FXと比較してバイナリーオプションの方がリスクは小さいのですが、その理由は何でしょうか?今回はFXよりもバイナリーオプションの方がリスクが小さい理由について解説します。
国内のFX業者は「追証(おいしょう)」がある!
国内のFX業者の場合には「追証(おいしょう)」という制度があります。
追証の仕組み
国内FXでは証拠金の最大25倍までの金額で取引が可能です。FXのことを外国為替証拠金取引というぐらいですから、証拠金の最大25倍の取引ができるのです。
10万円の証拠金でも250万円の取引ができるということになります。
FX会社は、米ドル/円で250万円分の米ドルを購入した場合、この米ドルの価値が240万円まで減った段階で強制的にロスカット(売却)を行います。
元々、10万円しかFX口座に入金していないのですから、FX会社としてはそれ以上に損失を出されたら困るのです。
しかし、相場が急変動しているタイミングでは「ちょうど10万円損したタイミングでFX会社が強制的に売る」ということ自体が難しく、証拠金以上の損失が出てしまう可能性があるのです。
「250万円の米ドルを240万円で売却しようとしたが、誰も買ってくれず200万円で売却できた。」という場合には口座残高は-40万円になります。
FX会社はこの不足分の40万円を後から投資家に請求します。
これが「追証」です。
追証とは
追証は投資家の借金になるため、払わなければならないものです。
2015年1月のスイスフランショックのときには
個人投資家の追証額の総額は約19億円
1人あたり約170万円もの借金を負うこととなったのです。
これが国内F業者でXをする最大のリスクとなってしまいます。
10万円口座に入金したとしても、損をするのは最大で250万円の可能性があるのです。
バイナリーオプションの損失
バイナリーオプションはFXよりもシンプルな投資です。
証拠金の○倍というレバレッジを掛けた取引もありません。
10万円でエントリーしたら、それが「約20万円になるか?」「0円になるか?」だけなのです。
バイナリーオプションは
なのです。
FXとバイナリーオプションのリスク比較
- バイナリーオプションの最大損失:エントリーした金額
- FXの最大損失:証拠金の25倍
10万円の投資をしたら
- バイナリーオプションで損する可能性がある金額:10万円
- FXで損する可能性がある金額:250万円
です。
どちらがリスクが大きいのかは一目瞭然なのです。
ちなみに海外FX業者は国内FX業者と違って「追証」という制度を利用していません。口座がマイナス残高になっても、そのマイナス分は海外FX業者が負担するのです。国内FX業者よりも、海外FX業者が危ないというイメージがありますが、それは逆なのです。
バイナリーオプションも、FXよりもバイナリーオプションの方が危ないという漠然としたイメージがありますが、それは逆なのです。
まとめ
バイナリーオプションはエントリーした金額の範囲内に損失が限定できます。
儲けるために投資家がすべきことというのは、損失を限定することです。バイナリーオプションは損失が限定できるおすすめの投資方法と言えます。