国内バイナリーオプション業者比較
人気ランキング | バイナリーオプション名 | 1日の取引回数 | 取引時間間隔 | 購入から判定まで最短 | 取引通貨ペア | ペイアウト倍率 | 最低購入単位 | ラダーオプションコース数 | スプレッド |
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1位 | 外為オプション/GMOクリック証券 | 10回 | 3時間 | 2分 | 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/米ドル | 1~20倍 | 1枚50円~999円 | 7コース | 60円 |
2位 | LION BO/ヒロセ通商 | 9回 | 2時間 | 2分 | 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/米ドル | 1~1000倍 | 1ロット(1円~1,000円) | 7コース | 50円 |
3位 | オプトレ/外貨ex byGMO | 11回 | 2時間 | 1分 | 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 ユーロ/米ドル ポイント/米ドル 豪ドル/米ドル | 1~100倍 | 1枚10円~999円 | 6コース | 80円 |
4位 | みんなのオプション/トレイダーズ証券 | 11回 | 2時間 | 2分 | 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 | 1~20倍 | 1枚50円~999円 | 5コース | 120円 |
5位 | バイナリーオプション/IG証券 | 12回 | 2時間 | 2分 | 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/米ドル ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル 株価指数 エネルギー 貴金属 | 変動 | 0.1ロット | - | 79円 |
国内バイナリーオプション業者とは
国内バイナリーオプション業者とは
を言います。
日本には、バイナリーオプションを提供している会社(FX会社、証券会社)が10社~20社程度存在します。
日本人の投資家で、バイナリーオプションに興味を持つ方であれば、まず日本国内のバイナリーオプション業者に目を向けるはずです。
理由は
日本の国内バイナリーオプション業者は、「バイナリーオプション規制」を導入したため、
- 日本国内のバイナリーオプション業者の取引方法
- 外国(海外)のバイナリーオプション業者の取引方法
が、同じバイナリーオプションなのに「ほぼ別物」になってしまったからです。
取引方法が違うのですから、日本人投資家の中でも
- 「日本国内のバイナリーオプション業者でトレードをしたい。」
- 「海外のバイナリーオプション業者でトレードをしたい。」
という方に分かれるため、区別するために「国内バイナリーオプション業者」「海外バイナリーオプション業者」という分類にして、区別するようになったのです。
国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションの違いはこちら
バイナリーオプション規制とは
バイナリーオプションが「FXよりも勝ちやすい」「FXよりもわかりやすい」「すぐに結果が出る」ということとで、人気が高まってきたのが2011年です。バイナリーオプション人気の高まりと同時に社会問題化してしまったのが「バイナリーオプションの賭博性の高さ」です。
これを問題視した国内のバイナリーオプション業者は、国内バイナリーオプション業者(FX業者、証券会社)が会員となる金融先物取引業協会(金先協会)にバイナリーオプションワーキンググループを設けて、自主規制の在り方が検討されたのです。
2013年4月24日(水)
通貨(通貨指標)を原資産とする個人向け店頭バイナリーオプション取引にかかる自主規制の在り方(最終報告)
出典:金融先物取引業協会
2013年7月3日(水)
内閣府令が公布(公的規制が適用)
2013年11月30日(土)以降
取引停止
バイナリーオプションの自主規制の内容
- 判定時刻の間隔は2時間以上(1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回)
- ラダーオプション(判定レートが複数あるオプション取引)
- ペイアウト倍率は1,000円で固定(ペイアウト倍率が変動)
- レンジ外の取引(予想が当たっても、投資家が利益が出ないレンジ)の禁止
- 転売が可能に(売値と買値の提示)
- 投資前に知識確認テストへの合格が必要
などが導入されたのです。
それまで人気が出ていたバイナリーオプションの魅力というのは
- 予想が当たれば約2倍、外れれば0円というシンプルな2択
- エントリーしたら、30秒、数分後には結果が出る短期取引
だったのですが、これを国内バイナリーオプション業者は自主規制によって制限をかけたのです。
結果として
- 以前のシンプルな二択のバイナリーオプションを求める方 → 海外バイナリーオプション業者を利用
- 信頼性を重視して、規制後のバイナリーオプションで満足する方 → 国内のバイナリーオプション業者を利用
と二極化してしまったのです。
バイナリーオプションの仕組みはこちら
海外バイナリーオプションについて
国内バイナリーオプション業者の特徴
バイナリーオプションの取引の仕組み
- ペイアウト倍率は変動(ペイアウト額が1,000円(10,000円)に固定)
- 複数の判定レートから、購入額(1円~999円)と現在レートとの距離を見て、選択(ラダーオプション)
- 判定時刻は、最低2時間おき(1分~2分前までエントリー可能)
- 転売が可能
国内バイナリーオプション業者の取引可能商品
外国為替(メジャー通貨)
- 米ドル/円:USD/JPY
- ユーロ/円:EUR/JPY
- ポンド/円:GBP/JPY
- 豪ドル/円:AUD/JPY
- ユーロ/米ドル:EUR/USD
がメインです。
一部のバイナリーオプション業者(IG証券のみ)下記商品でトレード可能
株価指数
- 日本225(日経平均)
- ウォール街(ダウ平均)
- FTSE100(英)
- ドイツ30
- フランス40
- スペイン35
- オーストラリア200
- シンガポール優良株先物
