投資ソフトの言うとおりにして毎日数十万円も稼げるのであれば、僕がその投資ソフトを持っていたら、誰にも売らないし、紹介するはずもありません。為替というのは、ゼロサムゲームであり、誰かが勝てば、その分誰かが負けているのですから、「絶対に当たる投資ソフト」の参加者が増やすことは、自分の利益を削ることを意味しているので絶対にしないのです。
少しでも投資をしたことのある方ならば、その話自体がおかしいことに気付くと思いますが、バイナリーオプションのたちの悪い部分は、ターゲットは億万長者を夢見る大学生であり、お金の構造、ビジネスの構造、投資の構造の知識が皆無な方が狙われているのです。
バイナリーオプションで稼いでいるイケイケ投資集団「オプザイル」も、シンプルに言えばバイナリーオプションの投資ツールを高額で販売する詐欺集団です。名前からして怪しさ満載ですが・・・「騙される学生も多く社会問題になった。」というのが現状です。
大学生はSNSの情報発信力も大きいので、詐欺に遭った方が「バイナリーオプション = 詐欺」として発信することで、優良なバイナリーオプション業者も巻き添えを食らっている状態です。
「海外バイナリーオプション業者で出金拒否にあった」
→ これにはいくつかのパターンがあります。
- 悪徳業者がはじめから出金させない目的で立ち上げた業者
- 悪意はないが、途中で会社の資金繰りが立ちいかなくなり倒産し、出金させられるお金がない業者
- 優良バイナリーオプション業者のサービスを利用者が勘違いしているだけ(出金はできる・やり方が間違っている)
の3パターンに分類されます。
悪徳業者がはじめから出金させない目的で立ち上げた業者(確率:1%)
これはあまりケースはないのですが「お金を集めたら会社をつぶして持ち逃げしよう。」と考える悪徳業者が海外に会社を立ち上げて、バイナリーオプション会社を設立するケースです。
そもそも、出金させる気がないため、そういう業者が入れば、twitterや2ちゃんねるなどで簡単に特定されてしまい、長続きしないため、それほど多いパターンではありません。
悪意はないが、途中で会社の資金繰りが立ちいかなくなり出金させられるお金がない業者(確率:10%)
バイナリーオプションのビジネスは、丁半の50%の確率で180%~190%のペイアウトですから、普通に営業活動をしている分には、必ず利益が出せるビジネスモデルです。しかし、経営能力がない会社は、10%~20%の利益以上に、広告宣伝費を使ってしまったり、人件費を使ってしまうことで、赤字になるケースもあります。
優良なバイナリーオプション業者であれば、分別管理といって、顧客資金と経営資金は別の銀行口座で管理し、顧客資金を使いこむことはないのですが、分別管理をしていない、かつ経営能力の乏しいバイナリーオプション業者の場合は、資金繰りが追い付かずに「出金させたくても、お金がない。」状態になり、出金できない可能性が出てきてしまうのです。
当然、倒産してしまった場合にも、出金はしたくてもできないことになってしまいます。
優良バイナリーオプション業者のサービスを利用者が勘違いしているだけ(確率:89%)
9割はこのケースが多いのです。
何を勘違いしているのかと言うと・・・
ボーナスの出金条件の勘違い
バイナリーオプションのボーナスは1万円入金したら、2万円の証拠金になる100%ボーナスが一般的です。しかし、ボーナス分の出金には出金条件が設定されていることが多く、出金条件というのは「○○回以上の取引」というものが一般的で、出金条件をクリアしないとボーナス分は消えてしまうのです。
これは通常のサービスで「ボーナスは無条件でもらえるもの」と勘違いしている方の場合は「出金拒否にあった。」と勘違いしてしまうのです。ボーナスではなく、実際の現金で入金した金額分は無条件で出金できるはずです。
口座凍結、口座管理手数料の勘違い
海外の大手銀行など金融機関の口座というのは、口座管理手数料が発生するのが一般的です。ここは日本の銀行口座とは大きく異なる点ですが、口座を開設すれば「ネットバンキングや通帳への記載、それにかかわらず人件費が発生するのですから、口座管理手数料が発生するのは当然だ。」と考えるのが欧米式です。
日本の銀行の場合は、口座管理手数料が無料なのが一般的であり、ATM手数料などで稼いでいるので根本的に口座を持つことに関する概念が違うのです。
海外バイナリーオプション業者は優良業者であっても
- 6カ月以上取引がない場合は口座を凍結する
- 6カ月以上取引がない場合は口座管理手数料が残高から毎月1,000円引かれる
というサービス設計になっていることが多く、「1年ぶりにバイナリーオプション口座にログインしてみたら、使えなくなっていた。」というケースで出金拒否に合ったと勘違いしてしまうのです。口座は凍結されていても、サポートに連絡すれば凍結は解除され、利用できる状態になります。
また、5,000円しか口座に入れていなくて、口座管理手数料が発生して1年後に口座を確認したら・・・「資金が0円になってた。詐欺だ。」と勘違いする人もいますが、これははじめからの口座維持手数料が発生するサービス設計なのです。
海外バイナリーオプション業者のサービスを正確に理解していないことが生み出した誤解というケースが最も多いのです。
国内バイナリーオプション業者は安全なのか?
