バイナリーオプションのリスク6選。初心者が知っておくべきリスクと対策

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「バイナリーオプションのリスクには何がありますか?」
「バイナリーオプションのリスクに対する対策を教えてください。」

バイナリーオプショントレードをはじめようとしているバイナリーオプション初心者の方は、バイナリーオプションのリスクについても知っておくべきだと考えます。今回は、バイナリーオプショントレードのリスクと対策について解説します。

バイナリーオプションのリスク

バイナリーオプションのリスク

バイナリーオプションのリスクと言っても

  • 国内バイナリーオプション業者でバイナリーオプショントレードをするときのリスク
  • 海外バイナリーオプション業者でバイナリーオプショントレードをするときのリスク

は異なります。

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国内バイナリーオプション業者と海外バイナリーオプション業者を分けて、バイナリーオプションのリスクについて解説します。

国内バイナリーオプションのリスク

国内バイナリーオプションのリスク

リスク1.判定時刻があらかじめ決まっているリスク

国内バイナリーオプションの場合は

2時間おきにしか判定時刻を設定できません。(国内のバイナリーオプション規制によるもの)

※海外バイナリーオプションの場合には「購入時点から○分後に判定」という判定タイミングになるため、無限に判定時刻があります。

例:外為オプションの取引時間
  • 第1回号:8:00〜11:00
  • 第2回号:10:00〜13:00
  • 第3回号:12:00〜15:00
  • 第4回号:14:00〜17:00
  • 第5回号:16:00〜19:00
  • 第6回号:18:00〜21:00
  • 第7回号:20:00〜23:00
  • 第8回号:22:00〜翌1:00
  • 第9回号:0:00〜翌3:00
  • 第10回号:翌2:00〜翌5:00

判定時刻が先に決まってしまうと、

チャート分析の手法である「テクニカル分析」のサインに合わせて、トレードする

というトレード手法がはまらない可能性が高いのです。

「サインが出た、トレードしよう。」と思ったとしても、そのタイミングと判定時刻のタイミングが合わなければ、トレードが失敗してしまう可能性が高いのです。

リスク対策

「テクニカル分析」のサインと判定時刻がずれていたときは「トレードしない」「転売する」

「テクニカル分析」のサインが出ているけれども、エグジットのタイミングが判定時刻と合わなかったときは

  • エントリー自体を見送る
  • エントリーして判定時刻とは関係なく「転売」でエグジットする

という2つの方法があります。

状況に応じて選択する必要があります。

海外バイナリーオプションを利用する

海外バイナリーオプションであれば、判定時刻は

  • エントリーしてから○分後(○時間後)

という設定になっています。

エントリーしてから○分後に判定時刻がくるので、「テクニカル分析」のサインが出たタイミングでエントリーすれば、そのテクニカル分析通りにレートが動ければそのまま勝てるようになります。

「テクニカル分析」を利用しやすいのは海外バイナリーオプションなのです。海外バイナリーオプションには、別のリスクもありますが、リスク対策にもなるのです。

リスク2.トレード機会が少ない分、1回の購入額が大きくなるリスク

国内バイナリーオプションの場合には、前述した通りで

1日10回~12回しか判定時刻はありません。

トレード機会も、一つの国内バイナリーオプション業者を使っている場合、1日10回~12回しかないということです。

※海外バイナリーオプションの場合には「購入時点から○分後に判定」という判定タイミングになるため、無限に判定時刻があります。

大きく稼ごうとしても、トレード機会が少ないのですから、一回の購入額を引き上げるしか方法がなくなってきます。

「一回の購入額を引き上げる」ということは、「一回のトレードで被る損失も大きくなる」ということを意味します。これも国内バイナリーオプションのリスクと言えます。

リスク対策

複数のバイナリーオプション業者、複数の通貨ペアを併用してトレード回数を確保する

複数のバイナリーオプション業者、複数の通貨ペアを併用してトレードすることで

トレード回数の確保

はしやすくなります。

ただし、

  • 複数のバイナリーオプション業者の取引ツールをチェックしなければならない
  • 複数の通貨ペアの取引ツールをチェックしなければならない
  • 複数の通貨ペアの特徴を把握しなければならない