- 香港HS株価指数
- インド50先物
- 中国A50株価指数先物
商品
- NY原油(WTI)先物
- NY金先物
- NY銀先物
国内バイナリーオプション業者によっては導入しているサービス・ツール
- 転売
- 未来予想(未来予測)チャート
- チャートのテクニカル分析ツール
- 損益結果レポート
国内バイナリーオプション業者比較はこちら
国内バイナリーオプション業者のメリット
メリットその1.信頼性が高い(金融庁への登録、全額信託保全)
国内バイナリーオプション業者は、ほぼすべての業者が「金融商品取引業者:財務省関東財務局」に登録して、サービスを提供しています。第一種金融商品取引業です。
第一種金融商品取引業の登録には
- 株式会社であること
- 最低資本金5,000万円
- 純財産額の規制あり
- 自己資本規制比率120%以上
- 国内に営業所または事務所があること
- 外国法人は国内の代表者が決まっていること
- 主要株主に関する要件あり(議決権保有割合、保有目的を内閣総理大臣に届けるなど)
という要件があり、2010年には「全額信託保全の義務化」が行われました。
また、決算が終了して3カ月以内に事業報告書を提出が必要になります。
メリットその2.税金が優遇されている
国内バイナリーオプションの税率
- 所得税:15%
- 住民税:5%
- 復興特別所得税:0.315%(平成39年末まで)
合計:20.315%
海外バイナリーオプションの税率
雑所得として、他の所得(給与所得など)と合算して
- 所得税:5%~45%
- 住民税:10%
合計:15%~55%
という違いがあります。
バイナリーオプション税金はこちら
メリットその3.ペイアウト倍率が高くなるケースがある
国内バイナリーオプション業者の取引方法では
- ペイアウト額が固定1,000円
- 購入額は、難易度に応じて1円~999円に変動
という仕組みですから
現在レートから離れたところの判定レートを選んだ場合
のです。
例:外為オプション
- 現在レート:121.295円
- 判定までの時間:1時間34分
- 判定レート:121.650円
- 「円安」を選択した場合の購入価格:49円
- ペイアウト:1,000円
- ペイアウト倍率:20.4倍
となります。
海外バイナリーオプション業者の場合は、ペイアウト倍率は1.6倍~2.4倍程度ですので、20倍を超えるペイアウト倍率というのはないのです。
当然、
ということを意味します。
メリットその4.入金出金の手続きが簡単
国内バイナリーオプション業者のメリットは、入金出金の手間やコストがないことです。
多くの国内バイナリーオプション業者では「クイック入金」に対応していますし、「出金できない」などのトラブルもほぼありません。
メリットその5.「アプリ」でトレード可能
国内バイナリーオプション業者の方が「スマホ対応」「アプリ対応」は、進んでいます。
海外バイナリーオプション業者の場合は「スマホ対応」はしてるものの、「アプリ対応」まではできていない業者が多く、一部の海外バイナリーオプション業者でしか「アプリでのトレード」ができないのです。
アプリ対応のバイナリーオプション業者一覧。海外業者・国内業者のバイナリーオプションアプリ徹底比較
国内バイナリーオプション業者のデメリット
デメリットその1.少しの値動きでも、約2倍のペイアウト倍率ではなくなった。
以前までのバイナリーオプションの特徴というのは
- 米ドル/円:100.315円 → 米ドル/円:100.316円
という、0.1pipsのわずかな価格変動でも
- 予想が当たれば、約2倍
- 予想が外れれば、0円
という「シンプルな2択」が人気になった理由であり、儲けやすい理由なのです。
価格変動が小さいレンジ相場でも、儲けやすかったですし、初心者でも、為替の方向だけを予想すれば良いので、予想が当たりやすかったのです。
しかし、バイナリーオプション規制によって、ペイアウト倍率が変動する仕組みになったため
と、ほとんど儲けがないのです。
先ほどのペイアウト倍率20倍の逆を選ぶと
例:外為オプション
- 現在レート:121.295円
- 判定までの時間:1時間34分
- 判定レート:121.650円
- 「円高」を選択した場合の購入価格:1,000円
- ペイアウト:1,000円
- ペイアウト倍率:1.0倍
と、利益がありません。
現在の国内バイナリーオプションの仕組みでは
- 予想を当てる難易度が低い → ペイアウト倍率が低い
- 予想を当てる難易度が高い → ペイアウト倍率が高い
と、予想の難易度とペイアウト倍率が連動してしまっているので、これでは、予想を当てた幅に応じて儲かる「FXトレード」と大差がないのです。
デメリットその2.トレード機会が確保できない
バイナリーオプション規制では「判定時刻は2時間置きに設けなければならない」という規制が導入されました。
例:外為オプション
月~金曜日の午前8:00~翌午前5:00
第1回号:8:00~11:00
第2回号:10:00~13:00
第3回号:12:00~15:00
第4回号:14:00~17:00
第5回号:16:00~19:00
第6回号:18:00~21:00
第7回号:20:00~23:00
第8回号:22:00~翌1:00
第9回号:0:00~翌3:00
第10回号:翌2:00~翌5:00
1つの通貨ペアの場合、1日10回しかトレード機会がないのです。
トレード機会が少なければ
- 安定したトレード手法を身に着けていても、利益が増えていかない
- 「時間内にトレードしなければならない」という心理的圧力によって、無駄な負けトレードをしてしまう
- トレードスキルを磨く経験を積みにくい
というデメリットが多く出てしまうのです。
しかも、エントリーから○分後という判定時刻であれば「テクニカル分析のサインが出たらトレード」という判断ができますが、あらかじめ判定時刻が決まってしまうと、「テクニカル分析のサインがタイミングよくでないとうまく機能しない」という問題も発生してしまいます。
まとめ
- トレード機会が確保できない
- 少しの値動きでも、約2倍のペイアウト倍率ではなくなった。
というデメリットが、多くの投資家が儲けにくい理由を生んでしまいました。
結果として
- 資産保全が確実
- 税金面の優遇がある
- 入金出金が容易
というメリット以上に投資家がデメリットを感じてしまったため、
多くの投資家が国内バイナリーオプションをあきらめて、海外バイナリーオプションに移行しているのです。