国内バイナリーオプション業者は、99%安全です。
国内にも、無登録のバイナリーオプション業者はいますが、金融庁の規制も厳しい為、それほど表には出てきません。国内のバイナリーオプション会社は10社ほどしかありませんし、どれも有名なFX会社、証券会社ですので詐欺の心配はありません。
と投資家が考えるのも当然です。
だからこそ、優良な海外バイナリーオプション業者を見極める方法が必要なのです。
海外バイナリーオプション業者ランキング
おすすめ海外バイナリーオプション業者
優良な海外バイナリーオプション業者を見極める方法
その1.投資ソフトを有料で販売されたら、それは詐欺だと判断する
バイナリーオプションというのは、為替レートが「上がる」「下がる」の2択を選ぶ取引です。
しかし、通常のハイローであれば、ペイアウト倍率は180%~190%ですので、勝率50%で取引を続ければどんどん資金が目減りしていきます。
これをテクニカル分析やバイナリーオプションの攻略法を駆使しながら、勝率を55%、60%に引き上げることで、やっと少しずつ稼げるようになるのがバイナリーオプションです。
テクニカル分析などはある意味で為替チャートのパターンを予想する仕組みですが、MT4・MT5などのチャートソフトを使えば、すべて無料で利用することができます。
有料で販売されるバイナリーオプションの投資ソフトは「勝率90%」なんて宣伝していることもありますが
と突っ込みを入れましょう。
勝率90%は実現でいないから、投資ソフトを数万円、数十万円で販売しているのです。
投資ソフトの販売方法はかなり巧みなので、はなから「詐欺」だと考えるのが正しい考え方です。
- 過去のデモ口座でのシミュレーション結果をあたかもリアル口座の取引結果として見せる
- ねつ造した口座残高を見せる
- 10回撮影して、1回成功したシーンだけの動画を公開する
・・・
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その2.海外バイナリーオプション業者の運営歴をチェックしよう!
詐欺業者は短命です。
前述した例で言えば
悪徳業者がはじめから出金させない目的で立ち上げた業者(確率:1%)
→ 「資金を集めて、とんずら」が目的なので、1年ももたない
悪意はないが、途中で会社の資金繰りが立ちいかなくなり出金させられるお金がない業者(確率:10%)
→ 経営力がないので1年ももたない
例:抜群の安全性を誇る海外バイナリーオプション業者「ハイローオーストラリア/HighLow」の場合
設立年月日:2010年5月10日
ですから、現時点で10年の業歴があるのです。
その3.分別管理(信託保全)を明記している海外バイナリーオプション業者
前述した通りで、
というのが悪意はないが出金拒否になる海外バイナリーオプション業者です。
これは「顧客資金」と「会社の経営資金」を同じ口座で管理しているからこそ起こりうることなのです。
例:「ハイローオーストラリア/HighLow」の場合
私の資金は安全ですか?