と言った、デメリットも出てくるので注意が必要です。

また、「転売」を使うことで、判定時刻前にエグジットすることができるため、「転売」の活用でトレード回数の確保も可能です。

海外バイナリーオプションを利用する

海外バイナリーオプションであれば、判定時刻は

エントリー時点から

30秒後
1分後
3分後
5分後
15分後
30分後
1時間後
4時間後
6時間後
12時間後
24時間後

という選択肢があり、ほぼ無限に判定時刻があります。

トレード回数を無制限に確保できるため、一回のトレード金額(購入額)を少額に抑えても、トレード回数が確保できる分、大きく稼ぐことも可能になります。トレード回数が多ければ多いほど、貯まるノウハウも増えるメリットがあります。

リスク3.転売時のスプレッドが広い

前述した2つのリスク

  • 判定時刻があらかじめ決まっているリスク
  • トレード機会が少ない分、1回の購入額が大きくなるリスク

の対策として

「転売」でトレード回数を確保して、好きな時にエグジットする

という方法がありますが、

「転売」をするときの「買値」と「売値」の差「スプレッド」がFXトレードと比較するとかなり大きい

というリスクがあります。

バイナリーオプション業者によって異なりますが

  • 50円~200円の転売スプレッド

が発生します。

ペイアウト額は、1,000円ですから、その5%~20%もの手数料がスプレッドとして引かれてしまうのです。

FXトレードなどの場合は、国内業者であれば0.3銭~0.5銭とかなり狭いスプレッドが設定されているのですが、国内バイナリーオプションでは、転売時のスプレッドは大きく設定されているのです。

「転売」を活用すれば、国内バイナリーオプションでも、自由なタイミングで自由にエグジットできるのですが、あまりにも転売時のスプレッドが広いため、「転売」をやればやるほど、損失の方が大きくなりやすいというリスクがあるのです。

前述したリスク対策としての「転売」がおすすめできない状況と言えます。

リスク対策

確実に利益が出せるタイミング以外ので「転売」は避ける

「転売」をしてしまうと、大きなスプレッドが発生してしまい、その分、損失が広がってしまいます。

確実に利益が出せるタイミング以外ので「転売」は避ける

というのが、国内バイナリーオプショントレードの「転売」のリスク対策となります。

海外バイナリーオプションのリスク

海外バイナリーオプションのリスク

リスク1.シンプルだからこそ「運」でトレードしてしまいがち

海外バイナリーオプションは

  • 購入時のレートから○分後のレートが上がるか?下がるか?を予想して
    • 予想が当たれば約2倍の
    • 予想が外れれば購入額没収

というシンプルなトレードとなっています。

シンプルだからこそ、勝ちパターンを覚えれば、安定した勝率が見込めるのですが、シンプルだからこそ、「ギャンブル」や「スピードくじ」と勘違いしてトレードしてしまう方も多いのです。

これが大きなリスクです。

通常のハイアンドローの場合は、ペイアウト倍率は1.8倍~1.9倍です。

2択のトレードなのですから、「運」でトレードしてしまうと、大数の法則(試行回数が増えれば増えるほど、結果が理論値の割合になっていく法則)があるため、数を重ねれば重ねるほど勝率は50%に近づいていくのです。

勝率が50%で、ペイアウト倍率2倍なら、トントンになりますが、バイナリーオプション業者の取り分があるため、ペイアウト倍率は1.8倍~1.9倍です。

つまり、「運」でトレードする勝率が50%で、ペイアウト倍率が1.8倍~1.9倍だと、徐々に徐々に資金が目減りしていってしまうのです。

「ギャンブル」や「スピードくじ」のようにトレードしてしまいやすいシンプルなトレードが勝てないリスクとなってしまいます。

リスク対策

「テクニカル分析」を活用する

「運」でトレードして、勝率50%だと、絶対に儲けることができないのが海外バイナリーオプションです。

稼ぐためには勝率を上げる必要があります。

勝率を上げるために必要なのは「テクニカル分析」です。

テクニカル分析とは

チャートの形状を見ながら、過去のパターンから、チャートがどう動くかを分析し、予想する分析方法のこと

テクニカル分析を駆使しながら、勝率を上げることで、海外バイナリーオプションで稼ぐことができるのです。

「運」でトレードするのは、バイナリーオプションでは、やってはいけないトレード方法です。

リスク2.すぐに結果が出るからこそ、熱くなりやすく、連続してトレードしがち

元々は、国内バイナリーオプション業者も、海外バイナリーオプション業者と同じような「シンプルなハイロー」を提供していました、しかし、「投機性の高さ」を理由にバイナリーオプションを提供していた証券会社の取り決めで「バイナリーオプション規制」が誕生し、投機性を抑えるためのルールが決められたのです。