お客様の資金はナショナルオーストラリア銀行の口座に分別管理されています。他のFX業者とは異なり、当社は業務用、又は原市場のヘッジのためにお客様の資金や未実現利益を流用することはありません。当社は専門職業賠償責任保険に加入しております。
となっています。
ナショナル・オーストラリア銀行での「分別管理」が明記されていて、かつ「ロイズ保険組合」の保険に加入しているため、ハイローオーストラリアが倒産した場合にも、顧客資金の一部は保全されることになっているのです。
その4.金融ライセンスを保有している海外バイナリーオプション業者
世界の先進国の場合は、必ず金融監督庁という金融業者のサービスを監督する省庁があります。
- 日本 → 金融庁
- オーストラリア → オーストラリア証券取引委員会 (Australian Securities and Investments Commission: ASIC)
ということは
- 資本金
- 自己資本比率
- 顧客資金保護
- コンプライアンス体制
- 顧客サポート体制
・・・
などの基準をクリアしているということであり、安全性の高い海外バイナリーオプション業者ということができるのです。
しかも、金融ライセンスは更新が必要になるため、定期的にチェックが行われます。
その5.ランディングページだけの海外バイナリーオプション業者に注意
ランディングページとは
1ページだけのウェブサイト
を意味します。
- 資金力がない
- 記載する情報がない
- 会社概要などの詳細情報を記載すると困る
・・・
という海外バイナリーオプション業者ほど、1ページだけのウェブサイトで顧客獲得をしようとするのです。
- 情報公開が少ない海外バイナリーオプション業者 → 安全性が低い
- 情報公開が多い海外バイナリーオプション業者 → 安全性が高い
と考えられます。
その6.クイックデモがある海外バイナリーオプション業者は安全性が高い
日本のバイナリーオプション業者の場合は、ほとんどのバイナリーオプション業者で「クイックデモ」が導入されています。
クイックデモとは?
です。
海外バイナリーオプション業者でも、クイックデモが利用できるバイナリーオプション業者もあります。
例:「ハイローオーストラリア/HighLow」の場合
「クイックデモ」のシステムはそれなりにコストがかかりますので
「クイックデモ」を導入するバイナリーオプション業者というのは
- 資金力がある
- 顧客へのサービス提供に本気
であることを意味しています。「クイックデモ」を導入している海外バイナリーオプション業者は安全性が高いと判断することができます。
その7.少額から始めて、出金もしてみる
一番、手っ取り早いのは「使ってみる」ということです。
本来は10万円の資金でバイナリーオプションをはじめたくても、最低入金額ギリギリでスタートしてみることをおすすめします。
最低入金額は5,000円~10,000円
ですので、5,000円程度の入金をして
- 実際に数回トレードをしてみる
- 出金してみる
ことで、実際に「トレードができる」「出金ができる」ことを確認するのが手っ取り早い方法と言えます。
まとめ
すべてのバイナリーオプション業者ではありませんが、バイナリーオプションの悪徳業者による詐欺と言うのは存在します。
国内バイナリーオプション業者であれば、詐欺の可能性は少ないのですが、バイナリーオプション規制によって、魅力がなくなっているのも事実です。
だからこそ、海外バイナリーオプションを検討しているのだと思いますが、海外バイナリーオプション業者を選ぶのであれば、安全な海外バイナリーオプション業者を見極めることが重要になってくるのです。
安全な海外バイナリーオプション業者を見極める方法
- 投資ソフトを有料で販売されたら、それは詐欺だと判断する
- 海外バイナリーオプション業者の運営歴をチェックしよう!
- 分別管理(信託保全)を明記している海外バイナリーオプション業者
- 金融ライセンスを保有している海外バイナリーオプション業者
- ランディングページだけの海外バイナリーオプション業者に注意
- クイックデモがある海外バイナリーオプション業者は安全性が高い
- 少額から始めて、出金もしてみる
安全性の高い海外バイナリーオプション業者で、バイナリーオプション規制にとらわれないバイナリーオプションを行いましょう、。
「バイナリーオプション詐欺ってあるの?」
「優良業者ってどうやって見極めればいいの?」
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