  • シンプルな2択の禁止
  • 予想の幅に合わせてペイアウト倍率が変動する
  • 判定時刻の間隔を2時間以上にする

と言ったものです。

裏を返せば

海外バイナリーオプション = 高い投機性を持つ

と言えます。

最短30秒で、今の為替レートから上がるか?下がるか?を予想して、当たれば約2倍の払い戻しになるため、最短30秒でお金が倍になるか?ゼロになるか?がわかるトレードです。

当然、熱くなる方も少なくはなく、負けを取り戻そうとして、短時間の間に何度もトレードしてしまうリスクがあるのです。

戦略もなく、冷静じゃない状態で、連続してトレードしたところで、ほとんどの方が負けてしまいます。

リスク対策

テクニカル分析を利用して、サインが出た時しかエントリーしない

前述したように「テクニカル分析」を使うと、サインが出たトレード機会というのは、一つの通貨ペア、一つの時間軸、一つのテクニカル分析では、1日5回~10回程度しかありません。

短時間の中で、何度もエントリーできるようなゲーム的なものではなく

テクニカル分析のサインが出るまではじっくりと待ちながら、チャンスが来たときに仕留めるスナイパーのような心構えが必要になります。

1日数回のチャンスしかないと考えて、バイナリーオプショントレードをしなければならないのです。

1日のトレード回数を決める
先に1日にトレードして良い回数、予算を決めてしまう

というのも、連続トレードややけになってトレードするリスクの有効な回避方法です。

  • 1日5回まで
  • 1日3,000円まで

と決めてしまえば、限られた回数なので、簡単にトレードする形にはならず、じっくりチャンスを待つことができるのです。

リスク3.悪質な海外バイナリーオプション業者

すべての海外バイナリーオプション業者は、日本の金融庁のライセンスを持たずに営業しています。

日本の金融庁の管理がないのですから

優良な海外バイナリーオプション業者もあれば
悪質な海外バイナリーオプション業者もあるのです。

悪質な海外バイナリーオプション業者の場合は

  • 出金ができない
  • ボーナスが払われない
  • 連絡がつかなくなる

などのリスクがあるのです。

リスク対策

運営歴、会社の情報、評判をチェックする

海外バイナリーオプション業者を選ぶときに重要なポイントは

  • 運営歴をチェックする
  • 会社名、住所をチェックする
  • twitterなどの評判をチェックする

ことが重要です。

少額からトレードする

情報が少なく、優良な海外バイナリーオプション業者か?悪質な海外バイナリーオプション業者か?わからないけれども、その海外バイナリーオプション業者を使ってみたいという場合には

  • 少額の入金でトレードする
  • 出金を試してみる

ということをおすすめします。

多くの海外バイナリーオプション業者では、最低入金額が1万円程度に設定されているため、

  • 1万円を入金して
  • 何回かトレードして
  • サポートに質問をしてみて
  • 数千円を出金してみる

という手順を実際に行ってみましょう。

  • 問題ない → 少しずつ入金額を希望額に近づけていく
  • 出金できない → 被害を数千円の損失に抑えられる、もう使わない

という判断が可能になります。

テストと割り切って、少額で海外バイナリーオプション業者のトレードをすることで、完全にリスクを回避することはできませんが、リスクを最小限に抑えることはできるのです。

まとめ

国内バイナリーオプションのリスクには

  • リスク1.判定時刻があらかじめ決まっているリスク
  • リスク2.トレード機会が少ない分、1回の購入額が大きくなるリスク
  • リスク3.転売時のスプレッドが広い

というものがあり、

海外バイナリーオプションのリスクには

  • リスク1.シンプルだからこそ「運」でトレードしてしまいがち
  • リスク2.すぐに結果が出るからこそ、熱くなりやすく、連続してトレードしがち
  • リスク3.悪質な海外バイナリーオプション業者

というものがあります。

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リスクは完全にゼロにはならないものの、工夫によって、きちんと対策をすれば、最小限にリスクを抑えることが可能です。

各リスク対策を行いながら、安全にバイナリーオプショントレードで稼ぎましょう。




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FX(海外FX中心)・バイナリーオプション・不動産投資など、投資歴10年、ほぼ投資だけでご飯を食べています。FXを中心として、様々な投資関連の情報を実際に実行しながら発信します。1000万円単位の失敗投資もたくさんしています。 FX資産額:3,000万円 保有不動産:2億円・7戸(戸建て中心) 借金:0円